レボケア錠の効果のしくみを理解して正しく使おう

レボケア錠の効果のしくみを理解して正しく使おうレボケア錠ってどんな効果がある薬なの?」
「性病のクラミジアや淋病にも効くってホント?」

そんな疑問にお答えするために、この記事では「レボケア錠の効果」を徹底解説!レボケア錠はどんな病気に効くのか、どのようにして効果を発揮するのか等、気になる情報をまとめました。

レボケア錠は色々な病気に対して高い効果を発揮する

レボケア錠は、レボフロキサシンという合成抗菌薬を有効成分とする医薬品です。
レボフロキサシンの適応菌種は多種多様であり、そんなレボフロキサシンを配合したレボケア錠は、以下のような細菌感染症に効果を発揮します。

分類代表的な疾患
呼吸器系肺炎、気管支炎、咽頭炎など
泌尿器系尿道炎、膀胱炎、腎盂腎炎など
耳鼻科系副鼻腔炎、中耳炎など
性感染症クラミジア

このように、上はから下は性器・泌尿器まで、幅広い部位の細菌感染症に効果的です。

どうやって効果を発揮するの?レボケア錠のメカニズム

DNAレボケア錠には、細菌の「DNA複製」を阻害することで殺菌的に働くという特徴があります。

そもそも細菌は、人の体内で増殖することでさまざまな症状を発症させますが、繁殖には自分のDNAを複製するという工程が欠かせません。
そんな中、レボケア錠の有効成分には、DNAジャイレースの働きをブロックする作用があります。
細菌はDNAジャイレースを使いこなせず、DNA複製を行うことができないため、増殖できなくなり、数を減らしていき、最終的には全滅してしまう……というわけです。
その結果、細菌によって起きていた症状が改善され、病気が快方に向かう仕組みになっています。

効果があるのはどっち?レボケア錠vsジスケア錠

レボケア錠とジスケア錠抗菌薬にはレボケア錠の他にもさまざまな種類があるため、「細菌にやられたっぽいんだけど、どの薬を選べばいいの?」と悩むこともあるでしょう。
たとえば、性感染症のクラミジアについては、レボケア錠も治療が可能ですが、「実は同じ抗菌薬でもジスケア錠のほうが適している」といわれることも……。

実際のところ、レボフロキサシンを有効成分とするレボケア錠と、アジスロマイシンを有効成分とするジスケア錠は適応菌種や適応症が似通っており、どちらを選べばいいのか迷いがちです……。

そこで、よくある代表的な細菌感染症について、レボケア錠とジスケア錠のどちらがより適しているか、まとめてみました。

感染症効果的な薬理由
肺炎(市中肺炎など)レボケア錠効果は同等だが、レボフロキサシンのほうが副作用リスクがやや低い
非定型肺炎(肺炎マイコプラズマ、肺炎クラミジア)ジスケア錠アジスロマイシンは肺炎マイコプラズマ・肺炎クラミジアの第一選択となる
尿路感染(大腸菌、腸球菌、緑膿菌など)レボケア錠尿中への移行性が高いレボフロキサシンが第一選択のひとつとなる
性器クラミジア感染症ジスケア錠アジスロマイシンは単回1000mg投与で約97%の治療成功率を誇る

ただし、肺炎性器クラミジア感染症の場合、基本的にどちらを服用しても問題ありません。
たとえば病院でも、性器クラミジア感染症についてはアジスロマイシン製剤が第一選択となりますが、アジスロマイシンにアレルギーがある人に対しては、第二選択としてレボフロキサシン製剤が処方されます。

現在では淋病治療にレボケア錠などは使われることはない

かつて淋病はレボフロキサシンやアジスロマイシンの適応症のひとつでしたが、現在では淋病の治療にレボフロキサシン、アジスロマイシンの内服薬が用いられることはほとんどありません。
したがって、レボケア錠も淋病の治療には使えないと考えておいたほうが良いでしょう。

淋病が“適応外”になってしまった理由としては、原因となる淋菌レボフロキサシンやアジスロマイシンに耐性を持ってしまったことが挙げられます。
つまり、レボフロキサシンやアジスロマイシンが効かない細菌に進化してしまったわけです。
現在では、淋病の治療は「セフトリアキソン(セフィム系抗生物質)注射」で行われるのが基本です。

淋病になった場合はレボケア錠を使うのではなく、病院で治療を受けましょう。

レボケア錠でクラミジアを治療した女性ケースを紹介します。

ここからは、実際にレボケア錠を使ってクラミジアを治療した方の体験談をご紹介します。
今回、ご協力いただいたのは主婦の中山明子(仮名)さん。
色のついたおりものと臭いが気になり、セルフチェックでクラミジアと判断したとのことでした。

中山さん談

最初は信じられませんでしたが、夫を問いつめると、風俗店でもらってきたかもしれないと……。
でも、起きちゃったことは起きちゃったことなので、早く治してしまおうと思いました。

というわけで、クラミジア治療のために当サイトで500mgのレボケア錠を注文されました。

中山さん談

レボケア錠が手元に届いてから、1日1錠を7日間続けて使いました。
でも、起きちゃったことは起きちゃったことなので、早く治してしまおうと思いました。
飲み始めてから4日くらいで、気になっていたおりもの系の症状は良くなっている感じがしました。
1日に1回飲むだけなので負担にも感じませんでしたし、副作用も出なかったので満足してます。
7日間服用した後は、再発が怖いので2週間ほどしてから婦人科で検査を受けて陰性だったのを確認しました。
今は、まったく症状もないですし、平穏です。
ちなみに、夫も自分でレボケア錠を買って飲んでいました。
その後、罰として夫のお小遣いは半分に減らしたので、またクラミジアをもらってくることもないでしょう(笑)

まとめ:レボケア錠は効果を正しく知って使おう!

レボケア錠は、数ある抗菌薬の中でも信頼性の高い選択肢のひとつです。

  • レボケア錠は細菌のDNA複製を阻害することで殺菌的に働く
  • 呼吸器感染症から性感染症(クラミジア)まで幅広く効果を発揮する
  • かつて効果があった淋病については、現在は使われないことが多い

基礎的に押さえておくべきポイントを把握し、安心安全に使用していきましょう!