パントスチン

男性にも女性にも使用できます。アルファトラジオールはホルモン感受性の脱毛に効果があり、男女差なく前頭部や頭頂部の脱毛に対して効果が確認されています。性別を問わず薄毛が気になる方の選択肢として用いられています。

ホルモンが関係する脱毛に対して効果が認められています。アルファトラジオールは男性ホルモンの影響で進む脱毛に働きかけ、毛の成長期を増やすことで薄毛の進行を抑える効果があります。特に頭頂部や前頭部の薄毛に使用されることが多いです。

進行の程度によって効果の出方は異なりますが、進行をゆるやかにしたり、新たな抜け毛を減らす目的で使用されます。毛根が完全に失われていない段階で使い始めると、より良い結果が出やすいとされています。

すぐに効果が出ないこともあるため、まずは3か月以上継続して使ってみるのが基本です。髪の成長には時間がかかり、抜け毛が減ったり太くなったりする変化は少しずつあらわれます。それでも変化が感じられない場合は、医師と相談して使い方や併用療法を見直すことが大切です。

気になる部分だけでなく、頭頂部や前頭部など脱毛が目立ちやすい部分を中心に塗るのが基本です。髪の根元ではなく頭皮に直接届くように、指先やノズルを使ってしっかりなじませてください。

髪を乾かしてから使うのが理想です。濡れたままだと薬液が流れてしまったり、吸収が不安定になることがあります。タオルドライやドライヤーでしっかり乾かしてから使用しましょう。

通常は1日1回、頭皮に塗布して使います。決まった時間に毎日続けることで成分が安定して効いてきます。朝でも夜でも構いませんが、入浴後など頭皮が清潔なタイミングで使うと効果的です。

早くても1か月以上、通常は3〜6か月ほどで変化が感じられることが多いです。髪の成長には時間がかかるため、短期間では判断せずに、根気よく毎日使い続けることが大切です。途中でやめてしまうと効果が途切れてしまうこともあるため注意が必要です。

軽いかゆみや刺激感を感じることがありますが、多くは一時的なものです。成分に対する反応や頭皮の乾燥によって起こることがあり、しばらくしておさまることもあります。症状が強くなったり長く続く場合は、使用を中止して医師に相談してください。

頭皮以外に使った場合に毛が増えることは基本的にありません。アルファトラジオールはホルモンに作用する薬ですが、全身に影響を与えるほどの吸収はほとんどなく、用法どおりに使っていれば体毛が濃くなる心配はありません。

使用を中止すると、薬の作用がなくなるため、脱毛が再び進行する可能性があります。アルファトラジオールは脱毛の進行を抑える薬なので、継続して使うことで効果が維持されます。

顔や首にたれた場合は、すぐに水で洗い流してください。アルファトラジオールは頭皮用に設計されていますが、肌の弱い部分に触れると赤みや刺激が出ることがあります。誤って広範囲に付着しないよう、清潔な手で丁寧に塗ることが大切です。