トリキュラーでの避妊は効果が高い?トリキュラーの持つ避妊効果を解説します
現在、低用量ピルとして幅広く活用されているトリキュラーの避妊効果は、何%くらいあるのでしょうか?
こちらのページでは、トリキュラーの避妊率や、正しく効果を得るための飲み方などについて解説します。
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ほぼ100%の避妊率を誇る
トリキュラーを適切に服用した場合の避妊率は、ほぼ100%です。
実際に行われた国内第Ⅲ相臨床試験では、924例13,862周期中、妊娠したのは飲み忘れによる4例のみという結果が出ています。
ほぼ確実な避妊効果を持つ一方、飲み忘れによって妊娠のリスクがある点には注意が必要です。
トリキュラーの服用方法は?
トリキュラーの服用方法は、生理の開始日から1錠目を飲み始める「Day1スタート」が基本です。
その他、生理開始後の最初の日曜日から飲み始める「Sundayスタート」という方法もあります。
この飲み方であれば、休薬期間開始2日後あたりに起きる消退出血が週末までに終わるため、週末は出血に悩むことがありません。
飲み方で避妊効果に変化はある?
トリキュラーを服用するにあたり、「Day1スタート」と「Sundayスタート」では避妊効果に違いはあるのでしょうか?
実は、避妊効果に違いはありません。
いずれの方法でも、ほぼ100%の避妊効果を得ることができます。
ただし、避妊効果が何日目からあらわれるかが異なります。
避妊効果は何日目からあらわれる?
トリキュラーをDay1スタートで飲み始めた場合、当日から避妊効果があらわれるとされています。
一方、Sundayスタートで飲み始めた場合、避妊効果は8日目以降にあらわれます。
そのため、それまでの7日間(1週間)は他の避妊方法を併用する必要があります。
いずれの方法でも8日目以降には効果があらわれるため、避妊効果がいつから出るか迷った時は飲み始めから8日目に効果が出ると考えておくと確実です。
トリキュラーの効果がない時は別の対策を使おう
Sundayスタートでトリキュラーを服用した場合、飲み始めから1週間は確実な避妊効果を得られません。
その間に避妊したい場合は、トリキュラーではなくコンドームなど他の避妊方法を用いましょう。
トリキュラー28とトリキュラー21で避妊効果は違う?
トリキュラーにはトリキュラー28とトリキュラー21があり、1シートの錠数が異なります。
トリキュラー28には、トリキュラー21錠に加えて偽薬7錠がプラスされています。
2種類の違いは偽薬の有無のみであり、避妊率に違いはありません。
どちらのトリキュラーでも、適切に服用することでほぼ100%の避妊効果を得られます。
まとめ
トリキュラーの避妊効果に関するポイントは、以下の3点です。
- トリキュラーの避妊効果はほぼ100%
- 効果が出るタイミングは飲み方によって異なる
- Sundayスタートの場合、飲み始めの1週間は他の避妊方法を選ぶ
トリキュラーを使えば、ほぼ確実に避妊効果を得られますが、「Day1スタート」「Sundayスタート」というそれぞれの服用方法により、避妊効果があらわれるタイミングは異なります。
そのため、Sundayスタートを選ぶ場合、避妊効果があらわれるまではコンドームなど別の避妊方法を併用することが不可欠です。