不眠症におすすめの漢方薬をご紹介!選び方についても解説

不眠症におすすめの漢方薬をご紹介!選び方についても解説漢方薬は不眠症の改善に有効だと聞いたことがある人は多いでしょう。

しかし、具体的にどの漢方薬が不眠に効くのか分からない人は多いです。

複数の生薬が含まれている漢方薬は、自身に症状に合ったものを選ばなければ効果がありません。

 

そこで今回は、不眠症におすすめの漢方薬を5つご紹介します。

また、漢方薬を選ぶ際の注意点についても解説するため、不眠症に悩む人は参考にしてください。

 

不眠症におすすめの漢方薬

不眠症の改善におすすめの漢方薬は以下の通りです。

  • 加味逍遙散(かみしょうようさん)
  • 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
  • 桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
  • 加味帰脾湯 (かみひきひとう)
  • 抑肝散加陳皮半夏 (よくかんさんかちんぴはんげ)

まずは、それぞれの漢方薬の効果について解説します。

 

加味逍遙散(かみしょうようさん)

加味逍遙散は、10種類の生薬成分が含まれた漢方薬です。

ホルモンのバランスが乱れることによって引き起こされるさまざまな症状に効果を発揮します。

加味逍遙散の漢方薬には、以下のような効果に期待できます。

  • 月経や更年期などによるイライラ・不安感の改善
  • 不眠症の改善
  • 冷え性・疲労感・月経不順などの解消

加味逍遙散に含まれる成分は、月経や更年期などにより些細なことでイライラしたり、焦り・不安が止まらなくなったりなどを改善するのに効果的です。

 

「考えごとによって眠れない」という人にも効果があります。

月経や更年期によりリラックスできず寝られないという人は、加味逍遙散を試してみるとよいでしょう。

さらに、冷え性や疲労感、月経不順などにも効果的です。

ただし、発疹やかゆみ、吐き気などの副作用が起きる可能性もあります。

使用によってこれらの症状が起きた場合は、使用をやめたほうがよいでしょう。

参考元:ツムラ漢方加味逍遙散エキス顆粒

 

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

柴胡加竜骨牡蠣湯は、11種類の生薬成分が含まれている漢方薬です。

体の炎症や機能の亢進状態を鎮める成分、気持ちを落ち着かせる成分などさまざまな生薬成分が含まれています。

柴胡加竜骨牡蛎湯の効果は以下の通りです。

  • 高血圧・動脈硬化に伴う症状の改善
  • 不眠症の改善

柴胡加竜骨牡蛎湯には、高血圧や動脈硬化に伴う症状の改善する効果があります。

ほかにも不眠症や精神面が原因の動悸・性的機能などの改善に効果的です。

ただし、柴胡加竜骨牡蛎湯には発疹や蕁麻疹などの副作用が起きる可能性もあります。

ほかにも食欲不振や腹痛、下痢などもあるため、こうした副作用が起きたら服用をやめましょう。

参考元:柴胡加竜骨牡蛎湯の効果・作用・副作用

 

桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)

桂枝加竜骨牡蛎湯は、穏やかな発汗・発散作用がある成分や気分を落ち着かせる成分など7種類の生薬成分が含まれた漢方薬です。

桂枝加竜骨牡蛎湯には、以下のような効果があります。

  • 神経症の改善
  • 不眠症の改善
  • 夜尿症の改善

桂枝加竜骨牡蛎湯は、イライラや不安などの神経症や不眠症を改善する効果があります。

夜の寝ている間におねしょをしてしまう夜尿症の改善にも効果的です。

しかし、発疹やかゆみ、胃の不快感、食欲不振、吐き気などの副作用が起きる可能性もあります。

参考元:桂枝加竜骨牡蛎湯

 

加味帰脾湯 (かみひきひとう)

加味帰脾湯は、14種類の生薬成分が含まれた漢方薬です。

胃腸を丈夫にする生薬や滋養強壮作用のある生薬、さらには気分を落ち着かせる生薬などが含まれています。

加味帰脾湯の効果は以下の通りです。

  • 貧血症状の改善
  • 不眠症の改善

加味帰脾湯は、胃腸を丈夫にして貧血症状を改善する効果があります。

さらに、不安・緊張・イライラなどを鎮めて寝つきがよくするためことにも効果的です。

しかし、ほかの漢方薬と同様に発疹やかゆみ、胃の不快感、食欲不振、吐き気、下痢などの副作用が起きる可能性がある点に注意しましょう。

参考元:加味帰脾湯(かみきひとう)

