セフォプロックス

いいえ。セフポドキシムは細菌感染症に対する抗菌薬であり、インフルエンザや風邪などのウイルス感染症には効果がありません​。

セフポドキシムは扁桃炎や急性気管支炎、肺炎や膀胱炎、腎盂腎炎や尿道炎、皮膚・皮下組織感染症など非常に幅広い細菌感染症に効果を示します​。

主に肺炎球菌やブドウ球菌、レンサ球菌や大腸菌、インフルエンザ菌や淋菌など非常に幅広い細菌に対して効果を発揮します。

細菌の細胞壁合成を阻害することで効果を発揮します。細胞壁合成を阻害することで細菌を死滅させ、細菌性感染症を改善へと導きます。

通常、成人では1回100mg（バナン錠1錠）を1日2回、朝・夕の食後に服用します。用法用量は感染症の種類や重症度に応じて1回200mgまで増量する場合があります。

服用タイミングは食後となっています。これは食後の方がセフポドキシムの吸収が向上して血中濃度が高まるため、効果が確実に得られるためです​。

一般的には5～7日間にわたって服用します。治療する細菌感染症の種類や重症度などによって治療期間は変わるため、一概に何日の服用が必要と決まっているわけではありません。

飲み忘れに気付いた時点ですぐに服用し、次回は通常の時間に戻してください。次の服用時間が近い場合は飲み忘れた分はスキップするようにしてください。また、2回分をまとめて服用してはいけません。

下痢や軟便、腹痛や悪心などの消化器症状が比較的多く報告されています。重篤な副作用としてアナフィラキシーや偽膜性大腸炎、間質性肺炎などの報告があります。重篤な副作用症状が出た場合は速やかに医療機関を受診してください。

母乳中に薬剤が移行する可能性があるため、授乳中の服用は避けてください。服用する場合は医師と相談し、必要に応じて授乳を中止することが推奨されています​。

高齢者では生理機能の低下により副作用が出やすくなっています。そのため、服用量や服用間隔などに注意しながら服用する必要があります。

制酸剤との併用はセフォプロックスの効果が弱まることがあります。そのため、制酸剤との併用には注意するようにしてください。併用が禁忌となっている治療薬はないため、基本的には安心してお使いいただけます。