降圧剤を使用しているとバリフは使えない?高血圧でもバリフは使用できる?
バリフと併用することができない薬はいくつかあります。
今回は、降圧剤とバリフの併用の可否について、そして高血圧でもバリフを使用できるかとともに解説します。
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降圧剤を使用している場合、バリフは使えない?
降圧剤とバリフを併用することは可能ですが、併用にあたって注意が必要です。
バリフには血管を拡張する作用(降圧作用)があるため、降圧剤との併用でその効果が増強されてしまう恐れがあります。
降圧作用が過度になると、めまいや立ちくらみが起こる可能性があるため、併用には細心の注意を払いましょう。
体質によっては危険を伴うため、バリフを服用する前に必ず医師に相談することをおすすめします。
降圧剤ってどんな薬?
そもそも降圧剤とは血圧を下げるために処方される薬で、主に高血圧と診断された方が使用する薬です。
降圧剤にはいくつかの種類があり、一時的に血圧を下げるものや、継続して飲むことで血圧をコントロールするものなどがあります。
降圧剤を使用している可能性がある人
降圧剤による薬物療法の開始の目安は、食事療法や運動療法で血圧が目標値まで下がらない場合です。
たとえば、「診察時の血圧が140/90mmHg以上・家庭での血圧が135/85mmHg」で、将来心臓病や脳卒中のリスクが高いと判断される方は、降圧剤を使用します。
高血圧の治療で服用している薬が降圧剤かわからないという場合は、一度医師に相談してください。
高血圧でもバリフは使用できる?
降圧剤を使用しているだけならバリフを併用することができる可能性がありますが、血圧の状態によっては使用することができません。
高血圧の中でも、血圧が170/100mmHg以上の方は、バリフを服用することができないので注意が必要です。
参考元:医療用医薬品:バルデナフィル
高血圧と併発しやすい糖尿病
高血圧と併発しやすい合併症に「糖尿病」がありますが、糖尿病であってもバリフを服用することは可能です。
実際に、国内で販売される際に行われた臨床試験の結果として、糖尿病患者に対しての安全性や有効性が確認されています。
しかし、糖尿病だから使えると安心してはいけません。
糖尿病と高血圧は併発しやすい疾患であるため、血圧が基準値を上回ってしまっている場合は使用することができません。
まとめ
この記事ではバリフと降圧剤の併用や、高血圧の場合にバリフを服用することができるのかということについて説明しました!
この記事のポイントは以下の通りです!
- 降圧剤とバリフの併用は可能だが、投与には注意が必要
- 高血圧の場合、バリフを使えないことがある
- 合併症として多い糖尿病でもバリフは使えるが、血圧が基準を超えている場合は使えない
降圧剤を使用していても、バリフを併用することはできます。しかし、強い降圧作用が起こり得るケースや血圧が170/100mmHg以上ある方は、安全を考慮してバリフとの併用はできません。
高血圧の方、または降圧剤を使用する方は、バリフとの併用前に医師に相談しましょう。