レボフロックスを安全に服用するために知っておくべき注意点!

レボフロックスを安全に服用するために知っておくべき注意点!レボフロックスは、細菌感染症の治療に使用される抗菌薬ですが、安全に服用するためにはいくつかの注意点があります。
こちらのページでは、そんなレボフロックスの服用時の注意点について詳しく解説します。

 

レボフロックスの服用には、いくつかの注意点がある

医者レボフロックスは、誰でも安全に使えるわけではありません。
飲んではいけない人、注意が必要な人がいるため、事前に確認することが重要です。

 

レボフロックスを飲んではいけない人とは?

レボフロックスの有効成分レボフロキサシンの添付文書によると、以下に該当する人は「禁忌」つまり「飲んではいけない」と指定されています。

  • オフロキサシンに対してアレルギーを起こしたことがある人
  • 妊婦又は妊娠している可能性のある女性(炭疽等の重篤な疾患以外)
  • 小児

 

 

何故、妊娠中は服用できないのか

妊娠中の服用が禁忌となっているのは、動物実験で悪影響が確認されているためです。
添付文書には、下記の記載があります。
「動物実験(ラット)で胎児器官形成期の投与において、胚・胎児死亡率の増加、化骨遅延等の発育抑制作用及び骨格変異出現率の増加が認められている。」

  • 胎内の赤ちゃんが死亡する可能性がある
  • 赤ちゃんの骨格がうまく形成されない可能性がある

上記の理由で、妊娠中の服用は禁忌となっているわけです。
例外として、早期治療が欠かせない炭疽などの重篤な疾患の場合、医師が判断して投与する場合もあります。
ただし、あくまでも医師の判断によるものなので、自己判断は厳禁です。

参考元:医療用医薬品:クラビット

 

授乳中の服用にも注意が必要

妊娠中、または妊娠の可能性がある場合にレボフロックスを飲むのは厳禁ですが、赤ちゃんを産んだあとは症状に応じて服用できます。
ただし、レボフロックスの服用中、授乳はしないことが望ましいとされています。
レボフロキサシンの添付文書によると、「ヒト乳汁へ移行すること」が報告されているためです。
赤ちゃんを含む小児に対し、レボフロキサシンは禁忌となっているため、注意しましょう。
 

 

高齢者の服用は要注意

高齢の方が服用する場合も、注意が必要です。
レボフロックスの有効成分レボフロキサシンは、主に腎臓で排泄されますが、高齢者は腎機能が低下しているケースが多いため、うまく排泄されない可能性があります。
レボフロキサシンの添付文書には、「高い血中濃度が持続するおそれがある」との記述があります。
また、高齢者が服用すると、腱断裂などの腱障害があらわれやすいとの報告もあります。
高齢の方が服用する場合、事前に医師に相談して服用量や服用間隔などを決めましょう。

 

レボフロックスの服用に注意が必要な方は他にもいろいろ

授乳中の方や高齢の方以外にも、以下の方は注意が必要です。

  • てんかん等の痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある方
  • 重篤な心疾患(不整脈、虚血性心疾患等)の方
  • 腎機能障害の方

該当する場合は、事前に服用しても問題がないか医師に確認しましょう。

 

レボフロックスと一緒に摂取してはいけないものとは?

牛乳レボフロックスは食べ物や飲み物、他の薬と相互作用を起こすことがあります。
特に、以下のものには注意しましょう。

 

牛乳や乳製品と一緒に飲んではいけない理由

牛乳や乳製品に豊富に含まれるカルシウムが、レボフロックスの吸収を阻害する可能性があります。
たとえば、レボフロックスを飲むときに水やぬるま湯ではなく牛乳を使うと、効果がうまくあらわれない可能性があるわけです。
ちなみに、牛乳や乳製品をレボフロックスと一緒に口にすることはできませんが、前後2~3時間の間隔を空ければ大丈夫です。
 

 

アルコールと併用するとどうなる? 影響とリスク

レボフロキサシンの添付文書には、アルコールに関する記載はありません。
レボフロックスを服用した日に飲酒するなどは、特に禁止されていません。
ただし一般論でいえば、「レボフロックスを服用する=感染症の治療をする」という場合、飲酒は積極的におすすめできるものではありません。
アルコールを摂取すると余計な体力を消費しますし、睡眠の質も下がります。
特に、過度な飲酒は避けるべきといえるでしょう。
 

 

過剰摂取は危険?服用量を守らないとどうなる?

レボフロックスは、用法用量を守って飲むことが大切です。
過剰摂取をした場合、次のような症状があらわれる可能性があります。

  • 錯乱、めまい、意識障害、けいれん発作など(中枢神経系症状)
  • 粘膜びらんなど(消化管症状)

過剰に服用してしまった場合には、速やかに医師に相談しましょう。
医師に適切な対処をしてもらうことで、問題を最小限に抑えることが可能です。

 

他の薬と一緒に飲んでも大丈夫?

ストップレボフロックスには、一緒に飲んではいけない併用禁忌薬はありません。
ただし、併用に注意しなければならない併用注意薬は複数あります。

これらの薬と併用すると、けいれんを起こしたり、レボフロックスの作用が弱くなったりするおそれがあります。
上記の他にもいくつかあるため、他の医薬品を服用している場合は事前に医師に相談しましょう。
 


 

 

まとめ|レボフロックスの注意点を把握して安心安全に使おう

レボフロックスを安全に服用するために、以下の点を押さえておきましょう。

  • 妊娠中の服用は禁忌
  • 授乳中の方や高齢者は慎重に使用
  • 牛乳・乳製品との併用は避ける
  • 併用する薬にも注意が必要

レボフロックスはさまざまな感染症に対して効果的ですが、飲んではいけない人や、併用を避けるべきものなどがあるため、注意が必要です。
レボフロックスを飲むときは、自分が該当していないか事前に確認しましょう!