アジーで治療できる?気管支炎や咽頭炎、その不快な症状に終止符を打つには?
アジーは細菌性感染症の治療薬で、クラミジア菌による尿道炎や子宮頚管炎などに効果を発揮します。
では、同じく炎症を引き起こす気管支炎や咽頭炎にも効果はあるのでしょうか?
というわけで、こちらのページではアジーの気管支炎や咽頭炎などに対する効果について紹介します。
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アジーが効くのはどんなとき?気管支炎・咽頭炎との相性
アジーは、マクロライド系抗生物質のアジスロマイシンを有効成分としています。
アジスロマイシンは、クラミジア菌のほかにもさまざまな細菌に対する適応があり、気管支炎や咽頭炎の原因となる細菌にも効果があります。
ただし、ウイルス性のインフルエンザや風邪による気管支炎や咽頭炎には効果がありません。
気管支炎・咽頭炎の原因 | |
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アジーが効く | マイコプラズマ、クラミジア、百日咳菌など |
アジーが効かない | インフルエンザウイルス、RSウイルスなど |
たとえば、インフルエンザウイルスが原因である場合、抗インフルエンザ薬を飲んで治すのが基本です。
まずは医療機関を受診し、原因を確かめることが先決といえるでしょう!
気管支炎や咽頭炎をアジーで改善するための飲み方は簡単!
アジーで気管支炎や咽頭炎を治すには、1日1回アジスロマイシン500mgとして服用し、3日間続けるのが基本です。
食事の影響を受けないため、飲むタイミングは1日のうちいつでもOKですが、飲み忘れを防ぐためにも、「夕食後に飲む」など決めておくのがおすすめです。
気管支炎や咽頭炎は何日で治る?気になる完治までのスケジュール
基本的に、アジーを500mgずつ3日間にわたって服用すれば、細菌性の気管支炎や咽頭炎の症状を抑えることができます。
日にちを置いてあらためて診察を受け、完治が宣言されれば「完全に治った」といえます。
何日で治るか気になるところかと思いますが、長くても数週間程度で治すことができます。
アジーは副鼻腔炎(蓄膿症)や中耳炎にも効く?その有効性と注意点
アジーは副鼻腔炎(蓄膿症)や中耳炎の治療に使うことも可能です!
【副鼻腔炎】
日本の病院ではアモキシシリンなどが使われますが、海外の試験ではアジスロマイシンの副鼻腔炎に対する有効率100%という結果が出ていることもあり、アジーも治療に使えると考えられます。
ペニシリン系の抗生物質を第一選択薬とするのが基本ですが、海外の試験ではアジスロマイシンの中耳炎への有効率が90%を超えていることもあり、アジーも治療に使えると考えられます。
気管支炎と肺炎は別物?似ているようで実は違う病気
気管支炎も肺炎も、ともに呼吸器系疾患であり、咳や痰、発熱など症状も似ていますが、まったく違う病気です。
気管支炎 | 気管支に炎症を生じる |
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肺炎 | 肺胞に炎症を生じる 気管支炎が悪化して肺炎になることもある |
ただし、病気の種類は違うものの、アジーを使うことでどちらも治療できる場合があります。
たとえば、マイコプラズマが原因で起きる細菌性の気管支炎や肺炎は、ともにアジーの服用によって治療が可能です。
気管支炎や咽頭炎にアジーを使う前に知っておくべきこと
- アジーは気管支炎や咽頭炎に効果が期待できる
- 効果に期待できるのは細菌性の気管支炎や咽頭炎のみ
- 副鼻腔炎や中耳炎の治療に使われる場合もある
アジーは、細菌が原因の気管支炎や咽頭炎に対して効果が期待できます。
また、アジーは副鼻腔炎や中耳炎といった耳鼻科領域の疾患の治療でも有効性があります。
幅広い細菌性の病気に効果があるので、常備しておいてはいかがでしょうか。