ノルバスクジェネリック

ノルバスクジェネリックは、高血圧の改善だけでなく、狭心症の発作を予防する効果もあります。これは血管を広げる作用があるためで、心臓への負担を減らし血流を改善することで、胸の痛みなどの症状を和らげます。継続的に服用することで、発作の頻度を減らす効果に期待できます。

持続時間が長く、1日1回の服用で安定した効果が得られるのが特徴となっています。他の降圧薬と比べて緩やかに作用し、長時間効果が持続するので日中も夜間も血圧を安定してコントロールできる点がメリットです。

服用後、血圧の低下は6～8時間後に見られます。その後の効果は長時間続きます。1日1回の服用で、血圧を安定させる効果は24時間以上続くことが確認されています。

毎日決まった時間に適切な方法で飲むことが一番の方法です。さらに、減塩や適度な運動、規則正しい生活習慣などを取り入れることで、薬の効果を更に高めることが可能です。

通常は1日1回、ノルバスクジェネリックとして2.5〜5mgから始めます。効果が足りない場合は10mgまで増量することもあります。飲む時間に明確な決まりはありませんが、毎日同じ時間に飲むのが効果を安定させるコツです。

長期間、服用しても問題はないとされています。長期服用の臨床試験では1年の継続服用でも薬の効果は安定しており、薬に対する耐性ができたりすることもなかったという結果もあります。

食前・食後のどちらでも服用できます。食事による影響がほとんどないため、飲みやすいタイミングを選べます。胃が弱く胃への負担を抑えたい場合は食後に服用することで負担を軽減することが可能です。

症状が出ていなくても、高血圧や狭心症は進行することがあります。自己判断でやめると症状が悪化するおそれがあるため、医師から指定された期間はきちんと飲み続けましょう。

肝機能障害や横紋筋融解症、房室ブロックなどがノルバスクジェネリックの重い副作用です。めまいや徐脈、筋肉痛などの症状があらわれた場合、重い副作用の可能性があるため、すぐに医療機関を受診してください。

服用開始時は少ない量から始め、症状に応じて慎重に増量する必要があります。これは高齢者では血中濃度が高くなりやすく、副作用が起こりやすい傾向があるためです。そのため、通常通りの用量で服用を開始するといったことはしないようにすることが大切です。

めまいやふらつきはよく見られる副作用の一つです。めまいやふらつきは事故などに繋がることもあるうえ、急に立ち上がるなどで強く感じることもあるので、症状を感じている場合は急な動作を避けるなど注意が必要です。

むくみや顔のほてり、便秘や吐き気といった軽い副作用が出ることがあります。多くは一時的で継続服用で落ち着くことが多いですが、症状が強く現れていたりする場合は医師に相談しましょう。