アジーで尿道炎と子宮頸管炎は治る?知っておきたい効果と治療法
【男性】排尿痛がある
【女性】おりものの増加、不正出血などがある
このような場合、男性は尿道炎を、女性は子宮頚管炎を疑う必要があります。
おしっこのたびに痛い思いをしたり、おりものから異臭がしたりしてつらい症状ですがしかし、実は抗生物質を有効成分とするアジーを使えば治すことができます!
こちらのページでは、尿道炎や子宮頚管炎に対するアジーの効果や飲み方などを紹介します。
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アジーは尿道炎や子宮頸管炎の治療薬になる?
細菌性の尿道炎や子宮頸管炎の治療に、アジーを用いることは可能です!
ただし、原因となる細菌の種類によってはアジーが効かないこともあるため、要注意です。
たとえば、クラミジアやブドウ球菌が原因ならアジーで治療できますが、淋病によって尿道炎や子宮頚管炎を起こしている場合、アジーは効かない可能性があります。
近年、アジーの有効成分アジスロマイシンに対して耐性を持つ淋菌が増えているためです。
また、尿道炎は大腸菌が原因で起こるケースも多いですが、アジスロマイシンはもともと大腸菌に適応していないため、治療には使えません。
尿道炎や子宮頚管炎になったとき、まずは「何が原因でなったのか」を見極めることが欠かせません。
クラミジアが原因でも治療ができない場合もある
アジーの有効成分アジスロマイシンはクラミジアに対して高確率で効果を発揮するため、クラミジアによる尿道炎や子宮頚管炎を治療するための第一選択薬となっています。
ただし、アジスロマイシンに耐性を持つクラミジア菌も少なからずいる(※)ため、確実に尿道炎や子宮頚管炎を完治させられるとは限りません。
(※性感染症学会によると、クラミジアのアジスロマイシンへの耐性率は35%といわれています)
そのため、アジーを飲んだ2~3週間後に必ず病院で再検査を受け、クラミジアが陰性になったことを確かめる必要があります。
アジーで尿道炎や子宮頸管炎を治す時の飲み方は?
アジーで尿道炎や子宮頚管炎を治すための飲み方は、いたってシンプルです。
アジスロマイシン1000mgとして1回飲むだけで終了します。
アジー250mg | 4錠まとめて飲む |
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アジー500mg | 2錠まとめて飲む |
アジー1000mg | 1錠を飲む |
ただし、2~3週間後の再検査で陰性が確認できない段階では「完治した」とはいえません。
実は治っていない可能性も考えられるため、再検査を受けるまでは性行為を控えましょう。
尿道炎や子宮頸管炎は何日で治る?
おしっこに行くたびに痛みに襲われる尿道炎、おりものの異臭や不正出血に悩まされる子宮頚管炎。
そんなつらい症状は何日で治るのか、気になる方も多いでしょう。
用法用量を守ってきちんと飲んだ場合、アジーの効果は1週間ほど持続します。
その間に症状を改善させるため、長くても7日前後で症状は消えていくのが一般的です。
もしそれ以上に症状が続く場合、アジーが効いていない可能性が考えられるので、医師に相談しましょう。
膀胱炎・前立腺炎・精巣上体炎などの尿路感染症にもアジーは効く?
「アジーは尿道炎に効果がある」というわけで、同じ尿路感染症の膀胱炎や前立腺炎、精巣上体炎などにも効果がありそうと思ってしまいがちですが、原因菌によって異なります。
たとえば膀胱炎や前立腺炎の場合、大腸菌が原因である場合はアジーが効きません。
しかしアジーが適応するクラミジア菌が原因である場合、アジーで治すことができます。
尿道炎や子宮頸管炎はパートナーと一緒に治すのがカギ!
性感染症の尿道炎や子宮頚管炎は、性行為によってパートナーに感染させるリスクがあります。
- パートナーに感染させる
- 自分だけアジーで治す
- 再びパートナーと性行為をして再感染する
このような「ピンポン感染」の可能性もあるため、治療の際はパートナーと一緒に治すことが必須です。
アジーで尿道炎や子宮頸管炎を治療する時は原因特定が重要
- クラミジアが原因の尿道炎や子宮頸管炎には有効
- 原因菌によっては効果が得られないことがある
- アジーは一部の尿路感染症にも効果がある
アジーは、クラミジアによる尿道炎や子宮頚管炎の治療に使えるものの、適応していない細菌が原因になっている場合は効果がないため、注意する必要があります。
大切なのは、何が原因で尿道炎や子宮頚管炎を発症したのか確認することです。
また、アジーは1回1000mgの服用のみで尿道炎、子宮頚管炎を治療できますが、陰性が確認できるまでは完治したとはいえないため、必ず再検査を受けましょう!