プレマリンでイライラする、太る…副作用が不安なあなたへ

プレマリンでイライラする、太る…副作用が不安なあなたへプレマリンの服用を検討されている方の中には、副作用に不安を感じられている方もいるでしょう。
こちらのページでは、そんなプレマリンによる代表的な副作用について詳しく解説していきます。

プレマリンでよくある副作用まとめ!症状を一覧で紹介

まずは、プレマリンの代表的な副作用をまとめてみましょう。

主な副作用重篤な副作用
吐き気、悪心、嘔吐、胃痛、胃もたれ、イライラ、鬱っぽさ、めまい、倦怠感、眠気、むくみ、体重増加、胸の張り、胸の痛み、 不正出血、茶色いおりもの、抜け毛、肌荒れ、ニキビ血栓症(足の痛み・むくみ)、高血圧、コレステロール値、乳がん、子宮体がん

主な副作用は、胃腸系精神系です。
服用初期や、飲む量が多いとき(※)にあらわれることがあります。
(※プレマリンの添付文書では、「むくみ・体重増加」について『特に大量継続投与によりあらわれることがある』としています)

一方、頻度は低いものの、血栓症をはじめ重篤な副作用も報告されているため、注意が必要です。

むくみが原因となって体重が増えることもある

むくみや体重増加を気にする声は多く、ヤフー知恵袋のようなQ&Aサイトでも『太ると聞いたんですが大丈夫ですか?』『むくんでる気がするんですが不安です』などの書き込みが見られることも……。

実際、むくみは“ありがち”な副作用のひとつです。
プレマリンの有効成分であるエストロゲンに水分を貯留する作用があるため、むくみなどの症状があらわれ、結果的に体重が増えるケースがあります。

ただし、飲み始めて2~3ヶ月もすれば体が薬に慣れて軽快するため、悩みすぎる必要はありません。

痛みが出るケースもある。特に注意が必要なのは足の痛み

・バストが張って痛い(胸痛)
・関節痛や腰痛、下腹部痛がある
・足が腫れて痛い

このような「痛み」が副作用としてあらわれる場合がありますが、バストの張りによる痛みは時間の経過とともに消えていくので、心配いりません。

一方、足の痛みには注意が必要です。
特にふくらはぎの痛みは重篤な副作用である血栓症の初期症状のひとつなので、医師に相談しましょう。

抜け毛や肌トラブルなどの影響もある

抜け毛肌荒れニキビが増えるといった副作用もあります。
女性ホルモンが変動することで皮脂分泌が増えたり、髪の成長サイクルに影響を与えるためです。
これらの症状は特に、服用を開始したタイミングであらわれやすく次第に改善していくことが多いです。

また、これらの副作用とは対照的に、肌や髪のツヤが良くなることもあります。
これらはプレマリンの効果としては認められていませんが、エストロゲンの作用によってこういった効果を感じる場合もあります。

不正出血・経血量・おりものの変化の原因は?

飲み忘れなどでホルモン量が不安定になることで卵巣機能が乱れ、不正出血があらわれたりします。
また、「生理の量(経血量)が少なくなる」とか、「おりものが増える」「茶色いおりものが出る」「臭いに変化が出る」という場合もあります。

他にも多数の副作用の報告がある

その他、めまいや倦怠感、眠気がひどい、あるいは眠れないといった症状もあります。
頻尿や寒気、微熱が続くこともあるため、体調の変化には注意しましょう。

血栓症やがんリスクも?重篤な副作用に気をつけて

頻度は低いものの、重篤な副作用にも注意が必要です。
代表的なのは血栓症です。
発症する確率は「頻度不明」となっており、極めて稀ですが、ゼロではないため注意しましょう。

また、プレマリンはホルモン剤であるため、女性ホルモンが原因となる乳がんリスクが高くなるとされています。
がんの既往歴がある場合、プレマリンを使うことはできません。

飲み始め・長期使用で違う!副作用の現れやすい時期

副作用があらわれやすい時期について、簡単にまとめてみました。

タイミング症状例
服用開始2~3週間吐き気、イライラ、むくみ等
飲み忘れ・不規則な服用不正出血、ホルモン変動による体調不良
数ヶ月以上の使用(黄体ホルモン剤と併用)乳がん

プレマリンのよくある副作用は、服用を始めたばかりの時期に出やすいといわれています。
飲み始めの2~3週間が特に多いですが、この時期はホルモンバランスが大きく変化するためです。

また、黄体ホルモン剤と併用すると乳がんリスクが高くなり、併用期間が長くなればなるほどリスクは上昇するという報告があります。
とはいうものの、「わずかに上がる」という程度の話なので、あまり深刻に悩みすぎる必要はありません。

なぜ副作用は起こる?プレマリンが体に与える影響の仕組み

プレマリンの副作用はなぜ起きるのか、これまでの内容をもとに簡単にまとめてみました。

副作用原因
吐き気、悪心、嘔吐、イライラ、胸の張りや痛み、抜け毛、肌荒れ、ニキビ等エストロゲン補充によってホルモンバランスが変化するため(一過性)
むくみ、体重増加エストロゲンにより電解質代謝が変化し、体液をためやすくなるため
血栓症エストロゲンに血液凝固作用があるため

たいていの場合、プレマリンによってエストロゲンが補充されることで、ホルモンバランスが急に変化することが原因となっています。

重篤な副作用である血栓症については、エストロゲンが血液を凝固させることで血管を詰まらせる栓(血栓)をつくってしまう……という流れです。

プレマリンでよくある副作用には、まずはこう対処しよう

診察吐き気や頭痛などが軽度であれば、吐き気止めや頭痛薬の併用で対策ができます。
副作用は2~3週間でおさまっていくため、吐き気止めなどはそれほど長く使い続ける必要はないでしょう。

ただし、次のような場合はいったんプレマリンの服用をやめ、医師に相談してください。

・吐き気止めや頭痛薬を使っても改善されない
・長期にわたって副作用が続いている
・血栓症の初期症状(息苦しさや足の痛み・腫れ・むくみ等)がある

副作用やリスクを把握して安心してプレマリンを使おう

プレマリンの副作用について知っておくべきポイントは以下の4点です。

  • プレマリンは幅広い副作用がある
  • 軽度な副作用は飲み始めに出やすい
  • 副作用の原因は主にホルモンバランスの乱れ
  • 飲み忘れによって副作用が出ることもあるので注意が必要

プレマリンは更年期障害や不妊治療など、さまざまな症状の改善に役立つ一方で、吐き気やイライラ、むくみなどの軽い症状から、血栓症などの重篤な副作用まで幅広い副作用のリスクがある薬です。
しかし、多くの副作用は時間の経過とともに軽快しますし、吐き気止めなどを使った対策もできます。
リスクと効果をしっかり理解し、正しい知識のもとで服用を続ければ、プレマリンは心強い味方になってくれるでしょう。