ザジテン点眼液

点眼後数分から1時間以内にかゆみが軽減することが多いです。また、かゆみの症状が強いような場合であっても、継続して使用することで次第に症状を改善していくといったことが可能です。

目のかゆみや涙目、異物感などの症状に効果があります。アレルギー性結膜炎によるさまざまな症状に対して効果を発揮します。これはアレルギー症状の原因となるヒスタミンの作用を抑えるためです。

ザジテン点眼液には充血を抑える作用はありません。しかし、アレルギー性のかゆみや炎症によって引き起こされている充血を抑えることは可能です。アレルギー症状から出る充血には間接的な効果に期待できます​。

ザジテン点眼液は感染性角膜炎には効果がありません。こちらはアレルギー性結膜炎の治療薬であり、アレルギー症状に対してのみ有効です。そのため、細菌性角膜炎の治療に用いたりすることはしないでください。

通常、1日4回（朝・昼・夕方・就寝前）点眼します。1回あたりの点眼量は1～2滴となっているため、1日最大8滴の点眼が必要です。点眼の間隔をできるだけ均等に保つことで、体内の有効成分濃度を一定に保つことができるため、より高い効果に期待できるようになります。

点眼直後に目を強くこすると薬剤が流れ出てしまうため、軽くまばたきする程度に留めましょう​。

使えません。点眼液がコンタクトレンズを変色させてしまう可能性があります。そのため、ザジテン点眼液の使用前に外してから点眼し、15分以上経過してから装着するようにしてください。

多く点眼しても効果は高まらず、むしろ副作用リスクが増える可能性があります​。そのため、効果を高めようと過剰に点眼したりすることはしないでください。

点眼時の刺激感（しみる感じ）、眼瞼炎、軽度の眠気などが報告されています。通常は軽微で一過性です​。しかし、長期に渡って症状が改善しない場合はすみやかに医療機関を受診してください。

眠気が強い場合は運転を控え、症状が続くなら医師に相談しましょう​。眠気がある状態での運転や高所作業などは事故などにつながる可能性が高いため、自身は大丈夫といったようなことは考えず、避けるようにしましょう。

まれに一時的な刺激で充血が悪化することがあります。症状が続く場合は、医師の診察を受けてください​

過敏症状である可能性があるため、できる限りすみやかに医療機関を受診するようにしてください。過敏症状でなければ大きな問題はありませんが、過敏症状の場合はさらに大きな問題につながる可能性もあるため、速やかに対処してください。