ソミナー

ソミナーは脳の働きをゆるやかにして、自然な眠気を促す作用があります。「なかなか寝つけない」「寝ようと思っても目が冴える」といった入眠の悩みに対して、睡眠導入を助ける市販薬として広く使用されています。抗ヒスタミン薬としての作用を利用し、一時的な不眠症状の改善に役立ちます。

多くの場合、服用してから30分ほどで眠気があらわれます。寝る少し前に飲むようにすると効果的です。服用して速やかに眠気が訪れるようになるので、用事などを済ませてから服用するようにしましょう。

ソミナーは主に入眠を助ける目的で作られており、中途覚醒を防ぐ作用も一部ありますが、夜中の覚醒が主な症状の場合は、そうしたタイプの不眠に有効な睡眠薬の使用が適しています。

他の睡眠薬との併用はお避け下さい。効果が強くなりすぎて副作用のリスクが上昇してしまいます。その結果、翌朝目覚めた後も眠気が残ってしまう可能性もあります。

ソミナーは就寝の30分前に1錠を服用します。夜間の睡眠をサポートする目的でのみ使用され、1日に1回を超えて飲まないようにしてください。眠気が続く可能性があるため、服用後は必ず横になれる状況で使うことが大切です。

いいえ、アルコールとの併用は避けるべきとされており、眠気や集中力の低下が強く出ることがあります。食後の制限はありませんが、空腹時の方が効果が早くあらわれる場合があります。

ソミナーは「一晩寝る時間が確保できるとき」にのみ使用すべきです。十分な睡眠時間が取れないと、翌日の眠気や注意力の低下につながるため注意してください。

多めに服用するのは厳禁です。効果が強くなるよりも副作用のリスクが高くなるため、多めに服用したりすることはせず、適切な用法用量を守ってご使用ください。

はい、ソミナーは作用が長く続くことがあり、翌朝も眠気やぼんやり感が残ることがあります。特に十分な睡眠時間を確保できないまま使用した場合、日中の集中力や反応速度に影響することがあるため、自動車の運転や機械の操作は避けるべきです。

はい、高齢者では薬の影響が強く出ることがあり、転倒や混乱を招くおそれがあります。年齢に応じて慎重に使用し、できるだけ短期間で使うことが推奨されます。

抗うつ薬や抗不安薬、アルコールなどと一緒に使うと、眠気や呼吸抑制が強くなることがあります。併用薬がある場合は必ず併用しても問題がないかを適切に把握した上で服用するようにしてください。

口の渇きや便秘、頭痛などが起こることがあります。まれに皮膚の発疹やアレルギー症状が出ることもあるため、気になる症状があればすぐに服用をやめて医療機関を受診するようにしてください。