アンウォンテッド72

正しく服用すれば非常に高い確率で防ぐことができます。ただし、高い確率で妊娠を防げるのは本剤を適切に使用した場合です。誤った方法で使った場合には思うような効果を得られず妊娠してしまう可能性がある点には注意してください。

最適な方法で使った場合、95%程度の妊娠阻止率を誇ります。しかし、避妊失敗からの経過時間などによって妊娠阻止率は低下していってしまいます。より高い確率で妊娠を阻止したいと考えた場合には、避妊失敗からできる限り早く使うようにしてください。

何度も使うことで避妊効果などに耐性ができることはありません。また、妊娠に対する影響が出たりすることもないため、基本的には安心してお使いいただけるようになっています。

72時間以内であれば避妊効果があります。ただし、48時間以上の時間が経過していると妊娠阻止率は60%程まで低下してしまいます。そのため、より確実な効果を求める場合は避妊失敗からできるだけ早く服用するようにしてください。

性行為での避妊失敗から72時間以内に1錠を服用します。避妊失敗からの経過時間が短ければ短いほど、妊娠を阻止する確率が高くなるのでできる限り早めに服用するようにしてください。

吐き気の副作用を抑えるために吐き気止めと併用することが可能です。本剤は服用後すぐに吐き出してしまうと避妊効果が消失してしまうこともあるため、こうした対策は非常に有効な手段のひとつです。

抗けいれん薬やセントジョーンズワートを配合したサプリメントとの相性が良くありません。これらと併用すると本剤の効果が弱まってしまい、避妊効果に影響を及ぼす可能性があるため注意してください。

1回の服用だけで問題ありません。本剤を用いた緊急避妊はノルレボ法と呼ばれる手法だからです。緊急避妊の方法にはノルレボ法の他に2回の薬を服用するヤッペ法があるため、2回服用すると勘違いされる方もいます。

吐いてしまった場合はすみやかに医療機関を受診してください。本剤を服用してから2時間以内に嘔吐して錠剤を吐き出してしまうと避妊効果が得られない場合があるためです。

低用量ピルなどと比べると成分量の関係から副作用が強く出る可能性はあります。本剤を用いた緊急避妊の副作用発現率は8%程度となっているため、副作用そのものが出る人はそこまで多くありません。

本剤を服用した後は、消退出血と呼ばれる出血が確認できるまでは性行為は控えてください。この消退出血が緊急避妊の成功を意味するものになるため、それが確認できるまでは性行為を避けるようにしましょう。

頭痛や吐き気、眠気や倦怠感といったものが主な副作用になります。こうした副作用以外にも貧血や口の乾きなどさまざまな副作用の報告があります。副作用症状が長く続くような場合は、医療機関を受診して医師に相談するようにしてください。