プロペシア

プロペシア1mgを5年間服用した海外データでは、90％の患者さんで抜け毛の進行を抑える効果、あるいは改善効果が認められています。長期的に継続することで、しっかり効果を実感できる可能性が高まります。

プロペシア1mg群では、1年間の投与で頭頂部の毛髪数が増加し、写真評価において有意な改善が認められました。毛髪の本数や太さに良い影響があるため、継続使用が推奨されています。

国内試験において、プロペシア0.2mg群と1mg群の効果には有意差はみられず、いずれもプラセボ群に比べ有意に優れていました。つまり、0.2mgでも十分な効果が期待できるとされています。

プロペシアは、男性型脱毛症（AGA）の進行を遅らせ、抜け毛を防ぐ効果が認められています。継続することで、髪の毛の本数や太さを改善し、見た目にも違いを感じられるようになります。

プロペシアは、食事の有無にかかわらず服用できるため、食前でも食後でも問題ありません。食事による影響は認められていないので、生活スタイルに合わせて無理なく続けることが大切です。

プロペシアは、過去の試験で400mgの単回投与や80mg/日を3か月間続けても副作用はみられなかったと報告されていますが、過量投与に対する特別な治療法は推奨されていません。飲みすぎた場合はすぐに医師へ相談しましょう。

プロペシアは、効果を持続させるために毎日継続して服用することが大切です。服用を中断すると毛髪数が減少し、元の状態に戻る可能性があるため、決まった時間に忘れずに飲み続ける習慣をつけましょう。

プロペシアは0.2mgでも1mgでも効果が示されており、増量による効果の増強は確認されていません。無理に増量せず、医師の指示に従い適切な量を守って服用することが推奨されます。

プロペシアの服用中に、まれに抑うつ症状が現れることがあると報告されています。気分が落ち込んだり、やる気が出なくなるなどの変化に気づいた場合は、無理をせずに早めに医師へ相談してください。早めの対応で悪化を防ぐことが大切です。

プロペシアの服用中に、頻度は不明ですが肝機能障害が起こることが報告されています。体調に異変を感じた場合には、すぐに医師に相談し、必要に応じて検査や服用中止を検討することが大切です。

プロペシアでは、リビドー減退、勃起機能不全、射精障害、精液量減少などの副作用が報告されています。副作用が続いたり気になる場合は、自己判断せずに医師へ相談してください。

プロペシアは割れたり砕けたりすると有効成分が露出し、妊婦や妊娠の可能性がある女性が触れた場合、胎児に影響を及ぼすおそれがあるため、取り扱いには十分注意する必要があります。