トリキュラーは休薬期間も避妊できてる?

トリキュラーは休薬期間も避妊できてる?トリキュラーの服用中、こんなことを思ったことありませんか?

  • 「休薬期間中に避妊効果はあるの?」
  • 「休薬期間中に生理が来ない場合は妊娠しているの?」
  • 「休薬期間を短くすることはできる?」

確かに、トリキュラーには7日間の休薬期間が定められていますが、「休薬=効果がない」みたいなイメージもありますよね。実際のところはどうなのか、解説していきます!

ピルを飲んでない日でも妊娠しない?休薬期間中の避妊効果を解説

トリキュラーを正しく服用していれば、休薬期間中も避妊効果は継続します。
そもそも休薬期間は排卵が終わった時期にあたるため、受精は起こらず、妊娠しないわけです。
 
ただし、トリキュラーの飲み方に誤りがあった場合、妊娠するリスクがあります。
 
【トリキュラーの正しい飲み方】

  1. 1日1回、21錠の実薬(※)を飲む
    (※)有効成分を含む錠剤
  2. 22~28日目の7日間は休薬(※)する
    (※)トリキュラー28の場合は有効成分を含まない偽薬を飲む

「実薬を飲み忘れた」
「錠剤を吐いてしまった日がある」
「休薬期間が7日間を超えている」
このような場合、避妊効果が低下している可能性があります。
心当たりがある場合は、コンドームなどを適切に使用して避妊しましょう!

休薬期間を超えてしまったら?8日以上は危険信号!

飲み忘れなどによって休薬期間が8日以上になってしまうと、妊娠のリスクが上昇します。
 
というのも、休薬期間が長くなると避妊効果が弱まり、排卵が再開する可能性があるためです。
排卵が起こったタイミングで性行為をすると受精しやすくなる=妊娠率が上がってしまうため、コンドームを使うなど適切な避妊が欠かせません。

休薬期間が長くなった場合の対処法は?

休薬期間が8日以上になった場合の対処法は、以下の通りです。

  • できるだけ早く新しいシートを開始する
  • 最初の7日間は他の避妊法の併用
  • 休薬期間中に性行為があった場合は、アフターピルの使用を検討する

できる限り早いタイミングで新しいシートを開始し、次の排卵を防ぐことが何よりも重要です。
このとき、服用再開からの7日間は他の避妊法を併用しましょう。
 
また、長くなった休薬期間中に性行為をしていた場合は、妊娠の可能性があるためアフターピルの使用を検討することもひとつの選択肢となります。

休薬期間中に生理がない!もしかして妊娠してる?

血通常であれば、トリキュラーの休薬期間中に生理のような消退出血が起こります。
生理と同じく子宮内膜が剥がれ落ちることで起きる出血ですが、生理よりは量が少ないのが特徴です。
そんな消退出血が問題なく起これば避妊に成功しているといえますが、時と場合によっては消退出血が見られないこともあります。
 
確かに、消退出血がない場合は妊娠の可能性があるため、すみやかに検査をする必要があります。
ただし、トリキュラーの効果が強く出て子宮内膜が極端に薄くなっている場合、出血量がごく少ないため気づかないというケースも考えられます。
いずれにせよ、念のために妊娠検査をしたほうが良いでしょう。

休薬期間は短縮できる?休薬なしで飲み続けてもOK?

okトリキュラーの休薬期間は基本的に7日間とされていますが、短縮することは可能です。
ただし、休薬期間の短縮によるホルモンバランスの変化が、不正出血を引き起こす可能性があります。
 
そのため、自己判断で短縮するのではなく、医師に相談した上で調整しましょう。

トリキュラーの連続服用と生理トラブル

休薬期間をまったく設けずに次のシートの服用を始める=連続服用をすることは、おすすめできません。
ホルモンバランスの変化によって、急なタイミングで不正出血が起きるリスクがあるためです。
 
ただし、生理(消退出血)を遅らせるために、次のような飲み方をすることはあります。

  1. 21錠(赤6錠→白5錠→黄色10錠)を飲む
  2. 遅らせたい日数分、黄色の錠剤を飲む

トリキュラーの休薬期間はルールを守れば怖くない!

トリキュラーの休薬期間を守ることは、避妊効果を維持するためにも非常に重要です。
 
正しく服用することで休薬期間中も避妊効果は持続しますが、休薬期間が8日以上になると排卵が再開する可能性があるため、要注意です。

  • 休薬期間中も避妊効果は持続!
  • 休薬期間は「7日間」を厳守し、8日以上取らないことが重要
  • 休薬期間中に生理(消退出血)がない場合、妊娠の可能性がある

休薬期間の短縮は可能ですが、専門家と相談したうえで実施しましょう。
また、休薬期間が長くなってしまった場合は、すぐに新しいシートを開始しつつ、コンドームなど追加の避妊対策をとることが大切です。