低用量ピルで月経移動はできる!月経移動の方法や注意点を解説
特別なイベントや予定が近づくと、「月経のタイミングを変えられたらな」と考える人もいるでしょう。
自分のスケジュールに合わせて月経のタイミングを調整できれば、より快適に活動できるでしょう。
そんな時に役立つ方法なのが低用量ピルによる月経移動です。
そこで、この記事では低用量ピルを利用して月経のタイミングを調整する方法と、その際の注意点を解説します。
中用量ピルによる調整方法や月経を調整することの副作用についても触れるため、月経タイミングの調整を検討している人は参考にしてください。
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月経移動とは?
月経移動とは、ホルモン剤を使用することで生理周期を人為的に調節して日程をずらす方法のことです。
生理を早める場合は特定の予定の前に生理を終わらせ、生理を遅らせる場合は、特定の予定が終わってから生理が来るようにホルモン剤を使用して整理周期をコントロールします。
こうした月経移動の主な目的は受験や旅行、結婚式やイベントなどの大切な予定と月経のタイミングをずらすためです。
大事な日に生理が重なってしまい、後悔したことがあるという方は少なくありません。
ですが、月経移動を上手に活用することによって、大切な日の体調に悩まされることなく過ごせるようになります。
参考元:生理の移動について
低用量ピルによる月経移動の方法
低用量ピルの使用は月経周期を調整する有効な手段のひとつです。
この方法によって、月経の開始を前にしたり、遅くしたりできます。
ここからは、月経を調整するためのピルの具体的な使用方法について紹介していきます。
月経を早めるための低用量ピルの服用方法
生理を前倒しする月経移動の場合、通常の生理周期よりも最大10~14日程度早くできます。
低用量ピルを使った具体的な方法は以下の通りです。
- 月経を移動する日の直前の生理開始日から5日目までに服用を開始します。
- その後は、規則正しく1日1錠の服用を続けます。
- 14日以上継続して服用したあとに服用を完全にストップします。
- 服用ストップから2~3日後に生理が来ます。
このように、月経を移動したい生理の直前の生理開始日から14日以上、毎日1錠を服用するだけで生理を早めることができます。
この方法のメリットは、生理を避けたい期間中は薬を飲む必要がないことです。
デメリットとしては、早くから使用を始める必要があり、生理周期によっては月に2回生理が来る可能性があることが挙げられます。
月経を遅らせるための低用量ピルの服用方法
低用量ピルを使って生理を遅らせる場合、普段から低用量ピルを服用している必要があります。
そうでない場合には、中用量ピルを用いて遅らせます。
生理をどれくらい遅らせられるかは個人差がありますが、最大7~10日間程度の遅延が可能です。
具体的な使用方法は、以下の通り。
- 服用中の低用量ピルを1日1錠のペースで服用します。
- 3相性のピルの場合、用いる低用量ピルは成分量が多いものを選択する必要があります。
- 低用量ピルの服用を、生理を避けたい最終日まで継続して服用をストップします。
- 低用量ピルの服用を中止して2~3日後に生理が来ます。
この方法のメリットは、正しく服用することで生理日の移動をほぼ確実にできる点にあります。
ですが、普段から低用量ピルを服用している必要があったり、遅らせたい期間中ずっと低用量ピルを服用する必要があったりするため、副作用が出る可能性があるという点はデメリットといえます。
中用量ピルによる月経移動の方法
月経移動は低用量ピルを用いることで行えますが、中用量ピルを用いても移動させることができます。
そこで、ここからはそんな中用量ピルを用いた月経移動の方法について紹介していきます。
月経を早めるための中用量ピルの服用方法
中用量ピルを使って生理を前倒しする場合、低用量ピルに比べてより確実に月経移動できる半面、副作用が出やすいという特徴があります。
具体的な方法は、以下の通りです。
- 前回の生理開始から5日目までに服用を開始します。
- 1日1錠のペースで10日間、継続して服用します。
- ピルの服用を中止してから2、3日後に生理が訪れます。
この方法には、生理を避けたい期間は使用する必要がなく、その間はピルを休止できる利点があります。
しかし、低用量ピルと比べると短い期間で生理を早めることができますが、その一方で吐き気や倦怠感などの副作用が出るリスクがあるのがデメリットです。
普段ピルを使用していない人は特に、医師からきちんと説明を受けたうえで使用を検討しましょう。
月経を遅らせるための中用量ピルの服用方法
中用量ピルを使用して生理を遅らせる場合も医師の診察と指示が必要です。
具体的な使用は、以下の通りです。
- 予定生理の5日以上前からピルの服用を開始します。
- 1日1錠のペースで生理を避けたい日まで継続します。
- 服用を止めると2~3日後に生理が始まる見込みです
上記の方法は、生理予定日までの期間が5日より短い場合は、調整に失敗するリスクがある点に注意しましょう。
利点は、低用量ピルを使用するよりも、月経日をより確実に変更できたり、最短5日の服用で遅らせることができるという点があげられます。
その一方で、副作用が出やすかったり、移動させる期間中は継続して服用する必要があるというデメリットがあります。
ピルによる月経移動では副作用は起こる?
