エブラ（避妊パッチ）

高まりません。過剰に使うことで吐き気や嘔吐などの副作用を引き起こす可能性が高まってしまうので、適切な方法で使用するようにしてください。

エブラの避妊率は99%程度となっています。そのため、低用量ピルなどと避妊率に大きな違いはありません。適切に使用することでほぼ確実な避妊ができるようになっています。

適切な使用をしていなかったり、使用する方の体重が90kg以上の場合は効果が下がることがあります。確かな避妊効果を得るには適切に使用するようにしてください。また、90kg以上の方は別の避妊法を検討するようにしましょう。

生理が始まった日から使う場合、使った日から避妊効果があらわれます。それ以外のタイミングで使用を始めた場合は7日後から避妊効果があらわれるため、それまでは他の避妊法を併用する必要があります。

エブラを使う基本的なタイミングは生理が始まった日です。生理開始後の最初の日曜日から使用するといった方法もできます。ただし、使用し始めるタイミングで避妊効果が出るタイミングも違う点には注意しましょう。

問題があります。休薬期間が8日以上になってしまうと避妊効果が失われたり、排卵リスクが増えたりします。そのため、確かな避妊効果を期待する場合は適切な使用方法を守ってお使いください。

体内に成分が浸透しやすい胸以外の上半身、下腹部、お尻へ貼付します。これら以外の場所へ貼り付けてしまうと成分の吸収が十分ではなくなってしまう可能性があるため、貼り付ける場所には注意してください。

剥がれてから24時間以内であれば、剥がれたパッチを貼りなおしてください。そうすることで避妊効果は維持されます。ただし、24時間以上剥がれていた場合は、新しいパッチを貼ってから新しいサイクルを開始してください。

頭痛や吐き気、乳房の症状や貼付部位の症状が主な副作用です。また、重篤な副作用として心血管障害や脳卒中なども報告があります。重篤な副作用の症状がみられた場合は速やかに医療機関を受診してください。

35歳以上の喫煙習慣がある女性やBMIが30 kg/m²以上の女性は禁忌となっています。他にも乳がんなどの女性ホルモン感受性がんの方の使用もできません。禁忌となる人は多いので、使用前に自身が使えるか確認しておくようにしましょう。

フェニトインやカルバマゼピンなどのCYP3A4誘導薬やリトナビルなどのHIV プロテアーゼ阻害剤との併用には注意が必要です。他にも多数の併用に注意が必要な治療薬があるので、他の薬を使っている場合は事前に確認するようにしましょう。

使用を中止することで再び妊娠は可能になります。エブラは使用中止で妊娠が可能となるため、望まない妊娠を避けるためには非常に有効な手法となっています。