性病は予防することができる!安全に性行為を行うために大切な7つの方法
性行為によって感染する性病。そんな性病に感染してしまうと、デリケートゾーンに症状があらわれたりします。
それゆえに、症状があらわれる場所が場所だけになかなか相談に行けないということは珍しくありません。
適切に性病に感染してしまわないように対策することで、相談できずに悩むこともないですし、性病に感染して一生に渡って治療を続けるといった必要もなくなります。
こちらのページでは、そんな性病を予防するための安全な性行為をするために大切な7つのポイントについて紹介します。
目次 [表示]
性病の感染経路
性病は性行為によって感染する病気ですが一口に性行為といっても、その種類はさまざまです。
また、性病の中には性行為以外でも感染する可能性があります。
そこでまずは性病が感染する性行為について、そして性行為以外の主な感染経路について紹介していきたいと思います。
性病の中には、一度感染してしまうと完治することが難しいものもあるため、性病に感染しても治療ができると考えるのではなく、どこから感染するのかを適切に把握して感染を予防するようにしましょう。
膣性交
性病の感染経路として、最も一般的なのがこちらの膣性交です。
いわゆる通常のセックスのことで、男性器を女性器へ挿入する行為になります。
多くの場合、性病の感染経路としてイメージされる行為はこちらです。
この膣性交では、男性と女性それぞれの体液や性器の粘膜が性病の原因となる細菌やウイルスの媒介となって感染します。
こちらの膣性交を介して感染する主な性病としては
- 淋病
- ヘルペス
- HIV
といったものがあげられます。
ですが、膣性交は上記で挙げた性病以外にもほとんどの性病の感染経路となってしまうため、膣性交を行う場合には適切に対策をとるということが何よりも重要になります。
口腔性交(オーラルセックス)
次に紹介する性病の感染経路は口腔性交(オーラルセックス)です。
性器を口で愛撫する行為のひとつで、男性器に対して行うフェラチオや女性器に行うクンニリングスがこちらの口腔性交に該当します。
男性器や女性器に対してだけでなく、肛門を口で愛撫するアナル舐めもこちらに該当します。
口腔性交によって性病に感染した場合、喉に症状があらわれたりすることが多いだけでなく、喉に感染した場合は症状が出にくいという場合もあります。
こちらの口腔性交で感染する性病には
- 赤痢アメーバ症
- クラミジア
- 梅毒
などがあります。
口腔性交の場合、肛門から喉への感染の考えられるため、膣性交では感染しない性病が感染する場合があるという点には注意が必要です。
肛門性交
膣性交、口腔性交と共に性病感染リスクが高いのが肛門性交です。
いわゆるアナルセックスのことで、肛門と性器の粘膜が接触することによって性病が感染します。
また、肛門性交は肛門自体がデリケートな部位であり、傷ついて出血を伴う可能性があります。
出血が起きてしまった場合、血液から性器の粘膜などへ感染するという場合もあります。
肛門性交で感染する性病としては
- 尖圭コンジローマ
- HIV
- C型肝炎
といったものがあげられます。
基本的にC型肝炎は血液を介して感染する疾患のひとつですが、肛門性交によって肛門に傷がつき出血してしまうと、その血液からC型肝炎が感染してしまいます。
そのため、肛門性交では粘膜の接触で感染する性病だけでなく血液などから感染する疾患対しても注意する必要があります。
キス
性病の中には、膣性交や肛門性交、口腔性交以外にもキスでも感染するものがあります。
一口にキスといっても軽く唇と唇が触れ合う程度では、性病の感染リスクはそこまで高くありません。
しかし、ディープキスなどの唾液がお互いの口に入るような場合は感染リスクが高くなります。
また、口の中に口内炎があったり傷がついていたり、抜歯後で出血があったりするような場合、それらの傷口から性病の原因である細菌やウイルスが感染しやすくなります。
キスで感染する性病は
- クラミジア
- マイコプラズマ・ウレアプラズマ
- ヘルペス
などがあげられます。
キスで性病が感染した場合、咽頭クラミジアや口唇ヘルペスなど喉や口などに症状があらわれることがあります。
血液・体液
性病の感染経路はさまざまですが、基本的には血液や体液を介して感染します。
性病に感染している方の体液や血液が、感染していない人の粘膜などに付着することで感染していきます。
また、粘膜に傷があったりした場合、体液や血液が傷口から入り込んで性病を感染するというリスクが高くなってしまいます。
体液と性交渉は切り離せないものであるため、性感染症に感染している場合は感染の原因となる性交渉は避けるということが重要です。
血液や体液を介して感染する性病としては
- 淋病
- HIV
- B型肝炎
などがあります。
基本的に性病と呼ばれる感染症は体液や血液を介して感染するため、さまざまな性病に感染するリスクがあります。
母子感染
性病は主な感染経路が性交渉であるため、性交渉をしなければ感染しないと考える人は少なくありません。
