妊活中にザガーロは使える?AGA治療と妊活を両立する方法はある?
男性の悩みであるAGAを改善するための治療薬として、近年プロペシアと同様に高い人気を集めているのがザガーロです。
そんなザガーロを使う上で「妊活中に使うことができるのか?」といったことを考える人は少なくありません。
そこで、こちらのページではザガーロは妊活中でも使用することができるのかといったことについて紹介します。
ザガーロ(デュタステリド)は妊活中にも使える?
結論からお話します。
ザガーロを妊活中に使用することは推奨されていません。
そのため、妊活をするという場合は、ザガーロの服用を中止する必要があります。
では、ザガーロを妊活中に使うのが推奨されていないのはなぜなのでしょうか?
その理由についてお話します。
デュタステリドは精子に影響する?
ザガーロの有効成分であるデュタステリドは、精子の濃度や精子の形態に対して影響はしないものの、総精子数が23%減少、精液量が26%減少、精子の運動率は18%減少といった報告があります。
精子濃度などには影響を及ぼさないため、受胎率への影響はないとされています。
この受胎率への影響の基準が30%以上の減少となっているため、それ以下のザガーロでは影響がないという判定になってしまいます。
そのため、妊活中のザガーロの服用は禁止とはなっていません。
ですが、30%以下ではあるものの少なからず受胎率が減少するという可能性があるため、妊活中のザガーロの服用は推奨されていないわけです。
参考元:AGA
プロペシアも妊活中に使用できない
ザガーロと同様の作用を持つAGA治療薬であるプロペシア。
デュタステリドとフィナステリドというように有効成分自体は違いまずが、その作用に大きな違いはありません。
いずれも男性ホルモンに対して影響を及ぼす治療薬であるため、副作用として精子量の減少や性機能障害などがあらわれる可能性があります。
そのため、プロペシアもザガーロと同様に妊活中に使用することは避ける必要があります。
ザガーロは男性不妊を招く?
AGA治療薬として幅広い方に利用されているザガーロ。
そんなザガーロは妊活中への影響はないとされていますが、精子量の減少などのリスクがあるため、避けることが推奨されています。
また、ザガーロを妊活中に避けるべき要因として男性不妊があげられます。
ここからはこのザガーロと男性不妊の関係について紹介していきたいと思います。
ザガーロの副作用が男性不妊を招く?
既にお伝えしているようにザガーロの副作用には総精子数や精子の運動率などが低下するというデータがあります。
ですが、ザガーロはそんな精子への影響以外にもリビドー減退やEDといった副作用が報告されています。
性欲自体が低下してしまうことによって、性行為そのものから遠ざかってしまったり、EDで性行為から遠ざかってしまうことで男性不妊に繋がる可能性があります。
こちらのリビドー減退やEDなどの副作用はザガーロだけでなく、プロペシアでもあらわれる可能性があるため、ザガーロとプロペシアどちらも使用することで男性不妊に繋がる可能性があります。
ED治療薬との併用は可能?
ザガーロの副作用としてEDの症状があらわれた場合にはED治療薬で対処することが可能です。
実際にザガーロやプロペシアとED治療薬は併用することが可能であるため、併用されている方も中にはいます。
ED治療薬を用いることでEDは改善することが可能ですが、精子に対する影響についてはED治療薬では改善することができないという点には注意しておく必要があります。
AGA治療薬を通販サイトで購入することはもちろん、
ED治療薬も通販サイトで購入することができます!
ミノキシジルは大丈夫?
AGA治療薬であるザガーロやプロペシアは副作用によって精子へ影響を及ぼしたり、EDやリビドー減退などさまざまな副作用があるため妊活への影響を及ぼしてしまう可能性があります。
同じAGA治療薬であるミノキシジルの場合は、そういった生殖系への影響はないとされています。
そのため、ミノキシジルを使用してAGAを改善すればよいと考える方もいますが、AGA治療はザガーロやプロペシアで抜け毛を防ぎならミノキシジルなどで発毛や育毛を促すことで改善するのが基本となります。
そのため、ミノキシジル単体でAGAを改善するのは非常に難しいという点には注意が必要です。
ザガーロは女性が触れるだけでもダメ!?
AGA治療薬であるザガーロは女性が触れることすらNGとなっていますが、これはなぜなのでしょうか?
