ドロセティル

避妊する場合の服用方法

ドロセティルを服用する場合は、生理の開始日もしくは生理が始まってから最初の日曜日から1日1錠のペースで21日間、継続服用します。また、毎日の夕食後や就寝前といった同じ時間帯に服用するのが推奨されています。
21日間の服用を終えた後は7日間の休薬期間を設けます。
これを1クール（服用期間と休薬期間を合わせた28日間）として、29日目からは2クール目として2シート目の1錠目の服用を開始します。

服用開始から7日間は避妊効果が発揮されないため、性交渉を行う場合は他の避妊法を併用してください。

飲み忘れてしまった場合

1日服用を忘れてしまった場合

飲み忘れに気づいたタイミングで飲み忘れた分の錠剤を服用してください。
その後、次の服用タイミングでは通常通り服用してください。

1～2週目に2日間続けて飲み忘れてしまった場合や週に3日以上続けて飲み忘れてしまった場合

飲み忘れに気づいたタイミングで2錠を服用し、翌日の服用タイミングでも2錠を服用してください。
その後は、通常通りに1日1錠のペースで服用を継続します。
ただし、こちらの場合は避妊効果が弱まったりしている可能性があるため、飲み忘れに気づいた時点から7日間は他の避妊法を活用してください。

3～4週目に2日間続けて飲み忘れてしまった場合

生理初日から服用をしていた場合は、服用していたシートを破棄して、新しいシートの1錠目から服用を開始します。
生理後の最初の日曜日から服用を開始していた場合は、次の日曜日まで毎日1錠のペースでの服用を継続して、日曜日に服用していたシートを破棄して、新しいシートの1錠目から服用を開始します。

いずれの場合は、避妊効果は弱まってしまうため7日間の服用を行うまでは他の避妊法を併用してください。この手法を用いた場合は生理が起こらない可能性があります。また、2ヶ月連続で生理がない場合は妊娠の可能性があるため検査を受けるなどしてください。

妊娠中あるいは妊娠している可能性がある方、授乳婦の方、妊娠中に黄疸、持続性そう痒症または妊娠ヘルペスの既往歴がある方は服用を禁止されています。
高血圧の方、耳硬化症の方、骨成長が終了していない可能性がある方、脂質代謝異常のある方も同様に服用することができません。
エストロゲン依存性悪性腫瘍、子宮頸がんおよびその疑いがある方、診断の確定していない異常性器出血がある方、血栓性静脈炎や肺塞栓症、脳血管障害、冠動脈疾患またはその既往歴がある方は服用しないでください。
35歳以上で1日15本以上の喫煙者の方、前兆を伴う片頭痛の症状がある方、肺高血圧症または心房細動を合併する心臓弁膜症の方、亜急性細菌性心内膜炎の既往歴のある心臓弁膜症の方も服用することができません。
血管病変を伴う糖尿病患者の方、血栓性素因のある方、抗リン脂質抗体症候群の方、手術前4週以内、術後2週以内、産後4週以内および長期間安静状態にある方も服用をお控えください。
重篤な肝障害のある方、肝腫瘍のある方、重篤な腎障害または急性腎障害の方、配合されている有効成分に対する過敏性素因のある方も服用できません。

ドロセティルは、オムビタスビル水和物やリトナビル配合剤、パリタプレビル水和物との併用は禁止されています。
すでにこれらの医薬品を服用しているという方は、ドロセティルの服用をお控えください。
また、プレドニゾロンをはじめとした副腎皮質ホルモンやセレギリン塩酸塩、テルビナフィン塩酸塩、HIVプロテアーゼ阻害薬など、一部の医薬品との併用にも注意が必要です。
併用に気をつけなくてはならない医薬品は他にも多数存在しているため、すでに何らかの医薬品を服用している方や新たに何らかの医薬品を服用しなくてはならなくなった方は、必ず事前にかかりつけの医師へご相談ください。

飲み忘れがあったとき、それが1日だけだった場合は気付いた時点で前日の1錠と決まった時間に服用する1錠の合計2錠を服用し、翌日からは通常通り1錠ずつ服用を続けてください。
2日以上だった場合は気付いた時点で服用を中止して生理が来るのを待ち、生理が来たら新しいシートに切り替えて1から服用を再開してください。

服用後、3～4時間以内に嘔吐や下痢といった胃腸障害が起きた場合、有効成分が十分に吸収されていない可能性があります。
その場合は、飲み忘れてしまったときと同様の対処を行ってください。

※用法・用量、注意点、副作用などに関しては一般的な薬剤情報を訳したものです。服用・使用前は医師などの専門家に相談した上で必ず用法用量に従って頂ますようお願い致します。
また、服用や使用に関しては全て自己責任となりココロ薬局では一切の責任を負いかねます。

月経痛や下腹部痛、下痢、嘔吐などの症状が副作用としてあらわれることがあります。
また、重篤な副作用として血栓症が報告されているため、血栓症が疑われる症状を感じた場合や、その他、副作用と思われる症状を感じた場合は、速やかにかかりつけの医師の診察を受けてください。

服用方法や副作用・併用禁忌・注意のご説明には、商品の説明書の他に、次のサイトを参考にしています。
医療用医薬品 : ヤーズ
ドロスピレノン・エチニルエストラジオール