ですが、性交渉を伴わなくても感染するケースはあります。こうした性交渉以外の感染経路には母子感染があります。
分娩時に母親から胎児へと血液や体液などを介して感染するものとなっています。
こうした感染の場合、自身が性病に感染していると気づかないうちに感染している場合があるため注意が必要になります。
母子感染する性病としては
- クラミジア
- HIV
- B型肝炎
などがあります。
上記以外にもさまざまな性病やその他の感染症が分娩時に母子感染する可能性があるため、妊娠しているような場合には感染症への注意が普段よりも必要になるというわけです。
その他の感染経路
上記で紹介した感染経路以外にも、性病が感染する可能性があります。
- 銭湯などの大浴場やサウナ
- 公衆トイレ
- 衛生環境の良くない場所の食器
といったものになります。
性病に感染している人が、性器が触れる可能性がある大浴場やサウナの座る場所や公衆トイレの便座などを無意識に汚染してしまっている場合があります。
そうした場所に感染していない人が座ったりすることで、性病が感染してしまうというリスクがあります。
また、病原菌やウイルスが糞便と共に排出されるような性病の場合、気づかないうちに糞便が手や食器などに付着してしまい、そこから感染させてしまう可能性もあります。
上記のような感染経路で性病が感染するリスクは、性交渉での感染リスクと比べると大幅に小さいものとなっていますがゼロではないため、適切に対策を行うことが重要になります。
性病予防としてできる7つのこと
性病の感染経路はさまざまにありますが、適切に予防を行うことで感染リスクを大幅に減少させることが可能です。
そこで、ここからはそんな性病の感染を予防するためにできる7つのポイントについて紹介していきたいと思います。
全く対策をしない場合と比べて、ひとつでもポイントを実践するだけでも感染リスクを下げることができますし、より多くのポイントを実践することで、より性病への感染リスクを低減できるので、できる範囲で実践してみてはいかがでしょうか。
不特定多数とのセックスはしない
性病感染を予防するためのポイントとして最初に紹介するのが「不特定多数とのセックスをしない」ということです。
不特定多数の方とセックスをすればするほど、その分だけ性病の感染リスクが高くなります。
また、セックスをする期間に空きがあまりないような場合には、誰から感染したのかといったことの特定が難しくなることもあります。
そのうえ不特定多数とセックスをしていることで自身が性病への感染に気付かずに、不特定多数へと性病の感染を広げる要因になってしまう場合もあります。
コンドームの使用を徹底する
性病感染を予防する方法には「コンドームの使用」もあります。
日本ではコンドームと聞くと性病の感染予防というよりも、避妊のために使われるイメージが強くなっています。
ですが、コンドームを適切に使用するようにすることでも性病の感染を防ぐことができます。
コンドームは男性器を覆う形で装着するため男性器に直接、体液が触れたり女性器と触れたりするのを物理的に防ぐことができるためです。
また、オーラルセックスやアナルセックスの際にもコンドームを使用することで、喉や肛門から性病に感染するということも防げます。
セックスの前後にシャワーを浴びる
性病予防のポイントとして、簡単に取り入れられるのが「セックス前後のシャワーや入浴」です。
性病の原因となる細菌は、性器や口内、皮膚など様々な場所に潜んでいます。
セックス前後のシャワーで洗い流してあげることで、性病への感染リスクを低減するといったことが可能になります。
シャワーを浴びる際は石鹸などを用いて適切に洗浄したりする必要がありますし、歯磨きなどを行う場合は口内が傷つかないようにする必要があります。
身体を洗う時や歯磨きの際に、肌や口内を傷つけてしまうと傷口となってしまい、そこから性病が感染するリスクが高くなるため、注意するようにしましょう。
生理中に性行為はしない
「生理中に性行為をしない」ということも、性病を予防するポイントとなっています。
生理中は当然、女性器が敏感かつより傷つきやすい状態となってしまっています。そのため、性交渉をすれば些細なことで傷がついてしまい、そこから性病が感染してしあうことも。
B型やC型肝炎などの血液を介する性病が生理中の経血を介して、感染を広げてしまうという可能性もあります。
また、生理中の女性は普段よりも免疫力が低下している状態になります。当然そうした状態であれば、さまざまな細菌が増殖しやすくなってしまうため、必然的に性病に感染するリスクも高くなってしまうのです。
性器を傷つけない
性感染症への感染を予防するためには「性器を傷つけない」ようにするということも大切なポイントになります。
特に、AVなどで見られるような特に激しい性交渉では、男女ともに性器を傷つけてしまうおそれがあります。
性器に傷がついてしまうことで出血を伴いますし、そうして出てしまった血液から性病に感染してしまうというリスクがあります。
血液から性病感染意外にも、傷つけてしまった傷口へ細菌やウイルスが付着することで、性病に感染してしまうリスクもあります。
