ピルカッターについて
ピルカッターって?
日々、錠剤やサプリメントを服用する機会があると思います。
そういった際に便利なのがピルカッターです。
ピルカッターとはピル(薬剤)をカット(分割)する専用の器具になります。
服用量に応じて薬剤を分割することが可能なので1つ持っておくと非常に便利です。
ただ、一口にピルカッターといっても様々な種類がありますので、ここではどういった種類があるのか特徴と一緒に紹介していきます。
ピルカッターの種類
ハサミ型
ハサミと同じ原理で使用するタイプのピルカッターです。
通常のハサミと比べて刃先が丸くなっており、錠剤がはさみやすい特徴があります。
また、硬い錠剤でも力を入れずに分割することができるため、女性やお年寄りの方でも使用しやすいです。
ただし、分割した際に粉末が残る、分割した勢いで錠剤が飛び散る恐れがありますので注意して使用する必要があります。
ホッチキス型
ホッチキスと同じ原理で使用するタイプのピルカッターです。
錠剤をケースに固定し、蓋を閉じることで簡単に分割できます。こちらもハサミ型のピルカッターと同様に力を入れず分割可能なので、どなたでも簡単に使用できます。
また、ホッチキス型の場合は蓋がついているため、粉末や錠剤が飛散することはありません。
クラッシャー型
錠剤を分割だけでなくクラッシャー機能がついたピルカッターです。
ピルカッターで錠剤をある程度分割することはできますが、さらに細かい用量で服用しなければならない、粉にして服用したいといった場合に適したピルカッターです。
完全なパウダーにはなりませんが、かなり粒が小さくなります。
当サイトでは、ピルケースとして携帯可能な「ホッチキス型のピルカッター」を取り扱っています。
ピルカッターは必要?
ピルカッターは本当に必要なのか?と疑問に感じている方も多いでしょう。
通常、病院で処方してもらう薬やドラッグストアで販売されている薬やサプリメントは日本人向けに作られていますので、ピルカッターを使用する必要は基本的にありません。
しかし、当サイトをはじめとする個人輸入代行サイトでは海外医薬品を取り扱っているため、ピルカッターが必要となるケースが多いです。
海外医薬品の多くは体の大きな欧米人向けに開発されているので成分量が多かったりします。
そのため、体の小さい日本人が服用すると有効成分を過剰に摂取する形になってしまい、効果だけでなく副作用が強く出てしまう恐れがあるのです。
成分量が多い海外医薬品を購入された場合は、ピルカッターで分割することによって成分量の調節が可能となり、副作用のリスクを低減できます。
また、薬を分割することで通常1回分の薬が2~4回分になるため、コストパフォーマンスが上がるというメリットもあります。
ピルカッターの正しい使い方と注意点
使い方
1、ピルカッターを水平な場所に置き、蓋を開けて錠剤を固定します。
このとき、錠剤の位置がずれているとうまく分割できないため、錠剤の中央部分に刃が当たるようにします。
2、ゆっくりと蓋を閉じ、しっかりと押さえつけます。
3、蓋を開け、錠剤の状態を確認します。
蓋を開ける際、錠剤の粉が飛散することがあるためゆっくり蓋を開きましょう。
4、分割後はケース下部の仕切りに保管できますので、そのまま蓋を閉めて持ち運びしていただけます。
注意点
・ピルカッター内部の中央に刃がついていますので、お取り扱いには十分注意してください。
・ピルカッターは錠剤用なので、カプセルタイプの薬にはご使用いただけません。
・分割した錠剤は劣化しますので、できるだけ早く服用してください。
・すぐに服用しない場合はラップなどを使用し、できるだけ空気に触れないようにして保管してください。
ピルカッターは代用できる?
ピルカッターがあれば簡単に錠剤の分割は可能ですが、他のものでの代用は不可能ではありません。
ピルカッターを使わず人錠剤を分割する方法
・金槌のような道具で砕く
・通常のハサミで切る
・包丁で切断する
上記のような方法で錠剤を分割した場合、錠剤が粉々になってしまったり、錠剤がどこかへ飛んでしまったりする恐れがあるので、やはりピルカッターを購入しておくことが良策でしょう。