アザマン

【移植の場合】
通常、下記量を1日量として水やぬるま湯で服用します。
耐薬量や有効量は服用する方によって異なるため、最適の改善効果を得るために用量の注意深い増減が必要です。

・腎移植
初期量：2～3mg/kg相当量
維持量：0.5～1mg/kg相当量

・肝、心および肺移植
初期量：2～3mg/kg相当量
維持量は1～2mg/kg相当量

【ステロイド依存性のクローン病の寛解導入および寛解維持、ならびにステロイド依存性の潰瘍性大腸炎の寛解維持の場合】
1日量として、50～100mg（1～2mg/kg相当量）を水やぬるま湯で服用します。

【全身性血管炎、全身性エリテマトーデス、多発性筋炎、皮膚筋炎、強皮症、混合性結合組織病および難治性リウマチ性疾患の場合】
1日量として、50～100mg（1～2mg/kg相当量）を水やぬるま湯で服用します。
なお、症状により適宜増減可能ですが、1日量として3mg/kgを超えないようにしてください。

【自己免疫性肝炎の場合】
1日量として、50～100mg（1～2mg/kg相当量）を水やぬるま湯で服用します。

白血球数3000/mm3以下の方や配合されている有効成分に対する過敏症の既往歴がある方は服用しないでください。
また、免疫抑制下で生ワクチンを接種すると病原性を表す可能性があるため、生ワクチンを接種する予定がある方も服用をお控えください。
フェブキソスタットやトピロキソスタットと併用することにより、骨髄抑制等の副作用を増強する可能性があるため、フェブキソスタットまたはトピロキソスタットを服用中の方もアザマンの服用を禁止されています。

他にも、アザマンには併用に注意するべき医薬品が存在しています。
アロプリノールやワルファリン、不活化ワクチンなどがこれに該当し、併用することによって何らかの相互作用を引き起こしてしまうおそれがあります。
すでに何らかの医薬品を服用している場合はもちろん、アザマンを服用中に他の医薬品も使う必要が出た場合は事前にかかりつけの医師へご相談ください。

大量服用中は感染症にかかりやすくなるため、外出する際はマスクをし、うがいや手洗いをしっかり行ってください。
また、わずかな傷や打ち身でも出血が止まりにくくなる可能性がありますので、運動や危険を伴う作業を行う際は怪我をしないよう十分ご注意ください。

※用法・用量、注意点、副作用などに関しては一般的な薬剤情報を訳したものです。服用・使用前は医師などの専門家に相談した上で必ず用法用量に従って頂ますようお願い致します。
また、服用や使用に関しては全て自己責任となりココロ薬局では一切の責任を負いかねます。

食欲不振や悪心、嘔吐、全身倦怠感などの副作用があらわれる可能性があります。
重篤な副作用の場合、再生不良性貧血や汎血球減少等の血液障害、ショック様症状、悪性新生物などの症状が報告されています。
服用する際はこれらの症状に十分注意し、もし副作用と思われる症状を感じた場合は速やかにかかりつけの医師の診察を受けてください。

服用方法や副作用・併用禁忌・注意のご説明には、商品の説明書の他に、次のサイトを参考にしています。
医療用医薬品 : イムラン
アザチオプリン