ザガーロの正しい服用方法とは?服用中の注意点や服用してはいけない人まで徹底的に解説します!

ザガーロの正しい服用方法とは?服用中の注意点や服用してはいけない人まで徹底的に解説します!
AGAを改善するためのAGA治療薬のひとつザガーロの使用を検討している方は少なくないかと思います。

ですが、どのように服用するのかといったことや、注意点などが分からず服用への一歩を踏み出せない方もいらっしゃるでしょう。

そこで、こちらのページではAGA治療薬であるザガーロについて、正しい服用方法から注意点や服用してはいけない人などについて徹底的に解説していきます。

ザガーロの使用を検討されている方は是非、参考にしてください。

 

ザガーロの正しい服用方法

薬を飲む男性

ザガーロを使ったAGA治療において、絶対に知っておくべきなのが服用方法です。

これはAGA治療に限らずどういった治療でもいえることですが、治療薬は適切に服用しなければ十分な効果を得ることができませんし、副作用などのリスクが高まってしまうこともあります。

そのため、まずは適切な服用方法を把握するようにしましょう。

 

ザガーロの服用量

ザガーロの服用量は1回0.1mgとなっています。

ですが、必要に応じて1回0.5mgまで適宜増量することが可能となっています。

錠剤タイプの場合であれば0.5mgのものを分割して服用することが可能ですが、ザガーロと同じデュタステリドを配合したジェネリック医薬品の中にはカプセル剤のデュタス(カプセル)などがあります。

カプセル剤の場合は分割して服用することができないので、ジェネリックの使用を検討している場合には注意が必要です。

 

ザガーロの服用間隔

ザガーロは1日1回の服用を毎日継続してAGAを改善します。

1日1回の服用が必要ですが、23時30分に服用して40分後の0時10分に服用するみたいなことは推奨されません。

基本的には24時間間隔で毎日決まった時間やタイミングで服用することが推奨されています。

そうすることによって、ザガーロの有効成分の血中濃度を一定に保ち続けることができ、効率的に薄毛の改善を目指すことができます。

 

ザガーロの服用タイミング

ザガーロを服用するタイミングの指定はありません。

そのため、自身が好きなタイミングに服用することができるようになっています。

そのため、日常生活の生活サイクルの中に取り入れやすいタイミングで服用するようにしましょう。

 

ザガーロは食事の影響を受けないの?

ザガーロは服用のタイミングに関する指定がないので食前、食後どちらに服用して問題ありません。

実際に行われた臨床では食前に服用した方が食後に服用した場合と比べて血中濃度が高くなったという結果が出ていますが、効果に影響する程の違いではないので食事を気にせず好きなタイミングで服用できます。

 

ザガーロを服用することができない人(禁忌)

AGA治療薬であるザガーロですが、薄毛を改善したい人であれば誰でも服用できるというものではありません。

服用できる方と服用することができない方というのがあるため、ザガーロを用いて薄毛改善を考えている方は事前に自身が服用できるかどうかを確認しておくことが大切です。

参考元:医療用医薬品 : ザガーロ

 

20歳未満の方

ザガーロの服用が禁忌とされている方として小児が指定されています。

これは、20歳未満での安全性や有効性が確立されていないことが理由となっています。

そのため、20歳未満の方はザガーロ以外の育毛サプリなどを使って薄毛の改善を目指すようにしましょう。

 

妊娠中の方・授乳中の方

ザガーロは男性ホルモンに作用する5αリダクターゼに働きかけジヒドロテストステロンが作られるのを抑制します。

ジヒドロテストステロンは胎児の性器形成などに影響するため、妊娠されている方が服用した場合、胎児に影響が出てしまいます。

出産後に服用した場合、母乳にザガーロの有効成分が移行してしまう可能性も考えられるので、授乳中の方の使用も禁忌となっています。

また、ザガーロの有効成分は触れるだけで皮膚から吸収されてしまうので、服用するだけでなく触れることも禁忌となっています。

 

5α還元酵素阻害薬に過敏性の既往歴がある方

ザガーロの有効成分であるデュタステリドは5αリダクターゼと呼ばれる酵素の働きを抑制します。

そのため、デュタステリドに対してアレルギーの既往歴がある方が服用した場合、アナフィラキシーなどの重篤な副作用があらわれる可能性があるため使用は禁忌となっています。

また、デュタステリド以外にも5αリダクターゼに作用する治療薬はプロペシアに配合されているフィナステリドも5αリダクターゼの作用を抑制するため、プロペシアを服用してアレルギーが出た人の使用も禁忌となっています。

 

重度の肝機能障害の方

ザガーロは重度の肝機能障害がある方の服用は禁忌となっています。

これは、ザガーロの有効成分が肝臓で代謝されるためです。

肝機能障害の程度については「Child-Pugh 分類」でGradeCに分類される方となっています。

ですが、GradeBなどでも服用には注意が必要になるため、事前にかかりつけの病院などでザガーロの服用をしても問題がないかといった相談をした上で判断するようにしましょう。

参考元:肝硬変の分類 – 肝臓の病気

 

ザガーロの併用禁忌薬と併用注意薬

ザガーロは服用してはいけない人が指定されていますが、服用する前に把握しておくことはそれだけではありません。

他の薬との飲み合わせについても把握しておく必要があります。

そこで、ここからはザガーロの併用禁忌薬や併用注意薬について紹介していきたいと思います。

 

ザガーロに併用禁忌薬はない

ザガーロは飲み合わせが悪く併用が禁忌となっている併用禁忌薬はありません。

そのため、どのような治療薬を服用していても、ザガーロの服用は可能であるといえます。

ですが、次に紹介する併用注意薬として、さまざまな治療薬が指定されています。

参考元:医療用医薬品 : ザガーロ

 