月経移動自体は体に大きな負担をかけるものではありませんが、ピルの使用に伴い軽度の副作用が起こる可能性があります。
まず、ピルの使用を止めると数日後に消退出血(生理)が来るでしょう。
その後の生理開始時期は、元来の生理と同じ周期間隔で迎えられるため特に問題はありません。
また、ピル使用中は吐き気や頭痛などがあらわれる場合があります。
個人差はありますが、ホルモン剤を体内に取り入れるため副作用リスクを完全に避けるということはできません。
ですが、頭痛薬や吐き気止めの併用などで軽減することができるため、上手に活用するようにしましょう。
ピルによって月経移動をする場合の注意点
ピルによる月経移動は便利な方法ですが、使用する際にはいくつかの注意点があります。
副作用のリスクや、健康上の問題が悪化する可能性があるため実施前に検討が必要です。
ここでは、ピルを使用する際の主な注意点として、副作用の可能性と血栓症のリスクについて解説します。
副作用が起きる可能性がある
ピルの使用中は、吐き気や頭痛、倦怠感、乳房痛などの副作用が現れる可能性があります。
特に月経をうしろにずらす際は、ピルを毎日継続して使用する必要があるため、この期間中に副作用があらわれることもあるでしょう。
症状が現れた場合は、市販の薬で対処できますが酷いときは使用中止をおすすめします。
こういった副作用は、ホルモンの作用により体が月経前の状態に近づくことで引き起こされるものです。
同様の理由から、胸の張りやむくみなども起こる可能性があります。
ただし、副作用の症状には個人差があるため、全く副作用症状が出ないという場合もあるため、絶対に出るとは限らない点は注意が必要です。
血栓症のリスクが高まる
ピルの長期使用は、血栓症のリスクを高める可能性があります。
そのため、できる限り長期間の使用は避け、水分をしっかり摂るなどして血栓予防に努めることが重要です。
特に喫煙者は血栓症のリスクがさらに高まるため、使用中は禁煙するか、喫煙本数を減らすよう心がけましょう。
長時間同じ姿勢を続けないよう留意し、定期的に体を動かすことも大切です。
血栓症は命に関わるリスクがあるため、異常が見られた場合は直ちに医師に相談するようにしましょう。
自覚症状がない場合でも、定期的な健康診断を受けるなど、体の変化に注意を払うことも大事です。
まとめ
月経移動とは、ピルの使用タイミングを調整し、生理周期を人為的に変更する方法です。
主な目的は旅行やイベントに生理がこないように調整することにあります。
使用するピルは低用量タイプと中用量タイプの2種類が存在し、周期を前後どちらにずらすかによってピルの服用のスケジュールや方法が異なります。
中用量ピルは高確率で変更できる半面、副作用が出やすいのがデメリットです。
月経移動を行う際の副作用として、吐き気や頭痛などが起こる可能性があります。
また、長期使用の場合は血栓症のリスクが高まるため、注意が必要です。
症状が出た際は早めに医師に相談し、適切に対処しましょう。

低用量ピルは避妊だけでなく月経移動にも使用することができます。低用量ピルは通販で購入することでコストを抑えることができるので、通販からの購入もぜひ検討してみてくださいね!