シルデグラ

シルデグラの有効成分であるシルデナフィルには、性的刺激があっても勃起しない（しにくい）状態に対して効果があるだけでなく、最初は勃起するものの途中で萎えてしまう中折れに対しても効果があります。詳しくはシルデグラの効果をご覧ください。

シルデグラは、バイアグラのジェネリック医薬品（後発医薬品）であり、どちらも有効成分としてシルデナフィルが配合されています。効果が出るまでの時間や持続時間などに違いはありません。ジェネリック医薬品は先発医薬品に比べて有効成分の開発コストがかからないため、価格は大幅に抑えられています。

シルデグラは服用開始から30～60分で効果が出始め、60分でピークに達して4～5時間持続します。

抗うつ剤の副作用としてEDを発症することがありますが、シルデグラを併用することで改善させることはできます。ただし、シルデグラにはいわゆる媚薬のような作用はないため、抗うつ剤による性欲低下を改善させることはできません。

シルデグラの効果は30～60分であらわれるため、1時間前に服用するのが最適です。詳しい服用方法や注意点については、シルデグラの服用方法をご覧ください。

シルデグラは1日1回のみ（25～50mg）が正しい服用方法です。1回目と2回目の間には、必ず24時間以上の間隔を取ってください。

医薬品の中には、空腹時に服用すると胃粘膜を刺激するなどの理由で「食後に飲むこと」と決められているものがありますが、シルデグラは該当しません。むしろ、シルデグラは食事の影響を受けやすい（効果が弱まる可能性がある）ため、空腹時に服用することが推奨されています。

食後すぐに服用すると、効果が弱まったり、出るまでに時間を要したりすることが考えられます。ただし、2時間ほど空けてから服用すればスムーズに効果が得られます。

シルデグラの有効成分であるシルデナフィルについて、日本では1回25mgもしくは50mgが望ましいとされています。いきなり100mgから開始すると副作用が出やすくなったりするため、最初は25mg（50mg錠をピルカッターで2分割）から始めてください。

アルコールは、ごく少量であれば性的な気分を盛り上げ、シルデグラの効果をサポートしてくれます。そのような意味では飲み合わせは悪くありませんが、多量のアルコールは要注意です。中枢神経を鈍らせて性的な刺激を感じにくくしてしまったり、シルデグラの血管拡張作用を増強しすぎて副作用を招いたりする可能性があります。

ガマンする必要はありません。有効成分のシルデナフィルが引き起こす副作用として、特に多い（まったく感じない人もいる）のが頭痛ですが、これについては頭痛薬を併用することでおさまります。市販のロキソニン（ロキソプロフェン）やカロナール（アセトアミノフェン）などはシルデグラと併用しても問題ありません。

シルデグラは、狭心症の治療に使われる硝酸剤と併用できません。相互作用によって血圧の低下を招く可能性があるためです。硝酸剤を服用している場合は、医薬品との相互作用がない（報告されていない）ED内服サプリの使用を検討してみてはいかがでしょうか。なお、その他の併用禁忌薬や併用注意薬については、それぞれ併用禁忌、併用注意の項目をご確認ください。