ポゼットの服用前に知っておくべき副作用と安全性

ポゼットの服用前に知っておくべき副作用と安全性ポゼットは、安全性が確立された早漏改善薬プリリジーのジェネリック医薬品です。
しかし、やはり医薬品であるからには副作用もあるため、不安な方もいるでしょう。

そこで、こちらのページではポゼットの副作用について解説します。

臨床データから見るポゼットの副作用の発生率

まずは、ポゼットの主な副作用について発生率をまとめました。

症状発現頻度
(プリリジー30mg)
吐き気11%
めまい5.8%
頭痛5.6%
下痢3.5%
傾眠(軽い意識障害)3.1%

吐き気

ポゼット服用後に最も多く報告されている副作用です。
多くは軽度ですが、症状が強い場合は服用の中止医師への相談が必要です。

めまい

服用後にめまいや立ちくらみを感じるケースがあり、頻度は約5.8%とされています。
これは起立性低血圧(※)が原因であることが多く、失神の前兆となることもあります。
服用後は急な姿勢変更を避け、安静にすることが推奨されます。
(※急に立ち上がったとき等に血圧が低下すること)

頭痛

多くは軽度から中等度で、自然に改善することが多いですが、症状が持続する場合は医師の判断が求められます。

下痢

症状が続く場合は脱水に注意し、水分補給を心がけることが重要です。

傾眠

傾眠とは、軽い意識障害(肩を叩かれたら起きる程度)を指します。
服用後、自動車の運転や危険を伴う機械操作は避けましょう。

万が一に備える!ポゼットの重篤な副作用とは?

ポゼットは通常、軽度から中等度の副作用が中心ですが、重篤な副作用が報告されることもあります。

副作用発現頻度症状
失神0.06%めまい、吐き気、動悸が前兆として出現
徐脈・洞停止極めて稀(ホルター心電図で確認)心拍数低下、意識消失の可能性
セロトニン症候群頻度不明(併用薬次第でリスク増)発熱、振戦、筋硬直、錯乱、発汗、過反射など
出血傾向頻度不明(他のSSRI同様のリスク)鼻血、歯茎からの出血、消化管出血など
気分障害・自殺念慮頻度不明(精神疾患既往者で増大)抑うつ、イライラ、自殺念慮、精神状態の悪化など
痙攣頻度不明(臨床報告あり)全身のけいれん発作、意識消失など

ただし、あくまでも「報告がある」という程度の話であり、飲み方に誤りがなければ心配しすぎる必要はありません。

その飲み合わせ、大丈夫?ポゼットの危険な組み合わせ!

ジュースポゼットは、特定の薬剤や飲み物との併用によって副作用リスクが高まることがあります。
安全に使用するためには、併用が禁じられている薬剤注意すべき相互作用を事前に確認し、服用中は厳密に管理することが重要です。

併用を避けるべき薬

次のような医薬品との併用は副作用のリスクを高める可能性があるため、避けてください。

CYP3A4阻害薬ケトコナゾール、リトナビル等
SSRIセルトラリン、エスシタロプラム等
MAO阻害薬セレギリン、ラサギリン等

ちなみに医薬品ではないものの、グレープフルーツや、サプリに含まれるセントジョーンズワートなどは、ダポキセチンの血中濃度を過剰に高める可能性があるため禁忌となっています。

アルコールとの飲み合わせについて

ポゼットを服用する際は、アルコールの摂取は厳禁です。
アルコールは中枢神経系への影響を増幅させ、失神やめまいのリスクを高めます。

知らずに使うと危険!ポゼットの服用がNGな条件

次のような条件に当てはまる方は、ポゼットを服用できません。

20歳未満である
65歳以上である
出血性疾患の既往歴がある
心不全や心筋梗塞、脳梗塞などの既往歴がある
重度の肝障害がある
重度の精神障害がある
緑内障を患っている
立ちくらみや失神を起こしやすい

結局プリリジーは安全?使う前に知るべき3つのこと

ポゼットは早漏症に対して一定の効果を持つ治療薬ですが、使用には注意が必要です。
ここまで紹介してきた副作用に関する情報のまとめはこちら

  • 副作用として吐き気・めまい・失神などがある
  • 飲酒や特定の薬剤との併用は禁止されている
  • 心疾患、精神疾患、緑内障などがある場合は使用できない

ポゼットの副作用リスクはゼロではないですが、あらわれても軽度なものが多いです。
ただし、中には重症化すると失神に至るケースもあるため注意しましょう。
ポゼットの使用そのものが禁忌な方もいるので、事前によく確認して使いましょう。