トリキュラーとロキソニンやトラネキサム酸は併用できる?市販薬との併用についても紹介
トリキュラー服用中に「他の薬と一緒に飲んでも大丈夫?」と不安になることもありますよね。
例えば、頭痛が起きた時のロキソニンだったり、普段美白のために使ってるトラネキサム酸だったり。
こちらのページでは、よく使う薬との飲み合わせを中心に解説します。
目次 [表示]
はじめに:トリキュラーと主要な薬の飲み合わせ【早見表】
いろいろな用途でよく使われるロキソニン、美白効果で使う人も少なくないトラネキサム酸。
トリキュラーとの併用について、まずは結論を以下の表にまとめました。
薬の名前 | 併用の可否 | 注意点 |
---|---|---|
ロキソニン | 併用OK | 避妊効果に影響ナシ |
トラネキサム酸 | 併用注意 | 血栓リスクが上がる可能性 |
以下では、それぞれの薬について、より詳しく解説していきます。
【詳細解説】トリキュラーと代表的な薬の飲み合わせ
ここからは、トリキュラーと特によく使われる薬のロキソニンやトラネキサム酸について、それぞれどのような影響があるのか、併用の注意点とともに詳しく解説していきます。
鎮痛剤「ロキソニン」との併用
ロキソニン(ロキソプロフェン)は、頭痛や生理痛などによく使われる市販の鎮痛薬です。
トリキュラーとロキソニンの作用機序は異なるため、併用しても問題はありません。
どうしても不安な場合は、ピルを飲んでから数時間空けて服用するようにすれば安心して使えます。
処方薬「トラネキサム酸」との併用
トラネキサム酸は、止血や抗炎症、美白目的で処方されることの多い薬です。
この薬は血液を固まりやすくする働きがあり、トリキュラーと併用することで血栓症のリスクが高まる可能性があります。
絶対NGではありませんが、長期的に併用する場合は注意するようにしましょう。
血栓症に関する詳しい情報やトリキュラーの副作用に関する情報はこちらのページで解説しています。
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トラネキサム酸の代わりになる薬やサプリはある?
トリキュラーを服用するために、トラネキサム酸との併用による血栓症リスクを避けたいと考えている方は、トラネキサム酸以外の薬やサプリを検討しましょう。
- タチオン(グルタチオン)
- ビタミンC
- L-システイン
上記の成分を含む薬やサプリが使えるので、チェックしてみてください。
タチオン(グルタチオン)に期待できる効果
グルタチオンは強い抗酸化作用があります。
美容クリニックで扱われているグルタチオン錠や市販の美容液などにも含まれています。
抗酸化作用には血栓の形成を防ぐ効果もあるため、トリキュラーとの併用が可能です。
ビタミンCが美白ケアの基本と言われるワケ
ビタミンCは、美白ケアにおける基本となる成分でサプリで手軽に摂取できます。
メラニン生成の抑制や抗酸化作用で肌の透明感を保つサポートをしてくれます。
トリキュラーとの相性もよく併用しても問題ありません。
L-システインでターンオーバー促進!肌本来の力をサポート
L-システインは、肌のターンオーバーを正常に保つ働きを持っており、メラニンの排出を促進します。
これにより、肝斑やシミの改善や予防効果に期待できます。
ハイチオールCなどL-システインを含んだ市販薬も多く、トリキュラーとの併用リスクもないため、日常的なケアとして取り入れやすいのが特徴です。
【薬の種類別】その他の主な薬との飲み合わせ
ロキソニンやトラネキサム酸以外にも、風邪薬や胃薬など、気になる薬はたくさんありますよね。
代表的な市販薬・処方薬との飲み合わせについて、以下の表にまとめました。
薬の分類 | 併用の可否 | 注意点 |
---|---|---|
カロナール(アセトアミノフェン) | 併用注意 | トリキュラーの血中濃度が上昇する |
イブ(鎮痛薬) | 併用OK | 問題なし |
アフターピル | 併用OK | トリキュラーを再開すべき時期が状況で異なる |
風邪薬全般 | 併用OK | 成分(アセトアミノフェン)に注意 |
胃腸薬・吐き気止め | 併用OK | 吸収に影響はない |
抗生物質 | 併用注意 | 一部で効果が低下 |
詳細な飲み合わせに関する情報は、トリキュラーの添付文書などをご確認ください。
参考元:医療用医薬品 : トリキュラー
市販薬(風邪薬・胃薬など)との飲み合わせ
風邪薬や胃腸薬はトリキュラーと併用しても基本的には問題ありません。
ただし、風邪薬に含まれる眠気成分(抗ヒスタミン系)によって、日中のパフォーマンスが落ちる可能性があるため、運転や集中力が必要な作業前は避けた方が安心です。
また、アセトアミノフェンを配合した薬との併用はトリキュラーの副作用リスクを高めてしまうため注意する必要があります。
処方薬(抗生物質など)との飲み合わせ
抗生物質の一部(リファンピシンなど)は、ピルの代謝に影響を与え、避妊効果を下げる可能性があります。
短期間の服用でも注意が必要なため、抗生物質を処方されるような場合は事前に医師へトリキュラーを服用していることを伝えてください。
アフターピルは使える?
トリキュラーを飲み忘れたときなど、避妊効果に自信が持てないタイミングで性行為をした場合、避妊に失敗して妊娠するリスクがあります。
そんなとき、アフターピルを飲むことはできるのでしょうか?
結論からいえば、トリキュラーの服用中にアフターピルを飲むのは問題ありません。
ただし、アフターピルを飲んだあとトリキュラーを再開すべき時期は個々の状況で異なるので、医師に相談することをおすすめします。
【併用絶対NG】サプリメント「セントジョーンズワート」の危険性
ハーブの一種であるセントジョーンズワート(和名:セイヨウオトギリソウ)は、ピルの効果を著しく低下させてしまうため、併用は絶対に避けてください。
サプリメントや健康食品に含まれていることがあるため、成分表示をしっかり確認することが大切です。
まとめ:併用できる薬・注意が必要な薬を正しく理解しよう
この記事で解説した通り、ピルと併用できる薬はたくさんありますが、中には注意が必要なものや、絶対に避けるべきものも存在します。重要なポイントは以下の通りです。
- ロキソニンなど多くの市販の痛み止めは、基本的に併用OK。
- トラネキサム酸や一部の抗生物質は、併用前に医師への確認が必要。
- セントジョーンズワートを含むサプリメントは、絶対に避ける。
それでも不安な場合や、ここにない薬を服用する際は、自己判断せず医師や薬剤師に相談しましょう。
飲み合わせ以外のトリキュラーに関する情報はこちらにまとめているのでお役立てください!