スティリザン

症状の重症度や患者の体力や年齢などに応じて適宜用量を増減させる必要があります。
低用量の場合
1日2～4mgを分割して服用します。必要に応じて1日の用量を6mgまで増やすことが可能です。
ただし、これ以上の増量は錐体外路症状が発生する可能性が上がります。

高用量の場合
1日2回、1回あたり5mgから開始し、1週間後は1日あたり15mgまで増量することができます。
必要に応じ3日間隔で5mgを増量が可能ですが、それ以上は推奨されていません。
コントールの達成後は、効果が維持できるレベルまで徐々に用量を減らしていきます。

昏睡状態や循環虚脱状態にある方、中枢神経抑制薬の強い影響化にある方、血液疾患や肝障害の症状がある方、心臓の代償不全が制御されていない方の服用は禁忌とされています。
また、エピネフリンを使用中の方や、配合されている有効成分に対する過敏症の既往歴がある方も、同様に服用をお控えください。

スティリザンには、エピペンやボスミン等のアドレナリン製剤やデスフェリオキサミンといった併用禁忌薬が存在しています。
この他にも併用に気をつけなければならない医薬品として、中枢神経抑制薬や降圧薬、降圧作用がある医薬品、三環系抗うつ薬などがあります。
併用に気をつけなければならない医薬品は他にも存在しているため、すでに何らかの医薬品を服用している方は、事前にかかりつけの医師へご相談ください。

眠気が起きたり、注意力や反射運動能力が低下したりする場合がございますので、車の運転や危険を伴う機械の操作はお控えください。
また、急に服用を中止すると反動で症状が悪化することがありますので、自己判断で服用を中止したり服用量を変更したりしないでください。


※用法・用量、注意点、副作用などに関しては一般的な薬剤情報を訳したものです。服用・使用前は医師などの専門家に相談した上で必ず用法用量に従って頂ますようお願い致します。
また、服用や使用に関しては全て自己責任となりココロ薬局では一切の責任を負いかねます。

重篤な副作用として、悪性症候群、無顆粒球症、白血球減少症、遅発性ジスキネジア、重篤な不整脈、麻痺性イレウス、眼障害、静脈血栓症、肺塞栓症などの症状が報告されています。
服用中にこれらのものと思われる症状を感じた場合は、速やかにかかりつけの病院へご相談ください。

その他の副作用は、口渇や脱力感、浮腫、離脱反応などが報告されています。
副作用の影響で口が渇いて不快な場合は、冷たい水で口をすすいだり、小さな氷を口に含んだりしてください。
また、薬の影響で体温が異常に上がることがありますので、高温の環境下での作業や激しい運動、夏の暑さなどにご注意ください。

服用方法や副作用・併用禁忌・注意のご説明には、商品の説明書の他に、次のサイトを参考にしています。
トリフロペラジン マレイン酸塩
Trifluoperazine 1mg Tablets