薄毛の改善はどの病院がよい?一般的な病院とAGA専門のクリニックの違いを解説
薄毛は、日本人男性の3人に1人がなるといわれている病気です。
薄毛に悩む人のなかには、「薄毛が進行したから治療したい」「AGAはどこで治療すればよいのか」などの疑問を持つ人もいるでしょう。
「風邪の場合は内科」「皮膚に炎症ができた場合は皮膚科」というようにほかの病気は、ある程度どこを受診すればよいのかが分かります。
しかし、薄毛の場合はどこを受診すればよいのでしょうか。
この記事では、薄毛を治療できる機関や特徴について解説します。
また、それぞれの機関に向いている人についても解説するため、薄毛の治療を検討している人は参考にしてください。
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薄毛の改善をするための病院にはどこがある?
薄毛が気になる場合には、どの病院に行けばよいのか分からない人は多いでしょう。
まずは、薄毛を改善するために、どの病院に行けばよいのかを解説します。
皮膚科や内科などの一般的な病院(自費診療にてAGA治療を行っている場合)
薄毛は、皮膚科や内科などの一般的な病院で治療できます。
頭皮環境の悪化は薄毛を引き起こす要因です。
薄毛に加えて、頭皮の脂分が多く脂漏性皮膚炎の可能性がある場合や、頭皮にかゆみ、炎症などがある場合は、皮膚科を受診しましょう。
また、薄毛は甲状腺機能の低下や糖尿病、内服薬などの副作用で引き起こすことがあります。
このように薄毛に加えて体の不調がある場合は、内科を受診するとよいでしょう。
一般的な病院を受診するメリット・デメリットは以下の通りです。
- 一般的な病院を受診するメリット
- ・病院の数が多く通いやすい
・円形脱毛症などの疾患を鑑別してくれる
・AGA治療のガイドラインに則って治療してくれる
- 一般的な病院を受診するデメリット
- ・専門性が低い可能性がある
・治療方法の選択肢が少ない
・受付・受診に待ち時間が発生する
AGA専門の自由診療系のクリニック
薄毛の原因がAGAの場合は、AGA専門の自由診療系のクリニックを受診することが可能です。
基本的には、AGA治療に特化しており、ジェネリック医薬品も含めた治療薬や自毛植毛など幅広い治療を取り扱っています。
AGA専門の自由診療系のクリニックを受診するメリット・デメリットは以下の通りです。
- AGA専門の自由診療系の
クリニックを受診するメリット - ・AGAに関する専門性が高い
・さまざまな治療薬・治療法を用意している
・短期的な効果を実感しやすい
・オンライン診療を受け付けているクリニックも多い
- AGA専門の自由診療系の
クリニックを受診するデメリット - ・AGA以外の薄毛は対応できない
・治療費が高額になりやすい
一般的な病院とAGA専門の自由診療系のクリニックの違い
ここまで一般的な病院とAGA専門の自由診療系のクリックの特徴について解説しましたが、それぞれどのような違いがあるのでしょうか。
ここでは、以下の観点からそれぞれの違いについて解説します。
- 費用
- 治療方法
- AGAの治療実績
費用
費用については、一般的な病院とAGA専門の自由診療系のクリニックで特に大きな差はありません。
一般的な病院では、AGAの検査項目が少ないため、費用が安くなる傾向にあります。
さらにジェネリック医薬品を取り扱っている病院も多く、治療のための費用も抑えることが可能です。
一方のAGA専門の自由診療系のクリニックでは、オンライン診療の普及により、診察・検査の費用がかからないケースがあります。
また、自由診療系のクリニックでもジェネリック医薬品を取り扱っているため、治療のための費用を抑えることが可能です。
ただし、一般的な病院と比較して、治療方法が豊富なため、併用治療をすると費用が高額になる可能性がある点に注意しましょう。

AGA治療薬を通販で購入することで
病院でかかってしまうコストを下げることができます!ただし自己責任になりますのでその点は要注意です。
治療方法
薄毛の治療方法は、一般的な病院よりもAGA専門の自由診療系のクリニックのほうが豊富です。
先述した通り、皮膚科は日本皮膚科学会が作成したAGA治療のガイドラインをもとに治療します。
ガイドラインでは、「フィナステリド」「デュタステリド」「ミノキシジル外用薬」などの治療薬が推奨されています。
