レボフロックスの副作用とは? 軽症・重症の違いを解説!

レボフロックスの副作用とは? 軽症・重症の違いを解説!レボフロックスは細菌感染症の治療に使用される優れた抗菌薬ですが、副作用のリスクもあります。
こちらのページでは副作用の種類や症状、対処法などについて紹介します。
安心してレボフロックスを使用するためにも、ぜひお役立てください。

 

レボフロックスの副作用は多岐にわたる

めまいレボフロックスの副作用には、比較的軽いものから重篤なものまでさまざまな種類があります。
以下に代表的な症状を紹介します。

軽度の副作用発疹、めまい、不眠、腹痛、悪心、嘔吐、下痢、腹部不快感、食欲不振など
重篤な副作用アナフィラキシー、劇症肝炎、低血糖、アキレス腱炎、過敏性血管炎など

軽度の副作用は比較的よく見られる症状であり、適切な対処をすれば問題ありません。
一方の重篤な副作用は頻度は低いものの、最悪の場合、命に関わる可能性もあります。

 

軽度な副作用:よくある症状

腹痛レボフロックスの軽度な副作用の中でもよくあるのが、下痢や腹痛、食欲不振や悪心(吐き気)です。
その他、浮動性めまいや消化不良、味覚障害などの報告もあります。
軽度な副作用の場合、自然と改善することが多いですが、人によっては長引くことも……。
特に下痢は、長引くと脱水症状を引き起こす場合もあるため注意が必要です。

 

眠気は副作用? 服用後の注意点と対策

「レボフロックスを飲んだらやたら眠くなっちゃうんだけど……」という方もいますが、確かに眠気はレボフロックスの副作用のひとつです。
有効成分レボフロキサシンの添付文書を見てみると、発現頻度1%未満の欄に「傾眠」と記載がありますが、これはまさしく眠気に襲われてウトウトしている状態を指します。
服用後は危険を避けるため、車の運転や高いところでの作業などは控えましょう。

 

吐き気や嘔吐が出た時に気を付けるべきポイントは?

吐き気は、レボフロックスの服用初期に発生しやすい副作用のひとつです。
レボフロキサシンの添付文書には、発現頻度1~5%の欄に「悪心」「嘔吐」の記載があります。
たいていは自然におさまるため、吐き気だけなら安静にしておけばやり過ごせるでしょう。
ただし、「吐き気が出たら嘔吐しやすい」という方は、吐き気止めを飲むなどして対策しましょう。

 

重篤な副作用:放置すると危険なケースとは?

病院レボフロックスの重篤な副作用として、以下の症状が挙げられます。
重篤な副作用は命に関わる可能性もあるため、異常があればすみやかに医療機関を受診しましょう。

  • 痙攣
  • ショック、アナフィラキシー(紅斑、悪寒、呼吸困難等)
  • 低血糖(低血糖性昏睡)
  • 末梢神経障害(しびれ、筋力低下、痛み等)

ちなみに、血尿やむくみといった症状から急性腎障害や間質性腎炎といった重篤な副作用が発覚するケースもあります。
痙攣や痛みのような激しい自覚症状ではないため見過ごされがちですが、注意が必要です。

参考元:レボフロキサシン錠 患者向医薬品ガイド

 

副作用の期間はどれくらい? いつまで続くのか?

相談レボフロックスの副作用の持続期間には、個人差があります。
数日で自然におさまる場合もあれば、症状が強く、いつまでも改善しない場合もあります……。
 
「症状が強すぎてつらい」
「何日も経つのに治らない」
そのような場合は、医師に相談した上で、適切に対処する必要があります。

 

レボフロックスの副作用が出たときの対応策

チェックレボフロックスの副作用があらわれた場合の対処法は、症状に応じてさまざまです。
ここからは、副作用への対処法について紹介していきます。

 

軽症なら自宅で様子を見る? 受診の判断基準

ちょっとした眠気や吐き気などの軽度なものであれば、様子を見るか、吐き気を抑えるための吐き気止めを飲むなどして対処しましょう。
しかし、「症状が長引く」「日常生活に支障が出る」という場合は、医師に相談しましょう。

 

重症の副作用が出たらすぐに病院へ

痙攣やショック症状などの重篤な副作用があらわれた場合、速やかに医療機関を受診してください!
レボフロックスとは系統の違う抗生物質なら問題なく使用できる場合もあるため、医師に相談して副作用に対処しつつ、今後の方針を決めていきましょう。

 

軽度でも副作用が長引く場合の対応は?

生命に関わるようなレベルではなく、軽度であるものの副作用が長引いている……。
そのようなときは、迷わず医療機関を受診しましょう。
確かに、生命の危険はないかもしれませんが、長引く副作用に耐えていると生活の質が下がります。
また、「ちょっとしたむくみが実は重篤な副作用の症状だった」ということもあり得るため、不安があるなら医師に相談するのがおすすめです!

 

まとめ|レボフロックスの副作用を把握して安全に使おう

レボフロックスは効果的な抗菌薬ですが、副作用が発生する可能性もあります。

  • 一般的な副作用は下痢や吐き気、嘔吐
  • アナフィラキシー、低血糖、腎障害など重篤な副作用のリスクもある
  • 「副作用が長く続く」「重篤な症状が出た」という場合はすぐに医療機関を受診!

レボフロックスの主な副作用は下痢や吐き気、嘔吐などの軽度なものが多いですが、重篤な副作用があらわれる可能性もあります。
もちろん重篤な副作用があらわれたときは医療機関への受診が必須ですが、軽度な副作用であったとしても、症状がずっと続くような場合は医師に相談するなど適切に対処しましょう。