アナドリン

アナボリックステロイドの錠剤と注射で効果に違いはありません。筋力量の増加を促進することで、筋肥大などに期待することが可能となっています。

アナドリンは蛋白同化作用を持っているため、効果的な筋力増強を可能にします。一方でプロテインそのものには筋力増強の作用はありません。そのため、筋力増強の効果という点で考えると、アナドリンの方が効果は高いといえます。

使われます。骨粗鬆症の骨痛の緩和にも用いられるため、筋肉増強以外の目的で使用されている方もいます。

他のアナボリックステロイドと比べると効果は控えめです。その分、副作用のリスクなども低くなっているのが特徴です。より強力な筋力増強効果を求める場合は、より効果の高いアナボリックステロイドを使用するようにしましょう。

1日あたりオキサンドロロンとして2.5～20mgを2～4回に分けて服用します。朝・夕や朝・昼・夕・就寝前といった規則正しいタイミングで均等な量を服用するようにしてください。

通常、2～4週間にわたって使用します。必要に応じて、間欠的に繰り返し継続して使用します。使用する期間については医師と相談しながら決めるようにしてください。

服用量を増やしても作用が高まることはありません。副作用のリスクが高まったり、強く副作用があらわれるようになるため、適切な用法用量を守って服用するようにしてください。

1錠あたりオキサンドロロンとして10mgを配合しているため、分割して服用することが可能です。分割して服用する場合は、分割した錠剤は適切な方法で保管して、できる限り早く使用するようにしてください。

アナボリックステロイドを服用することによって、テストステロンの分泌が減少してしまいます。その結果、精子の産生が減少してしまいます。精子の産生が減少してしまうことで子供ができる確率は下がってしまいます。ただし、完全にゼロとなってしまうわけではないため、子作りは不可能ではありません。

アナドリンの使用をやめることは可能です。ただし、その場合、ステロイドによって筋肥大がステロイド未使用の限界を超えているような状態を維持することはできません。そのため、ステロイドを使用せずにトレーニングしている状態を超えた筋肉量を維持したいと考えている場合には継続しての使用などが必要になります。

アナドリンはアナボリックステロイドの一種であるため、ドーピングに引っ掛かります。そのため、ドーピング検査などがある競技をされている方は使用を避けるようにしてください。

ニキビや肝機能異常、精子数減少や性欲の変動などがよく見られる副作用です。副作用はこれら以外にもさまざまな種類が報告されています。中には重篤な副作用の報告もあるため、症状があらわれた場合は速やかに医療機関を受診してください。