プリリジー

射精までの時間は平均で約1.15分延びることが確認されています。ダポキセチン30mgを12週間使用した臨床試験では、服用前の平均1.95分が、3.1分にまで延長されました。1分以上の時間が延長できているため、効果も実感しやすくなっています。

性交の満足度が上がったと感じる人は多いです。実際に行われた試験では、性交の満足度が「良い」「とても良い」と答えた人の割合がダポキセチンを服用した人が、服用していない人よりも明らかに多くなったことが示されています。

性交中の射精コントロールが難しくて悩んでいる人に対し、プリリジーはコントロール感を高め、不快感やストレスの軽減に役立つことが報告されています。25.3％の人でコントロールの改善や不快感の軽減が見られ、心理的な負担を和らげる効果に期待できます。

服用から約1〜3時間で効果があらわれる薬です。服用からしばらく時間が経過してから効果があらわれるタイプの薬となっているため、服用と性交のタイミングを十分に見計らって服用する必要があります。

性行為の1～3時間前に服用するのが基本とされています。性行為の直前に服用してしまうと十分な効果があらわれる前に性行為に臨むことになってしまい、早漏が露見してしまう可能性があるので注意してください。

毎日服用することは問題ありません。基本的には性交の前に服用するタイプの薬となっているため、性行為がない場合でも服用するといった必要がない点には注意が必要です。また、毎日服用すること自体は可能ですが、1日に2回の服用はできない点には注意が必要です。

食事の影響は受けにくいため、食前でも食後でも効果に違いはありません。そのため、食事のタイミングに縛られずに使えるようになっています。

性行為の1～3時間前に、コップ一杯の水で丸ごと飲むのが正しい使い方です。1日1回を超えての服用は避けるようにしてください。これは副作用リスクを下げるために半錠に分割して服用した場合でも、残りの半錠を追加で服用することはできないので注意してください。

一過性の失神が副作用として報告されています。めまいや吐き気を伴うこともあり、予兆がなく突然起こる場合もあるため、服用後は効果があらわれる時間までは座ったりして安静に過ごすようにしてください。特に立ち上がる時のふらつきには注意が必要です。

アルコールとの併用でめまいや眠気、失神などの副作用が強く出ることがあります。神経への影響が重なって反応が強まりやすいため、服用時は飲酒を避けるのが安全です。

心不全や狭心症、不整脈などの病歴がある人には禁忌とされています。心拍や血圧への影響が出る可能性があるため、心臓に持病がある方は服用するのは避けるようにしてください。

眠気や注意力の低下が副作用として出ることがあります。眠気や注意力の低下は事故などに繋がるおそれがあるため、服用した後の運転や危険な作業は可能な限り控えるようにしてください。