ザガーロの併用注意薬は多岐にわたる

AGA治療薬であるザガーロは併用に注意が必要な併用注意薬が指定されています。

それが「CYP3A4阻害作用を有する薬剤」になります。

このCYP3A4阻害作用には、抗真菌剤のイトリゾールやジフルカン、うつ病治療に使われるSSRIのデプロメール、閉経後乳癌治療剤のアリミデックスなどがあります。

上記以外にも多数の治療薬が併用注意薬に該当するため、既に別の治療薬を服用している場合はかかりつけの医師に服用の可否を相談しましょう。

参考元:商品一覧 : CYP3A4阻害薬

 

ザガーロの副作用を把握しておく

ザガーロは医薬品成分を配合した処方箋医薬品であるため、副作用のリスクがあります。

高価の弱い一般医薬品とは違い、医師の処方箋が必要となる治療薬であるため、事前に副作用などについても適切に把握した上で、服用するようにしましょう。

 

比較的軽い副作用

ザガーロを服用した場合、あらわれる副作用の中でも比較的軽い症状なのが頭痛や腹痛(下痢)、めまいなどがあげられます。

症状自体も命に関わったりするようなこともないですし、基本的には時間の経過とともに改善します。

また、発生する可能性は高いものでも1%未満となっており、あらわれる可能性自体も極めて稀です。

 

重い副作用

ザガーロは軽い副作用の他に重い副作用もいくつか報告されています。

報告がある副作用の中でっも、重篤な副作用として報告がある肝機能障害や黄疸です。

この副作用は放置してしまうと命に関わる可能性もあるため特に注意が必要です。

その他に、男性機能障害の副作用が1%以上であらわれています。

この副作用は命に関わるといったことはありませんが、男性の尊厳にかかわったり、パートナーとの関係にひびが入ってしまう原因にもなってしまうため、事前に把握した上で服用することが大切です。

参考元:医療用医薬品 : ザガーロ

 

ザガーロの服用中の注意点

注意点を教える男性の医者

AGA治療薬のザガーロについて、併用禁忌や併用注意、副作用などについて紹介してきました。

ですが、ザガーロを服用する場合には、服用中の注意点についても把握しておくことが重要です。

ザガーロの服用が意外な支障になる場合があるため、把握しておくようにしましょう。

 

献血を受けることはできない

AGA治療薬であるザガーロを服用している場合、献血を受けることはできません。

これは、ザガーロを服用することで血液中にザガーロの成分が入ってしまうためです。

そのため、ザガーロを服用している場合は献血を受けることができなくなってしまいます。

ただし、服用を辞めてから半年以上経過すると献血を受けることができるようになります。

参考元:服薬と献血について

 

前立腺がんの検査時には報告する

ザガーロを服用している時に、前立腺がんの検査などを受ける場合。

事前にザガーロを服用している旨を必ず検査する医師に伝える必要があります。

これは、前立腺がんの検査際に測定されるPSAと呼ばれる検査の値を半分程度まで抑える効果があるためです。

そのため、ザガーロの服用を伝えずに検査を受けた場合、薬の効果で検査値が低下していることでがんではないと判断されてしまうこともあります。

ですが、事前に伝えておくことでザガーロによる数値の低下も考慮した上で判断してもらうことができるようになるので、忘れないようにしましょう。

参考元:新発売の「ザガーロ」について

 

服用効果があらわれるまでに時間がかる

AGA治療薬であるザガーロを服用することで薄毛の改善を目指すことができます。

ただし、この薄毛の改善効果は数日や数週間といった期間で目に見えて効果を実感できるようになるといったものではありません。

ザガーロを使用している方の多くが6ヶ月~1年といった長期間の使用で効果を実感しています。

そのため、最低でも6ヶ月~1年は継続して使用するようにすることが重要になります。

ただし、6ヶ月以上継続しても効果がみられないというような場合には、医師に相談するようにしてください。

 

ザガーロを飲み忘れてしまった場合の対処法

薄毛を改善へと導くザガーロは、1日1回のペースで毎日服用する必要があります。

ですが、時には飲み忘れてしまうというのもあるでしょう。

基本的に、ザガーロを飲み忘れてしまった場合は、飲み忘れに気づいた時点で1回分を服用します。

ですが、次の服用する時間が近いという場合は、本来の服用タイミングで服用します。

服用するのは1錠のみで、飲み忘れの1錠を追加して服用するといった必要はありません。

 

ザガーロの使用期限

AGA治療薬であるザガーロは他の治療薬と同様に使用期限があります。

当然、使用期限が切れてしまった治療薬は危険なので服用してはいけません。

ザガーロの使用期限は室温保存で成分量が0.1mgのものは3年、0.5mgのものは4年となっています。

基本的に、使用期限が切れるということはないですが、まとめ買いなどをするような場合には、こうした使用期限にも注意しておくようにしましょう。

 

まとめ

こちらのページではAGAを治療するために役立ってくれるAGA治療薬のザガーロについてさまざまな情報を紹介してきました。

ザガーロを服用する時のポイントはこちら

  • ザガーロは0.1~0.5mgを1日1回、決まった時間に服用
  • ザガーロは服用できない人がいる
  • 併用禁忌の指定はないが、併用に注意が必要な薬は多数
  • がん検査や献血など日常生活における注意点がある

飲み方は難しくありませんが、献血ができなくなったりします。

また、ザガーロを服用できなかったり、併用薬が理由で服用に注意が必要になる場合もあります。

このように、さまざまな注意点などもあるため、ザガーロを使ってAGAの治療を開始しようと考えている方は、事前に自身が飲んでも大丈夫かどうかを確認した上で、適切に継続して治療を行うようにしましょう。