レボフロックスはウイルス感染症に効くのか？インフルエンザやウイルス性疾患との関係を解説！
レボフロックスは細菌感染症に対して有効ですが、ウイルス感染症には効果があるのでしょうか？
こちらのページでは、レボフロックスとウイルスによる疾患との関係を詳しく解説します。
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レボフロックスはインフルエンザに効果があるのか？
インフルエンザは毎年流行するウイルス性の感染症ですが、レボフロックスはインフルエンザの治療に使えるのでしょうか？
まずは、インフルエンザに対するレボフロックスの効果について紹介します。
インフルエンザはウイルス感染症！レボフロックスは効かない
レボフロックスは、細菌に作用する抗菌薬です。
そのため、細菌ではないウイルスに対しては効果がありません。
したがって、インフルエンザを治療するためにレボフロックスを使っても症状は改善しません！
インフルエンザの治療には、インフルエンザウイルスに対して効果を発揮する抗ウイルス薬のタミフルやゾフルーザといった治療薬を用いる必要があります。
レボフロックスはウイルス性の疾患に効果があるのか？
レボフロックスは、インフルエンザには効果はありません。
では、ほかのウイルス性疾患に対してはどうなのでしょうか？
ウイルス性疾患の中でも、特に多いとされるウイルス性胃腸炎を例として紹介したいと思います。
ウイルス性胃腸炎に効果はある？
ウイルス性胃腸炎は、ノロウイルスやロタウイルスなどのウイルスが原因となる疾患です。
その治療には、ウイルスに対して作用する抗ウイルス薬を使う必要があります。
ウイルス性胃腸炎になったからといって抗菌薬であるレボフロックスを服用しても、当然ながら効果はなく、症状が改善することはないのです。
ウイルス性疾患の時に抗生物質が処方される場合もある？
- インフルエンザウイルスによるインフルエンザ
- ノロウイルスやロタウイルスによるウイルス性胃腸炎
これらのようなウイルス性の疾患に対して、抗菌薬(抗生物質)のレボフロックスは治療効果がありません。
ただし、ウイルス性疾患の人に抗生物質が処方されるケースは、ゼロではありません。
というのも、特に高齢の方などは、インフルエンザなどでダメージを受けたことによって細菌に感染しやすくなるからです。
たとえば、インフルエンザと細菌性の肺炎を合併している場合、肺炎に対処するために抗生物質が処方されることがあります。
参考元：インフルエンザQ&A｜厚生労働省
まとめ｜レボフロックスを正しく理解し、ウイルス感染症には適切な治療を選ぼう
こちらのページでは、レボフロックスとウイルスの関係について紹介しました。
ポイントは以下の通りです。
- レボフロックスは細菌感染症に有効であり、ウイルス性の感染症には効果がない
- レボフロックスは、インフルエンザやウイルス性胃腸炎などの治療には使えない
- ウイルス感染症に細菌性の二次感染が確認された場合、抗生物質が処方されることがある
レボフロックスは細菌に有効な抗菌薬(抗生物質)であり、ウイルスには効果がありません。
そのため、インフルエンザやウイルス性胃腸炎などのウイルス性疾患に用いられることはありません。
ただし、二次感染として細菌感染が確認された場合、用いられることもあります。
