トリキュラーの錠剤が「色」で分かれてる理由はなに?
トリキュラーは、錠剤によって含まれているホルモン量が段階的に変化するように設計されていることはご存知でしょうか?
実はそれが錠剤の「色」によって表されているのです!
この記事ではトリキュラーの色ごとの成分量の違いや飲む順番、そして間違えた場合の影響について詳しく解説します!
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トリキュラーの錠剤の色分けに意味はあるの?
トリキュラーは1シート内でホルモン量が3段階に変化する三相性と呼ばれる種類の低用量ピルです。
つまり、色ごとに含まれるホルモン量が異なるのです。
錠剤の色ごとのホルモン量の違いはこちら!
色 | 服用日数 | エチニル エストラジオール | レボノル ゲストレル |
---|---|---|---|
赤色の錠剤 | 1~6日目 | 0.030mg | 0.050mg |
白色の錠剤 | 7~11日目 | 0.040mg | 0.075mg |
黄色の錠剤 | 12~21日目 | 0.030mg | 0.125mg |
白色の錠剤(大) | 22~28日 | 含有せず | 含有せず |
ホルモン量が最も少ない赤色の錠剤は、体がトリキュラーのホルモンに慣れために最初に服用します。
次に白色の錠剤を服用することで、頸管粘液を粘度の高い状態に保ち、精子の侵入を防ぐ効果を発揮します。
最後に、含有ホルモン量が最大の黄色の錠剤によって排卵を抑制します。
黄色の錠剤を最後に服用することで、子宮内膜を薄く保ち、受精卵が着床しにくい状態にする作用を発揮します。
このような段階を踏むことでより確実な避妊を実現するのがトリキュラーなのです!
また、28錠タイプのトリキュラーのシートにはサイズの大きな白い錠剤が入っています。
これはホルモンが含まれていないプラセボ錠(偽薬)で、この錠剤を服用しても何の効果も得られません!
色の違いは服用する順番を間違えない工夫
トリキュラーは、自然なホルモン変動に近い形で作用するように設計されているので、指定された順番で飲む必要があります。
つまり、飲む順番を間違ったりしない様に、視覚的に工夫をしているということです!
赤色→白色→黄色という飲み順を覚える最も良い方法があります!
この並び、何かに似ていると思いませんか?
それは童謡の「チューリップ」の歌詞です!
歌詞にある「あか しろ きいろ」の順に使っていくと覚えることができます!
錠剤の使用順を間違えるとどうなる?
順番を間違えていきなり黄色から飲んでしまうとどうなってしまうのでしょうか?
トリキュラーの服用する順番を間違えてしまうと、ホルモンバランスが急激に変化してしまって、副作用や不正出血のリスクが高くなります。
さらに、白色の錠剤とプラセボ錠を間違えて飲んでしまうと避妊効果が弱まってしまいますし、この飲み間違いが続くと避妊効果自体が消失してしまいます。
そうならないように必ず服用する順番を守りましょう!
トリキュラーの色にはきちんと意味がある!
トリキュラーの錠剤それぞれにきちんと意味があって色付けされていることは理解していただけたでしょうか?
それでは、この記事のまとめです!
- トリキュラーの錠剤の色は、ホルモン量の違い
- 赤色→白色→黄色と飲む順が決まっている
- トリキュラーの飲む順番を間違えると副作用のリスクが高くなる
トリキュラーは色によって含まれるホルモン量が違っていて、段階的に服用するホルモン量が増えるように作られています。
飲み間違えてしまうことで避妊効果が失われたり、副作用のリスクが高くならないように色付けされているので、服用順を守るよう心がけましょう!