デュタエイトの副作用って？副作用について知っておくべきポイント
「発毛効果が高い」と注目されるデュタステリドを配合したAGA治療薬のデュタエイトについて、副作用が気になって一歩踏み出せない――そんな声も少なくありません。
どんな薬にも副作用はあるため、「どのような症状が出るのか」「どう対処すべきか」を知っておくことが大切です。
このコラムでは安心してデュタエイトを服用できるよう、副作用についてわかりやすく整理しました。
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デュタエイトの副作用として多いのは男性機能の症状
デュタエイトの使用によって考えられる副作用について、同じ有効成分（デュタステリド）を配合した先発薬ザガーロのデータから概要を見てみましょう。
| 副作用 | 発現頻度（%） |
|---|---|
| 勃起不全 | 5 |
| 性欲減退 | 2 |
| 鼻咽頭炎 | 2 |
| 精液量減少 | 1 |
| 射精障害 | 1 |
デュタエイトには、勃起にかかわるDHT（ジヒドロテストステロン：男性ホルモンの一種）の産生を抑える作用があるため、勃起不全や性欲減退、精液量減少といった副作用があらわれることがあります。
副作用のEDはバイアグラやシアリスでの対処が可能
デュタエイトの服用で勃起不全の症状が出てしまった場合でも、「性行為がずっとできなくなるかも」と落ち込む必要はありません。
バイアグラやシアリスといったED治療薬を併用することで、EDを改善することが可能です。
デュタステリドは、バイアグラの有効成分シルデナフィルやシアリスの有効成分タダラフィルと相互作用を起こさないため、安心して併用して大丈夫です！
デュタエイトの副作用はどうして起こるの？
デュタエイトの有効成分であるデュタステリドには、毛周期の成長期を短くしてしまうDHTの産生を防ぐ働きがありますが、DHTには性欲の増進や勃起機能の発達に関わっているという側面もあります。
つまり、AGAの進行を防ぐ効果と表裏一体で男性機能の低下を招く可能性があるわけです。
気の持ち方が副作用を増幅させることもある
「薄毛は改善したいけど、副作用でEDになったらどうしよう…」
そんな不安を抱く方も中にいるかもしれません。
ですが、こうした副作用に対する不安な気持ちが男性機能に悪影響を及ぼすことがあります。
EDには、性行為に対するプレッシャーや不安が引き金になる「心因性ED」というケースがあります。
「デュタエイトの服用でEDになるかもしれない…」という強い不安があると心因性のEDを引き起こす可能性も十分に考えられるので、不安になりすぎずに使うことが大切です。
副作用が出たらどうする？対処法と相談のタイミング
デュタエイトの副作用として起こる確率が高い（といっても最大5%程度ですが）男性機能の低下が見られた場合、ED治療薬との併用で解消できます。
ただし、実は肝機能障害や黄疸など、かなり稀ではあるものの、重篤な副作用を起こす場合もあります。
全身の倦怠感や食欲の低下など、重篤な副作用の兆候が見られた場合は、いったん服用を中止して医師に相談しましょう。
デュタエイトを安心して使うためにも正しい知識を身に着けよう！
デュタエイトの副作用について、特に覚えておくべきポイントは以下の3つです。
- デュタエイトの副作用として多いのはEDや性欲減退などの男性機能関連
- 男性機能関連の副作用はED治療薬の併用で改善も可能
- 副作用に不安になりすぎないことも大切
確かに、デュタエイトには副作用の可能性があります。
しかし、男性機能の低下を感じたらED治療薬を併用したり、万が一、重篤な副作用の兆候が見られたら医療機関を受診したりと、適切な対処法を押さえておけば過度に不安になる必要はありません。
