性病のひとつ尖圭コンジローマは何が原因で発症する!?原因や予防法、治療法を紹介します!
性感染症の中で、もっとも特徴的な症状が出るといっても過言ではないのが「尖圭コンジローマ」です。
いかにも性病といった特徴的な症状があらわれる性感染症のひとつであり、見た目にも性感染症に感染していることがわかりやすくなっています。
そんな尖圭コンジローマについて、何が原因となって発症するのかといったことから、感染部位や予防法、治療法などさまざまな情報を紹介していきます。
目次
尖圭コンジローマの原因はなに?
性感染症のひとつである尖圭コンジローマですが、そもそもこの尖圭コンジローマは何が原因となって発症するのでしょうか?
実はこの尖圭コンジローマの原因となっているのはHPV(ヒトパピローマウイルス)です。
HPVは尖圭コンジローマだけでなく、子宮頚がんの原因にもなるとされているため、女性の場合は特に気を付ける必要があります。
HPVには複数の型の種類があり、尖圭コンジローマは6型や11型が原因となるのに対し、子宮頸がんは16型と18型が主な原因となるため、同じHPVでも型によって全くの別物であり、発症する病気も違うという点には注意が必要です。
参考元:尖圭コンジローマとは
HPVの感染経路
尖圭コンジローマや子宮頸がんの原因となるHPVですが、このHPVは一体どのようにして感染を広げていくのでしょうか?
HPVの主な感染経路は性器同士の接触によるものです。
そのため通常性交や肛門性交などによって性器や肛門へと感染して症状が発症します。
また、オーラルセックスで口の中に感染するという場合もありますし、口の中に感染している場合はキスで感染するという場合もあります。
その結果、口の感染症を引き起こして口腔がんのリスクを高めてしまうという場合もあります。
HPVの感染経路は複数に及びますが、適切に対策することで感染を予防することは可能です。
母子感染はある?
妊娠されている方がHPVに感染したり、既に感染している状態で妊娠した場合、出産時に母から子へとHPVは母子感染することはあるのでしょうか?
HPVが原因となる性感染症の尖圭コンジローマは出産時に産道を介して母から子へと感染する可能性があります。
特に尖圭コンジローマは再発リスクの高い性感染症のひとつであるため、一度発症したことがる場合は婦人科などでしっかりと相談した上で、妊娠や出産に臨む必要があるといえます。
参考元:ヒトパピローマウイルス【HPV】
感染してから症状があらわれるまでどれくらい?
性行為などでHPVに感染した場合、実際に症状があらわれるまでの潜伏期間は程度なのでしょうか?
尖圭コンジローマの潜伏期間は、個人差がありますが3週間~8か月といわれています。
感染から症状の発症まで長期間にわたる潜伏期間があるので、症状があらわれたタイミングで感染の原因を特定するというのは非常に難しい場合があります。
そのため、日ごろから感染しないように気を付けるといったことが重要です。
参考元:尖圭コンジローマ
尖圭コンジローマになるとどうなる?
HPVに感染し、尖圭コンジローマが発症するとどのような症状があらわれるのでしょうか?
尖圭コンジローマは、鶏のトサカや粒状の特徴的なイボが男性の場合は陰茎や包皮の表面にあらわれます。
女性の場合は、同様のイボが大陰唇や小陰唇、膣前庭の表面に多数あらわれます。
イボができる以外に、痒みや違和感を感じることはありますがほとんどの場合、イボ以外の自覚症状は現れません。
ですが、症状がないからといってイボを放置してしまうと、イボがさらに増えて広範囲に広がったり、成長して大きくなったりしてしまいます。
尖圭コンジローマの感染部位は?
尖圭コンジローマはさまざまな場所にイボを作る性感染症です。
そんな尖圭コンジローマは一体、どこに感染して症状を発症させるのでしょうか?
ここからは尖圭コンジローマの感染部位について、男女別で紹介していきます。
女性の感染部位
尖圭コンジローマはさまざまな部位へと性行為を介して感染する性感染症です。
女性に感染する時の感染部位としては、大小陰唇や膣前庭、会陰や肛門の周辺があげられます。
大陰唇や小陰唇、会陰や肛門周辺など体表部分に感染して特徴的なイボを発症させることは珍しくありません。
体外に感染した場合は、症状がはっきりと目に見えてあらわれるため把握しやすくなっています。
ですが、尖圭コンジローマの感染部位は体表だけではありません。
膣の内部に感染して症状があらわれるという場合もあるので、注意しておく必要があります。
参考元:尖圭コンジローマ
男性の感染部位
ここまで尖圭コンジローマの女性の感染部位について紹介してきました。
では、男性の場合はどのあたりに感染するのでしょうか?