このザガーロに配合されているデュタステリドは男性ホルモンに影響を及ぼす治療薬であり、皮膚からも吸収される成分となっています。
ザガーロはカプセルタイプのAGA治療薬ですが、その中にはデュタステリドが含まれており、中の成分に女性が触れてしまうと皮膚から吸収されて、体内の男性ホルモンに影響を及ぼしてしまうことになります。
特に妊娠されている方の場合、胎児の性器形成などにも影響を及ぼす可能性もあるため特に注意が必要になっています。
これらのことから、AGA治療薬であるザガーロを使用している場合は、事前にパートナーに伝えるなどして直接触れるようなことがないように注意を払うことが必要になります。
AGA治療と妊活を両立するためにはどうすればいい?
AGA治療薬であるザガーロを妊活中に使用することは推奨されていません。
ですが、ザガーロの服用を中止してしまうとAGAの治療が止まってしまうだけでなく、AGAが進行してしまうことになります。
そんなジレンマを解消するためにはどうすればいいのでしょうか?
ここからは、そんなAGA治療と妊活の両立について紹介していきます。
妊活もしたい場合はザガーロやプロペシア以外の方法を使う
AGA治療を進めながら妊活を並行したいと考えた場合には、ザガーロやプロペシアといったAGA治療薬は使えなくなるため、ミノキシジルの使用が選択肢のひとつとなります。
ですが、ミノキシジルの使用だけでは十分な効果を得ることができないため、ミノキシジルの使用と並行してAGAの進行を抑制する別の治療法を行う必要があります。
ザガーロやプロペシアを使わずに行えるAGAの進行を抑制できる治療法は下記の二通りです。
- メソセラピー療法
- HARG療法
ここからは、これらの治療法について詳しい紹介します。
メソセラピー療法
メソセラピー療法とは、さまざまな発毛に有効な成分を頭皮に直接注射することで補うAGAの治療法になります。
クリニックごとに独自で配合された有効成分を注入する治療法となるため、治療を受けるクリニックによって価格や効果の高さなどは変わります。
また、効果の感じ方には個人差もあるため、自身にあったクリニックのメソセラピーを受けることが重要になります。
こちらのメソセラピー療法で必要になる費用もクリニックごとで違っており、安い所だと2万円程度からとなっているのに対し、高い所では1回あたり10万円以上が必要になったりします。
しかも、これを1ヶ月に1回といったペースで継続する必要があるため、総額はさらに高額になります。
HARG療法
HARG療法もメソセラピー療法と同様に頭皮に対して有効成分を注射で注入することでAGAを改善する治療法になります。
メソセラピーとの違いは注入する成分の違いになります。
HARG療法では成長因子を豊富に含んだ脂肪幹細胞から精製したAAPEパウダーが注入されます。
さまざまな種類の成長因子が細胞を活性化させることで、発毛や育毛を促進することで薄毛を改善へと導きます。
そんなHARG療法に必要となる費用は治療範囲や回数によって変化しますが、多くの場合、1ヶ月あたり9万円ほどが必要になります。
当然、こちらも継続して治療を受ける必要があるため、総額で考えるとかなりの額になる点には注意が必要です。
まとめ
こちらのページではAGAの治療薬として幅広く活用されているザガーロと妊活の関係について紹介しました。
- ザガーロは妊活中は非推奨
- プロペシアも非推奨
- ザガーロは男性不妊の原因になる可能性がある
- 妊活とAGA治療の両立にはミノキシジルとメソセラピーやHARG療法を
上記が、こちらの記事のまとめになります。
男性ホルモンに対して影響することで薄毛の進行を抑えるザガーロやプロペシアと妊活の両立は推奨されていません。
そのため、妊活の予定があるといったような場合は、ザガーロやプロペシアではなく、それ以外の方法でAGAを改善するようにしましょう。
そうすることで、AGAの治療と妊活を並行して進めることができるようになります。
薄毛の悩みを改善していることをパートナーに知られたくないと考える人も中にはいます。
その結果、妊活に支障が出てしまったりするとさまざまな問題につながることも考えられるため、パートナーとの妊活の予定があるという場合は、こちらのページで紹介した別のAGA治療法を取り入れるようにしてみてはいかがでしょうか。