チバセン

血圧を下げる働きがあります。血管をゆるめて血の流れをよくし、血圧をゆっくり安定させます。高血圧の人や、腎臓に負担がかかっている人にも使われます。1日1回飲めば、1日中しっかり効果が続きます。

早い人で数日、通常は1〜2週間ほどで血圧が下がり始めます。有効成分が体内ですぐに効果を発揮する形に変換されるためです。

この薬は心臓や腎臓の保護に優れるのが大きな特徴です。また、副作用として空咳があるのも特徴となっています。

高齢の方でも使えます。実際に70代以上の方にも使われ、よく効いたという報告があります。ただし、高齢者が使う場合は通常通りの服用方法ではなく、最初は少ない量から始めて様子を見ながら使う必要があります。

はい、食後に飲んでも問題ありません。食事によって薬の吸収が少し遅れることはありますが、効果の強さや持続時間には影響を与えることはほとんどありません。飲み忘れを防ぐためにも、食後など決まったタイミングで飲むのがおすすめです。

気づいたときに早めに飲んでください。ただし、次の服用時間が近い場合は、1回分を抜かしても大丈夫です。絶対に2回分をまとめて飲まないでください。飲み忘れが続く場合は、医師や薬剤師に相談しましょう。

できるだけ控えましょう。アルコールにも血圧を下げる作用があるため、薬と一緒にとると血圧が下がりすぎて、立ちくらみやふらつきが出ることがあります。特に飲み始めや量が多いときは注意が必要です。

朝、決まった時間に飲むのが基本です。空腹でも食後でも飲めますが、飲む時間を毎日そろえることで、血圧を安定して下げることができます。朝に飲んでおくと日中の活動時間をカバーできるのでおすすめです。

併用には注意が必要です。高血圧の薬は血圧を下げるものであるため、バイアグラの作用と重複してしまいます。その結果、過度な血圧低下を引き起こしてしまうおそれがあります。

まれですが、顔のはれ（特に唇やまぶた）、呼吸が苦しくなる「血管浮腫」や、腎臓の働きが悪くなる「急性腎不全」、血液中のカリウムが増えすぎる「高カリウム血症」などが起こることがあります。症状が出たらすぐに受診してください。

妊娠中は使えません。特に妊娠中期以降に使うと、お腹の赤ちゃんに悪い影響が出るおそれがあります。妊娠の可能性がある方は、必ず医師に相談してください。授乳中の使用も、赤ちゃんへの影響を考えて慎重に判断されます。

高血圧薬は血管を広げて血圧を下げる作用があります。しかしながら、高血圧の原因に対してのアプローチはありません。高血圧の薬は対症療法となるため生活習慣の改善など高血圧の原因の改善ができない場合にはその可能性はあります。