男性の場合だと亀頭の先端部分や包皮の内側や外側、陰茎や陰嚢などに感染して特徴的なイボがあらわれるようになります。
また、女性と同じように肛門周辺に感染して、そこにイボができるという場合もあります。
更に体表だけでなく尿道などの体の表面ではない部位へと感染してイボがあらわれる可能性もあります。
口や手足にできることもある
性感染症のひとつである尖圭コンジローマは性行為などを介して感染するため、セックスだけを避ければ感染も防げるというわけではありません。
性器に感染しているHPVがオーラルセックスで喉へと感染を広げてしまうという場合もあります。
当然、喉に感染していた場合は喉から性器や尿道へと感染を広げてしまうこともあります。
また、非常に稀ではありますが尖圭コンジローマは手足に症状があらわれるという場合もあります。
尖圭コンジローマの予防方法は?
ここまで紹介してきたように、非常に特徴的なイボがあらわれる尖圭コンジローマを予防するためにはどうすればいいのでしょうか?
基本的な予防法としてはコンドームの着用があげられます。
コンドームを着用して物理的にHPVが感染するのを遮断することで感染を予防します。
また、近年ではワクチンの接種でも予防することが可能となっています。
このワクチンの接種は男性も摂取することができるようになっているため、男性の尖圭コンジローマ予防にも使えるようになっています。
尖圭コンジローマの治療方法
尖圭コンジローマを予防していたけど、感染してしまった。
そうした時は、速やかに治療にあたることが必要不可欠です。
ですが、イボができる尖圭コンジローマの治療方法には一体どのようなものがあるのでしょうか?
ここからは、尖圭コンジローマの治療方法について紹介していきます。
塗り薬による治療
尖圭コンジローマが発症した初期段階の場合に取られる治療法となっているのが、塗り薬を用いた治療法です。
有効成分にイミキモドを配合した塗り薬を塗布することで、完治を目指す治療法となっています。
1日1回のペースで塗り薬を隔日で塗り、徐々にイボを小さくしてほとんどわからないようにすることが可能です。
塗り薬を塗るだけの治療であるため、費用面を抑えて治療することができるという特徴があります。
ココロ薬局ではイミキモドを有効成分とした「イミキモドクリーム」を取り扱っております!ぜひご検討ください!
参考元:尖圭コンジローマ
外科的治療
イボが大きくなりすぎていたりするような場合は、外科的な治療が採用されるケースが多くなります。
この外科的治療というのは、電気メスを用いて直接イボを切除する方法や液体窒素で凍結融解を繰り返すことで小さくしていく治療法になります。
いずれの方法も、専門医による技術が必要不可欠な治療法となるだけでなく、治療法によっては傷痕が残ってしまうケースもあります。
そのため、外科的治療が必要になる前に、塗り薬で治療を行うようにするといったことが重要です。
まとめ
こちらのページでは、性感染症のひとつである尖圭コンジローマについてさまざまな情報を紹介してきました。
尖圭コンジローマに関する情報のまとめがこちら
- 尖圭コンジローマの原因はHPV
- HPVは子宮頸がんなどの原因にもなるウイルス
- 症状は鶏のトサカのような特徴的なイボ
- イボは体表だけでなく尿道や膣内にもできる
- 治療法は塗り薬や外科治療
数ある性病の中でも、見た目でハッキリと性病であることがわかってしまう尖圭コンジローマ。
それ故に、感染してしまったという場合には速やかに治療を行うようにしましょう。
尖圭コンジローマは潜伏期間が数ヶ月に及ぶこともあるため、感染させてしまっているのに潜伏期間で気づかないという場合もあります。
そのため、パートナーから感染してしまったり、パートナーへと感染させてしまった可能性がある場合は、パートナーと一緒に治療するようにしましょう。
尖圭コンジローマはいくつかの治療方法があります。尖圭コンジローマに感染したことが分かったらすぐにでも治療を開始できるように尖圭コンジローマの治療薬を通販で購入しておきましょう!