レボフロックスの効果が出るまでどのぐらい?
レボフロックスを服用したはいいけど、実際に効果が出るまでどのぐらいの時間がかかるのだろう?そんな風に思ったことはありませんか?
こちらのページではそんな疑問にお応えすべく、レボフロックスの効果が出るまでの時間や強さなどに焦点を当てて紹介します。
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レボフロックスは効果が出るまでどのぐらい?
レボフロックスの効果があらわれるまでの時間は、1時間ほどと考えられます。
これは、服用から血中濃度が最高に達するまでに要する時間が1~2時間であるためです。
しかし、効果があらわれたからといって症状が急激に改善するわけではありません。
あくまでも継続して服用することで徐々に改善することができる治療薬なので、その点は勘違いしないようにしてください。
歯(歯周病)にはどのくらいで効く?
レボフロックスは歯周病の原因菌除去にも使われています。
服用を開始してから4~5日間で歯周病の炎症に改善がみられますが、改善しない場合もあります。
そうした場合には他の治療薬が用いられることがあります。
参考元:歯科で使用する抗菌剤
膀胱炎や尿道炎にはどのくらいで効果が出る?
膀胱炎や尿道炎などの治療にレボフロックスを用いる場合、効果が出るまでの期間は3~14日となっています。
単純性膀胱炎の膀胱炎は推奨治療期間が3日、複雑性尿路感染症では10~14日が推奨治療期間となっているため、この期間継続することで症状が改善すると考えられます。
この期間は目安であって、実際にはこの通りに効果がでるとは限りません。
治療にかかる期間は症状の状態や個人の体質によって大きく変わりますのでご注意ください。
性病への効果が出るまでの時間は?
クラミジアや淋病などの細菌性の性病にはどのぐらいで効果が出るのでしょうか?
クラミジアの場合は7日間の服用が必要となるため、数日から7日で効果が出ると考えられます。
淋病に対してどれくらいで効果があらわれるか、現在は不明です。
ただし、淋病に対してはレボフロックスがかつて使用されていましたが、耐性菌の増加によって使用は推奨されおらず、現在ではロセフィンやケニセフなどの抗菌薬が第一選択薬となっています。
レボフロックスの基本的な強さは?
レボフロックスは広範囲の細菌感染症に有効なニューキノロン系抗菌薬で、さまざまな細菌に対して非常に強い抗菌作用があります。
しかし、現在では淋病をはじめ耐性を持つ細菌も増えてきているため、別の抗菌薬が用いられることもあります。
こうした耐性菌を防ぐためにも、適切な治療薬を服用することが何よりも大切です。
まとめ|レボフロックスの即効性と効果発現時間を理解しよう
レボフロックスの効果が出るまでの時間などについて紹介してきました。
こちらが紹介した情報のまとめです。
- レボフロックスは服用から1~2時間で最高血中濃度に達する
- さまざまな菌に対して非常に強い抗菌作用がある
- 適応症によって治療にかかる期間が異なる
レボフロックスは強い抗菌作用を持つ薬で、服用から1~2時間と早い段階で効果を発揮します。
ただし、症状が改善するまでには継続的な服用が必要です。
レボフロックスのような抗菌薬は、症状を急激に改善するような即効性のあるものではなく、継続的に服用することで細菌を死滅させて根治する薬であることを理解しておきましょう。