しかし、これらはAGAの予防や現状維持を目的とした治療薬です。
一方、AGA専門の自由診療系のクリニックでは、AGAの予防・現状維持に加えて、自毛植毛や注入療法など発毛も目的としています。
そのため、AGA治療においては、一般的な病院よりも、AGA専門の自由診療系のクリニックが提供する治療方法のほうが豊富といえるでしょう。
AGAの治療実績
AGAの治療実績は、一般的な病院よりもAGA専門の診療系のクリニックのほうが豊富です。
一般的な病院では、AGA治療だけでなくほかの病気の治療も行っています。
たとえば、皮膚科の場合は、皮膚炎やじんましんなど皮膚に関するさまざまな症状を取り扱っているでしょう。
一方、AGA専門の診療系のクリニックの場合は、AGAを専門として取り扱っているため、AGAの治療実績が豊富です。
豊富な経験を持つ専門医が一人ひとりの症状・状態に合わせて治療方法を提案してくれます。
ただし、薄毛の原因がAGA以外の場合は、対応できない場合がある点には注意が必要です。
一般的な病院が向いている人
一般的な病院では、薄毛の原因がAGA以外の場合でも受診できます。
そのため、薄毛の原因がAGA意外と思われる場合は、一般的な病院が向いているでしょう。
たとえば、過度なストレスによるホルモンバランスの乱れが原因で、薄毛になっている場合は、心療内科を受けたほうがよいです。
ホルモンバランスの乱れによる薄毛は、頭皮とストレスの両方にアプローチする必要があります。
そのため、心療内科と並行して皮膚科も受診しましょう。
また、抗がん剤やステロイド剤などの副作用によって薄毛になるケースでは、皮膚科や内科を受診したほうがよいです。
薄毛の原因となる治療薬の服用をやめれば、改善されますが、危険な行為であるため、必ず皮膚科・内科に相談しましょう。
ただし薄毛が気になり始めたときには、「AGAなのか」「そのほかの原因なのか」が判断できません。
そのような場合も、一般的な病院が向いています。
AGA専門の自由診療系のクリニックが向いている人
AGA専門の自由診療系のクリニックは、薄毛の原因がAGAである人に向いています。
先述した通り、AGA専門の自由診療系のクリニックは、AGAに特化した専門医が検査・治療してくれるのが特徴です。
患者の症状や状況に合わせて豊富な治療方法を提案してくれます。
また、AGAの治療をほかの人に知られたくないという人にもおすすめです。
一般的な病院の場合は、AGA以外の患者も多くいるため、周りの人にAGAの治療をしていると知られるリスクが高いでしょう。
一方、AGA専門の自由診療系のクリニックであれば、完全個室での診察や完全予約制、男性の専門医が担当するなどプライバシーにも十分配慮されているという特徴があります。
まとめ
薄毛は、一般的な病院(自費診療にてAGAを行っている医院)やAGA専門の自由診療系のクリニックで治療することが可能です。
一般的な病院の場合は、薄毛以外の症状によって受診する科が異なります。
頭皮に炎症がある場合は皮膚科、服用している治療薬の副作用として薄毛になっている場合は、内科です。
また、薄毛の原因が分からない場合は、皮膚科を受診しましょう。
一方、AGA専門の自由診療系のクリニックでは、AGAに特化しているため、AGA以外の治療は受けられません。
しかし、AGAに関する治療方法は豊富でAGAの患者であれば、その人に合った治療法を提案してくれるでしょう。
薄毛で悩んでいる人は、この記事を参考に受診する治療を始めてみましょう。
監修者情報
医師
鶴田 葵(ツルタ アオイ)
所属・資格等
西大寺駅前A皮膚科 院長
経歴
奈良県立医科大学卒業
神戸大学関連病院に勤務
大阪市北区の美容皮膚科・皮膚科にて院長を歴任
2020年5月 西大寺駅前A皮膚科 開院
2023年1月 医療法人健晴会 西大寺駅前A皮膚科 設立
現在の所属組織 2020年5月~西大寺駅前A皮膚科/院長◎保有資格・所属学会
日本専門医機構認定皮膚科専門医
アラガン ジュビダームビスタ
ヒアルロン酸注入MDcodes Certification認定医
アラガン ボトックスビスタ注入認定医
日本医師会認定 指定産業医
スネコスMASTER CLASS認定医
日本皮膚科学会
日本美容皮膚科学会
日本美容内科学会
日本東洋医学会
Aesthetic Medical Academy
婦人科形成研究会