ラミシールクリーム

水虫をはじめとした真菌感染症に効果があります。体のさまざまな部分にできる白癬や股部白癬、皮膚カンジダ症や癜風などの治療に用いられます。幅広い皮膚の真菌症に使えるので多くの人が利用しています。

水虫以外の感染症にも使えるので、水虫専用ではありません。水虫に使われることが多いため、そうした勘違いをするケースも少なくありませんが、実は色々な病気に使われています。

直接かゆみを抑える薬ではありません。かゆみなどを引き起こす原因となっている真菌に作用することで数を減らして症状を緩和します。そのため、使用から数日以内に自然とかゆみが和らぐことが多いです。

テルビナフィンは“殺菌力が強い”タイプの薬です。特に白癬菌と呼ばれる菌に対してよく効きます。1日1回の塗布で効果が持続しやすいのも特徴となっています。

お風呂上がりなど、清潔な肌に塗るのが理想です。入浴後は皮膚が清潔で薬が浸透しやすく、夜は薬がしっかりとどまりやすいため、帰宅した後の入浴後に使われるケースが多いです。

基本的には必要ありません。ガーゼや包帯で覆ってしまうと通気性が悪くなることで菌が増殖しやすくなります。そのため普段は覆わず、摩擦などでどうしても必要なときは薄く通気性のあるもので対応しましょう。

通常は1日1回でOKです。多く塗れば早く治るわけではなく、副作用のリスクが高まってしまうため、適量を薄く広げるように使いましょう。

症状が良くなっても、菌は残っていることがあります。菌が残ってしまっていると再発のリスクがあるため、症状がなくなった後も決められた期間は継続して使うことが大切です。

塗布部分の発赤、かゆみ、かぶれ、ヒリヒリ感などが出ることがあります。重い副作用は少ないですが、異変を感じたら使用を中止して医師に相談するようにしてください。

すぐに流水で優しくよく洗い流してください。異常が続く場合は眼科を受診してください。目の周りには使わないようにしましょう。

一時的な刺激である場合も多いですが、症状がひどくなったり、かゆみや痛みなどの別の症状も現れるようになった場合は、すみやかに医療機関を受診するようにしてください。

使い方が合っていない、または別の病気の可能性があります。改めて使用方法について間違っていないか確認した上で、間違っていない場合は医療機関を受診して相談するようにしてください。