そのため、セックスの際はお互いの性器などを傷つけないように双方が優しくすることが重要なポイントになります。
カミソリやタオルなどを共用しない
性病を予防するためのポイントは、性交渉に関するものだけではありません。
「カミソリやタオルなど入浴前後や入浴中といったタイミングで使用する道具」にも注意が必要です。
これらの道具を共用しているといったような場合、共用している相手が性病に感染していたりすると、カミソリやタオルを媒介として性病に感染してしまう場合があります。
そのため、カミソリやタオルなどを共用しているような場合には、共用するのをやめて、自分専用のものを用意して使うようにすることが大切です。
それだけのことで性病の感染リスクを下げることに繋がります。
定期的に検査を受ける
性病を予防する上で大切なポイントとして、最後に紹介するのは「定期的に検査を受ける」ということです。
性病は性行為だけでなく、さまざまな経路から感染するおそれがあります。
その上、感染しても自覚症状があらわれにくい性病もあるため、自身でも気が付かないうちに性病に感染してしまっていたり、性病の感染を広げてしまっている場合があります。
だからこそ定期的に性病検査を受けるようにしておくことで、感染の有無をハッキリさせることが可能ですし、感染していた場合には速やかに治療を開始して、それ以上感染を広げるといったこともなくなります。
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よくある性病に関するQ&A
性病を予防しようと考えているけど、この情報って本当なのだろうか?と惑わされてしまう情報は少なくありません。
そこで、ここからは性病に関する疑問についてQ&A形式でいくつか紹介していきたいと思います。
- 性病予防に関する疑問はどういったものが多いのか?
- そしてその疑問に対する正しい答えが何なのか?
といったことを適切に把握すれば、より的確な性病予防を行うことが可能となるので、是非お役立てください。
性病の予防になる食べ物やサプリメントはありますか?
よくある疑問のひとつに「食べ物やサプリメントを用いて性病の予防ができるのか?」といったものがあります。
この疑問の答えは「NO」です。
食べ物やサプリメントで性病の感染を予防するということは基本的にはできません。そのため、これまでに紹介してきたような予防を用いるというのが性病予防の基本となると覚えておくようにしましょう。
こちらのページで紹介してきたような予防のポイントを実際に実践したとしても、100%完全に性病の感染を防げるというわけでもない点には注意が必要です。
性行為後に排尿するとウイルスは流れますか?
次に多い疑問として「セックスなどの後にオシッコをするとウイルスや病原菌が流れて性病の予防になるのは本当ですか?」というものがあります。
こちらの疑問の答えは「YES」です。
ですが、こちらの方法で完全に性病の感染を予防できるわけではありません。
確かに、一部のウイルスや細菌は排尿で体外へ排出されることもありますが、排尿による性病の感染予防効果はそこまで大きなものではなく気休め程度と考えておくようにしましょう。
オーラルセックス後の歯磨きやマウスウォッシュは効果がある?
フェラチオやクンニリングスといった「オーラルセックスの後は歯磨きやマウスウォッシュをすれば性病を予防できる」といった噂がありますが本当でしょうか?
答えは「YES」です。
実際にうがい薬を用いた研究が行われており、こちらの結果ではうがい薬でうがいをした場合の方が喉の細菌の数が半分ほどにまで減少しています。
性病の原因菌を減少させるという効果はあるとされていますが完全に菌を排除できるというわけではないため、オーラルセックスの際はコンドームなどを用いて適切に予防することが重要になります。
性行為後に石鹼で洗い流すのは有効?
最後に紹介する疑問は「性行為後の石鹸での洗浄が性病の予防になるか?」というものです。
その答えは「YES」です。
石鹸で性器や肌を洗浄することで、病原菌などを洗い流すことは可能です。ですが、こちらの方法も上記の質問と同様に完全に病原菌を洗い流すということはできません。
そのため、石鹸で洗ったから性病に感染しないということはありません。多少、感染しにくくなる程度のものとなっているため、やはり適切な性病予防を行うことが重要です。
まとめ
こちらのページでは、さまざまな性病の感染経路についてや、性病に感染しないための予防のポイントについて紹介してきました。
性病への感染は
- 誰にも相談できずに悪化してしまう
- パートナーに打ち明けられず感染を広げてしまう
- 風俗などが原因の場合は離婚の原因にも
といったように、さまざまな問題を引き起こしてしまいます。
性病の悩みは相談しにくいものだからこそ、治療が遅れて取り返しのつかない状況に陥ってしまうことも珍しくありません。
だからこそ、適切に感染経路を把握したり予防のポイントを押さえて感染リスクを出来る限り下げるということは非常に需要です。
今もなお、性病の中には増加傾向にあるものもあるため、そうしたものを予防するためにも是非、こちらのページで紹介してきた情報を参考にしてみてください。