 

抑肝散加陳皮半夏 (よくかんさんかちんぴはんげ)

抑肝散加陳皮半夏は、9種類の生薬成分が含まれている漢方薬です。

筋肉の緊張を緩める生薬や脳循環をよくする生薬、水分循環を改善する生薬などが含まれています。

抑肝散加陳皮半夏の効果は以下の通りです。

  • 筋肉のこわばり・つっぱりを改善する
  • 吐き気・食欲不振を改善する

抑肝散加陳皮半夏は、筋肉のこわばりやつっぱりを改善する効果があります。

これは、イライラや不眠などの症状や手の震え、けいれん、子どもの夜泣きなどの改善に効果的です。

さらに吐き気や食欲不振を改善する効果にも期待できます。

しかし、胃の不快感や吐き気、下痢などの副作用も起きる可能性があるため、注意しましょう。

参考元:抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)

 

不眠症によい漢方薬の選び方

不眠症によい漢方薬を選ぶ際には、いくつかのポイントを押さえる必要があります。

ここからは、不眠症によい漢方薬の選び方についてみていきましょう。

 

有効成分を確認したうえで選ぶ

有効成分とは、漢方薬でいうと生薬と呼ばれています。

漢方薬に含まれる生薬成分は、漢方薬の種類によって異なるため、自身の症状に合ったものを選ぶことが大切です。

 

また、漢方薬は不眠に対して直接的に効果があるわけでありません。

漢方薬による不眠の改善は、気のめぐりの改善により間接的に不眠症の改善を手助けするものが多いです。

そのため、自身が不眠となっている原因に効果がある漢方薬を選ぶ必要があるでしょう。

 

継続できるものを選ぶ

漢方薬による効果を得るためには、継続して飲むことが大切です。

そのため、継続できる漢方薬を選びましょう。

継続しやすい漢方薬選びのポイントは「飲みやすさ」と「購入のしやすさ」の2つを比較することです。

 

たとえば、漢方薬は錠剤タイプや粉タイプなどの複数のタイプあります。

そのなかで自身が飲みやすいと感じた漢方薬を選びましょう。

また、漢方薬の種類によって費用も異なるため、購入し続けられるのかも重要なポイントです。

 

不眠以外にも効果があるものを選ぶ

漢方薬には、複数の生薬が含まれているため、さまざまな効果に期待できます。

そのため、不眠症の改善以外にも効果がある漢方薬を選びましょう。

 

たとえば、不眠症に加えて、冷え性や虚弱体質、月経不順、神経症、貧血などを改善できる生薬が含まれる漢方薬を選べば、お得に感じます。

このように、不眠症の改善以外にどのような効果があったらうれしいのかも考えながら選ぶとよいでしょう。

 

漢方薬が不眠症に効かない場合は睡眠薬のほうがよい

先述した通り、漢方薬は不眠症の原因となる部分を改善することで、不眠症改善につながるのが特徴です。

たとえば、イライラにより眠れない場合は、イライラを解消する漢方薬を摂取します。

 

一方で、睡眠薬は直接的に眠りを誘発する効果を持ちます。

そのため、漢方薬で不眠症が改善されない場合は、睡眠薬を使用することをおすすめします。

睡眠薬と漢方薬を併用して、睡眠薬の量を減らすといった工夫しながら摂取しましょう。

参考元:【薬剤師が解説】不眠におすすめの漢方はどれ?6選を紹介

 

まとめ

漢方薬
漢方薬は、イライラや不安などの不眠症の原因を解消するのに効果的です。

不眠症の原因が解消されることで、不眠症の改善にもつながります。

また、不眠症には、加味逍遙散や柴胡加竜骨牡蠣湯、桂枝加竜骨牡蛎湯、加味帰脾湯、抑肝散加陳皮半夏などの漢方薬がおすすめです。

 

漢方薬を選ぶ際は、有効成分や不眠症以外の効果を確認し、継続して使用できるものを選びましょう。

ただし、漢方薬で不眠症が改善されない場合は、睡眠薬の併用なども検討するべきです。

不眠症に悩んでいる人は、この記事を参考に生活のなかに漢方薬を取り入れてみてはいかがでしょうか。