フルメトロン点眼液

フルオロメトロンは目の炎症を抑える効果があります。具体的には結膜炎や角膜炎、虹彩炎やブドウ膜炎など外眼部および前眼部の炎症性疾患に効果を発揮します。

通常、数日以内に炎症の改善が期待できます。ただし、効果の発現時期については個人差や症状による部分の影響が大きいため人によって異なることがある点には注意してください。

目の炎症を抑える作用はありますが、免疫力を下げるためウイルス性や細菌性などの感染症に対しては、それぞれの治療薬と共に併用する必要があります。感染症が疑われる場合には適切な治療が必要です。

はい、アレルギー性結膜炎による重度の炎症に対しても使用されます。ただし軽度なアレルギー症状の場合はステロイドを配合した本剤よりも抗ヒスタミン薬と呼ばれるタイプの点眼薬が用いられることが多いです。

通常は1日2～4回点眼します。症状の程度により、医師の指示に従って使用回数を調整することが推奨されます。

原則として点眼時にはソフトコンタクトレンズを外してください。点眼後10〜15分経過してから再装着することが推奨されています。

よく振ってから、清潔な手で容器を持ち、1回1〜2滴を患眼に点眼します。先端が目に触れないようにし、点眼後は軽くまばたきします。

忘れた場合は思い出した時点で1回点眼し、その後は通常の間隔で続けます。2回分をまとめて点眼しないよう注意してください。

特定の薬剤との明確な併用禁忌は記載されていません。しかし、ステロイド系の点眼薬や抗菌薬などとの併用には注意が必要となっています。そのため、他の治療薬を服用している場合は併用できるか十分に確認した上で使用するようにしてください。

眼圧上昇や結膜充血、角膜障害や眼刺激感、後嚢下白内障の発症などが報告されています。特に長期使用時は注意が必要です。

長期使用後は白内障、眼圧上昇、眼感染症リスクが増すため、治療終了後も一定期間は眼科で経過観察を受けることが推奨されます。

眼圧上昇や角膜穿孔などの副作用には注意が必要です。眼圧上昇や角膜穿孔は失明のリスクもある副作用となっているため、特に注意するようにしましょう。