アジダームクリーム

ニキビ（特に炎症性のもの）を改善する効果があります。毛穴の詰まりを防いだり、ニキビの原因菌をおさえることで、赤みや腫れをともなうニキビの悪化を防ぐ働きがあります。

どちらにも効果があります。赤ニキビには抗菌作用で炎症をおさえる働きがあり、白ニキビには毛穴の詰まりを改善することで悪化を防ぎます。さまざまなタイプのニキビに幅広く対応できる点が、この薬の強みです。

アゼライン酸は、抗菌と角質の正常化を同時に促す特長があり、ディフェリンや抗生物質系の外用薬とは異なる作用メカニズムを持っています。また、長期使用でも耐性菌の心配が少ない点や、比較的刺激が少ない点も大きな違いです。肌の状態に波がある人や、他の薬で刺激を感じやすい人にも選ばれることが多いです。

毛穴の詰まりを防ぐ働きがあるため、黒ずみや角栓のケアにも使われます。即効性はありませんが、継続して使うことでざらつきや毛穴の目立ちが改善してくるケースがあります。

患部に薄く塗布する程度で問題ありません。多めに塗布してもニキビが早く治ったりすることはありません。それどころか副作用のリスクが高くなってしまうため、適切な量を使用するようにしてください。

肌に炎症や湿疹があるときにアゼライン酸クリームを使うと、刺激が強く出ることがあります。塗布前にニキビとは別の原因で赤みやかゆみが出ていないか確認するようにしてください。

基本的には1日2回、朝と夜の洗顔後に塗るのが推奨されています。肌が清潔な状態で使うことで、有効成分がしっかり浸透しやすくなります。朝使うときは、塗ったあとに十分に乾かしてから日焼け止めや化粧を重ねると、刺激やベタつきを抑えられます。夜はスキンケアの最初に使い、化粧水や保湿剤と併用することで、乾燥を防ぎながら使うことができます。

個人差はありますが臨床試験では12週間ほど使い続けることで多くの方が効果を実感できています。途中でやめたり使用を不規則にすると効果が出にくくなるため、決められた期間きちんと使い続けることが大切です。

妊娠中に使えるかどうかは明確な基準がないため、自己判断では使わず必ず医師に相談してください。安全性は比較的高いとされていますが、妊娠中は肌も敏感になりやすく、普段は出ない刺激を感じることもあります。使用するかどうかは主治医と相談して判断しましょう。

使い始めに赤み・かゆみ・軽いヒリヒリ感などの刺激症状が出ることがあります。多くの場合は一時的で、使い続けるうちに落ち着いてくることが多いです。ただし、症状が強かったり、悪化したりしている場合はすぐに使用を中止して医師へ相談してください。

日焼け直後は肌が敏感になっているため、一時的に使用を控えた方が安心です。落ち着いてから再開するか、医師に相談してください。

基本的には併用可能ですが、同じ部位に複数の外用薬を重ねると肌への刺激が強くなることがあります。特にピーリング成分やレチノールなど刺激性の高い成分との併用は注意が必要です。重ね塗りする場合は時間を空けたり、医師の指示に従うようにしてください。