ルナエイトってどう飲むの?効果的な服用方法ガイド
「スッと寝つけない夜が続いてつらい」という状況を改善させるために役立つのが、睡眠薬のルナエイト(有効成分:エスゾピクロン)です。
ただし、その効果をしっかり得るためには、正しい服用方法を押さえておくことが欠かせません!
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眠気を最大限引き出す!正しい服用タイミングと量の基本ルール
ルナエイトを安全に使用して効果を実感するには、服用の基本ルールを理解することが不可欠です。
基本となるルールは、以下の2点です。
- 1日の服用回数…1回
- 服用のタイミング…就寝直前(ベッドに入る直前)
夕食をとり、リラックスタイムを過ごし、お風呂に入り、パジャマに着替えて髪を乾かし、家事をすべて終えて布団に入る直前に1回だけ服用し、あとはスマホを見たりなど余計なことをせず、すぐに電気を消して目を閉じる……。
これが、ルナエイトの正しい使い方です!
何mgから始める?──自分に合ったスタート量の見つけ方
ルナエイトには、有効成分であるエスゾピクロンの配合量に応じた「2mg錠」「3mg錠」の2種類がありますが、自己判断でたくさん服用するのはNG!
次にまとめる表をもとに、自分に合った服用量を選んでください。
使用者のタイプ | 推奨用量 | 注意点 |
---|---|---|
健康な成人 | 2mg(最大3mgまで) | 初回は2mgで様子を見る |
高齢者 高度の肝機能障害の人 高度の腎機能障害の人 | 1mgから開始が基本(最大2mgまで) | ふらつきや残眠感が出やすいため慎重に |
健康な方は2mgから服用を始め、効果や副作用などを確認しながら2mgのまま使用するか、3mgへの増量を検討します。
また、高齢者や肝臓や腎臓に障害がある方の場合は、1mg(※)から服用を開始し、増量したい場合は最大でも2mgに抑えましょう。
(※2mg錠をピルカッターで分割してください)
推奨用量で効果があるなら、無理に増量する必要はありません。
むしろ、無理に増やすと副作用リスクが高まるおそれがあるため、慎重に決めてください。
「寝る前にお菓子」は逆効果?──食後すぐの服用がNGな理由とは
寝る前にちょっとお菓子をつまむ癖がある方もいるでしょうが、ルナエイトの効果をしっかり引き出したいのなら、その癖はあらためるべきです。
というのも、ルナエイトは空腹時に服用した方が体に吸収されやすい性質があるからです。
食後すぐに服用すると、下記のようなことが起こりえます。
- 効果が出るまでに時間がかかる
- 思ったより眠れないと感じる
特に、カロリーの高い食事(800kcal以上)の直後に服用すると、効果がピークに達するまでの時間が空腹時と比べて2倍かかるという臨床試験の結果も出ています。
というわけで、食後2時間程度空けてから服用するのがおすすめです。
事故・副作用のもとに?──“やってはいけない使い方”4選
次のような行動は、ルナエイトの効果を打ち消したり、副作用を引き起こすリスクがあるため避けてください。
- アルコールと併用
- ルナエイトの効果が強まりすぎて、意識障害や転倒、記憶喪失のリスクがあります。
- 他の睡眠薬・抗不安薬との併用
- ルナエイトと作用が重複し、呼吸抑制や極端な眠気が出ることがあります。
- 服用後に運転・機械操作をする
- 薬の影響で判断力が低下し、重大な事故のリスクがあります。
- 夜中や明け方の服用
- 起床後も眠気が残りやすくなるため注意が必要です。
「正しく飲んでるのに効かない?」──実は見落としがちな生活習慣ミス
ルナエイトを正しく服用しているのに「効きが悪い」と感じる人もいます。
その場合、原因は薬そのものではなく、服用前後の行動習慣にあるかもしれません。
- 寝る直前までスマホやパソコンを見ている
- スマートフォンやパソコン画面の光が眠気を妨げるため、就寝30分前からは照明を落として、画面を見ないようにしましょう。
- 夕食が遅く、消化が不十分なまま服用
- できれば、夕食は就寝(ルナエイト服用)の2〜3時間前に済ませておきましょう。
上記のような習慣がある場合、見直すことでルナエイトの効果がより実感できるようになるかもしれません。
まとめ:快眠は「正しい服用方法」から──初めてでも安心の5つの鉄則
ルナエイトは、服用方法を守ることできちんとした効果を実感できる医薬品です。
その助けを借りて朝までぐっすり眠るためには、以下の5つのポイントを守ることが不可欠です!
- 必ず就寝直前に服用する
- 食後すぐの服用は避ける
- 少ない用量からスタートする
- 飲んだらすぐ布団へ!無理な行動は控える
- アルコールや他の睡眠薬との併用は避ける
こうしたポイントを押さえることで、「飲んだのに眠れない」「翌朝に眠気が残る」といった問題は減らせます。
ルナエイトは効果の高い薬だからこそ、せっかくの効果を十分に引き出すためにも、適切な服用方法を把握して使いましょう!