トリキュラーと他のピルを比較!トリキュラーから切り替えることはできる?
トリキュラーを飲んでいる時にコスパや副作用などを考えた時、他のピルへの切り替えを検討される方は少なくありません。
こちらのページでは、そんなさまざまな種類のピルについて詳しく紹介します。
目次 [表示]
トリキュラーから切り替える時の目的別おすすめピル一覧
トリキュラーからの切り替えを検討している方に向け、それぞれのケースごとにおすすめのピルを紹介します。
目的 | おすすめのピル |
---|---|
ジェネリックで安価に済ませたい | オブラル-L、レベレッテ、ラベルフィーユ |
日本製の低用量ピルを選びたい | アンジュ、ラベルフィーユ |
飲む順番など煩わしくないのが良い | マーベロン、ファボワール |
ニキビなどの肌トラブルを優先したい | マーベロン、ダイアン35、ジネット35 |
PMSの改善を優先したい | ヤーズ、マイラン、クリザンタ |
血栓症のリスクが低いのが良い | セラゼッタ |
トリキュラーだけでなく、その他のピルにもさまざまなメリットがあるため、目的に合わせて選びましょう!
トリキュラーと同様の効果を持つジェネリックには何がある?
トリキュラーと同一の成分を持つ低用量ピルとしては、日本ではアンジュ(あすか製薬)やジェネリック医薬品のラベルフィーユ(富士製薬)などが製造・販売されています。
飲み方もトリキュラーと同じなので、スムーズな切り替えができるでしょう。
また、海外ではオブラル-Lやレベレッテなど多数のトリキュラーのジェネリックが製造・販売されています。
上のラベルフィーユも含め、ジェネリックは安価に購入できるのがメリット!コスパを重視したい方は、これらのジェネリックを選んでみてはいかがでしょうか。
トリキュラーは飲む順番が煩わしいと感じる方にオススメな一相性のピル
そもそもトリキュラーは1シートに21錠入っていますが、赤6錠、白5錠、黄10錠の成分量がそれぞれ異なります。
より自然なホルモンバランスの変化に合わせるためであり、体に慣れやすいというメリットがあります。
しかし、赤→白→黄という順序を間違えると不正出血が起きるなど、人によってはわずらわしいと感じることもあるでしょう……。
そのような方には、1シートにおさめられた錠剤の成分量がすべて同一のマーベロン、ファボワールといったピルをおすすめします。
ニキビなどの肌トラブルの改善にも期待できる一石二鳥のピル
避妊だけでなく、ニキビなどの肌トラブルに対する改善効果にも期待できる低用量ピルとして、マーベロンやダイアン35、ジネット35などが挙げられます。
中でも、ダイアン35とジネット35はエチニルエストラジオールとともに酢酸シプロテロンを有効成分としているのがポイントです。
酢酸シプロテロンは、皮脂を生み出すアンドロゲンというホルモンを抑制し、過剰な皮脂の分泌を防ぐ働きがあります。
そもそもニキビは「皮脂の過剰分泌→アクネ菌が繁殖」という流れで発生しますが、ダイアン35やジネット35を使用することで、ニキビのおおもとから防ぐことができるのです!
避妊と一緒にPMSの改善を目指せるピルもある
避妊よりもPMSの改善を優先したい方には、ヤーズやマイラン、クリザンタといった種類の超低用量ピルがおすすめです。
ホルモンバランスの変動をできる限り抑え、PMSのつらい症状を抑えることができます。
ちなみに、日本では「超低用量ピル=避妊薬として承認されていない」という現状がある(※)ものの、海外では経口避妊薬として一般的に活用されています。
(※たとえば、ヤーズは日本において月経困難症治療薬として承認されています)
血栓症のリスクが怖い…そんな時に使えるミニピル
トリキュラーを使用するうえで怖いのは、血栓症のリスクがあることです。
特に、喫煙者や高血圧など、もともと血栓症になりやすい傾向にある方は注意が必要とされています。
ただし、そのような方もセラゼッタ(ミニピル)を使用することで血栓症リスクを下げることができます。
そもそもトリキュラーによる血栓症リスクは、有効成分のひとつエチニルエストラジオールが高める(※)とされていますが、セラゼッタはエチニルエストラジオールが含まれていません。
(※血栓症リスクは「服用していない人に比べてわずかに上がる」という程度です)
そのため、血栓症リスクが不安な方はセラゼッタへの切り替えを検討してみることをおすすめします!
トリキュラーを服用している時にアフターピルは併用できる?
・トリキュラーを飲み忘れた
・トリキュラーの順番を間違えて飲んだ
そんなときに性行為をすると妊娠リスクが上がってしまいますが、アフターピルを併用すればリスクを下げることが可能です!
トリキュラーを常用しているときでもアフターピルは効果を発揮するので、安心して使って大丈夫です。
アフターピル服用後の注意点とトリキュラー再開のタイミング
アフターピルは、性行為から72時間以内に飲むのが鉄則です!
また、アフターピルの服用後1週間程度で起こる消退出血が避妊成功のサインとされており、個人差を考慮しても3週間以内に出血があれば成功しているといえますが、もし出血がない場合は医師の診察を受けてみることをおすすめします。
トリキュラーは、アフターピルを飲んだ翌日から再開することができます。
ただし、再開から7日間は避妊成功率が下がるため、性行為の際はコンドームの使用をおすすめします。
トリキュラーに満足していないなら、他の選択肢を知ることから
あらためて、トリキュラーからその他のピルに切り替えるためのポイントをまとめてみましょう。
- トリキュラーから切り替えられるピルの種類は豊富!
- 「コスパ重視」「ニキビやPMSを改善したい」など、目的ごとにピルを選ぶことができる
- トリキュラーの飲み忘れなどがあったときはアフターピルの併用が可能
- アフターピルを飲んだ翌日からトリキュラーを再開できる
トリキュラーを服用しているものの、コスパや副作用が気になる……そんな場合、その他のピルを検討するのもひとつの方法です。
現在ではジェネリックをはじめ、さまざまな種類のピルがあります。
避妊以外の効果に期待できるものも多く、自身の目的に合った種類を選ぶことができます。
また、トリキュラーの飲み忘れなどがあった場合のアフターピルの使用も可能となっているので、自身の状況や目的に合わせて上手にピルを選びましょう。