サイリル

50～100mgを開始用量とし、1日3回、水やぬるま湯で服用します。
必要に応じて1日最大800mgまで徐々に増量し、症状の効果的な制御が達成されたら徐々に減量していき、最小維持用量を決定してください。
1日の総服用量は200～800mgの範囲とし、2～4回に分割して服用してください。

先天性QT延長症候群または心不整脈の病歴がある方、P450 2D6の活性レベルの低下につながる遺伝的欠陥を有する方、薬物誘発性の中枢神経系抑制を含む重度の中枢神経系抑制または何らかの原因による昏睡状態にある方、極度の高血圧性または低血圧性心疾患の症状がある方は服用しないでください。
また、配合されている有効成分に対する過敏症の既往歴がある方も、服用をお控えください。

QT間隔を延長することが知られている薬剤やCYP2D6阻害薬との併用はしないでください。
他の安定剤や脳の神経を鎮める医薬品、抗パーキンソン病薬など、飲み合わせに気をつけなければならない医薬品がいくつか存在しているため、服用の際はご注意ください。
すでに何らかの医薬品を服用中の方は、併用しても問題ないか事前にかかりつけの医師へご相談ください。

飲み始めの頃は起立性低血圧を起こすことがありますので、飲み始めたばかりの頃はご注意ください。
急に服用を中止すると、反動で具合が悪くなることがあるため、自己判断で服用を中止したり服用量を変更したりするのはお控えください。

※用法・用量、注意点、副作用などに関しては一般的な薬剤情報を訳したものです。服用・使用前は医師などの専門家に相談した上で必ず用法用量に従って頂ますようお願い致します。
また、服用や使用に関しては全て自己責任となりココロ薬局では一切の責任を負いかねます。

重篤な副作用として、悪性症候群や遅発性ジスキネジア、重度の不整脈、重度の血液成分の異常、重度の肝障害などの症状が報告されています。

その他の副作用としては、眠気や夜間の混乱、頭痛、めまい、吐き気などの症状があらわれる可能性がありますので、ご注意ください。

服用方法や副作用・併用禁忌・注意のご説明には、商品の説明書の他に、次のサイトを参考にしています。
THIORIDAZINE HYDROCHLORIDE
塩酸チオリダジン