レボフロックスと整腸剤は一緒に使える?副作用対策で安心して使おう

レボフロックスと整腸剤は一緒に使える?副作用対策で安心して使おうレボフロックスは細菌感染症に用いられる抗菌薬ですが、胃腸系の副作用が出やすいです。
こちらのページではそうした副作用の対策としてレボフロックスと整腸剤を併用できるのかといったことや、使うべきケースなどについて紹介します。

 

レボフロックスの副作用にはどんなものがある?

吐き気さまざまな細菌感染症を治療するレボフロックスの副作用としてよく見られるのが、吐き気や嘔吐、下痢や腹痛などです。
上記で挙げた副作用はいずれも発現頻度1~5%未満となっています。
また、消化器系の副作用以外にも頭痛やめまい、不眠などの症状も発現頻度1~5%となっています。
 

 

レボフロックス服用時に整腸剤は使える?

薬レボフロックスの副作用として、吐き気や下痢などの消化器症状があらわれることがあります。
こうした副作用の症状があらわれた時に、症状を緩和するために整腸剤を用いることが可能です。
ただし、併用する整腸剤には気を付ける必要があります。

参考元:『クラビット』に『ビオフェルミンR』、意味あるの?~整腸剤を併用できる抗生物質の種類

 

 

整腸剤は何を選べばいい?

レボフロックスと整腸剤の併用はできますが、基本的には効果に期待できません。
整腸剤の有効成分は乳酸菌などの菌であるため、整腸剤の有益な菌すらも抗生物質に殺されてしまい、効果を得ることができない可能性が高いのです。
実際に抗生物質を使用した際に起こる異常を改善する整腸剤として使用されている「ビオフェルミンR」の添付文書には以下のような記述があります。
 

下記抗生物質、化学療法剤投与時の腸内菌叢の異常による諸症状の改善

ペニシリン系、セファロスポリン系、アミノグリコシド系、マクロライド系、テトラサイクリン系、ナリジクス酸

これらに分類される抗生物質を使用して生じた場合であれば効果を得られる可能性がありますが、レボフロックスが分類されるニューキノロン系の抗生物質はここに含まれていません。
ただし、全く効果を得られないわけではなく、一定の効果に期待できるため医師の指示で処方されることがあります。
 

 

整腸剤を使うべきケースとは?

基本的に吐き気や嘔吐、下痢などの副作用症状は一過性のものであるため、レボフロックスを服用してからしばらくすると治まることが多いです。
いつまでも副作用症状が改善しないような場合には、整腸剤と併用して副作用症状の改善を目指したほうが良いでしょう。
 

 

これで安心!レボフロックスと整腸剤の併用

ここまでレボフロックスと整腸剤の併用について紹介しました。
紹介してきた情報のポイントは3つ!

  • レボフロックスは整腸剤と併用することができる
  • レボフロックスを使用している場合、整腸剤の効果には期待できない可能性もある
  • 副作用が長く続いたり酷かったりするときには整腸剤を服用する

レボフロックスの副作用には吐き気や下痢などの消化器系の症状が多いです。
そうした副作用の症状を改善するために整腸剤の併用は可能です。
しかし、整腸剤の種類によってはレボフロックスの作用によって全く意味をなさなくなってしまいます。
そのため、整腸剤を併用する場合は適したものを選ぶようにしましょう。