クラリチン・ジェネリックの効果でアレルギー対策を始めよう

クラリチン・ジェネリックの効果でアレルギー対策を始めよう花粉症に伴うアレルギー性鼻炎、ハウスダストによる蕁麻疹、さらにはアレルギー性の皮膚疾患に伴うかゆみなどなど……。
つらいアレルギーの症状に幅広く効く抗アレルギー薬(抗ヒスタミン薬)のクラリチンは多くの人に重宝されており、同じ作用機序を持つクラリチン・ジェネリックも高い人気があります。
こちらのページでは、クラリチン・ジェネリックの効果に焦点をあてて紹介していきます。

 

クラリチン・ジェネリックの効果

クラリチンジェネリッククラリチン・ジェネリックは、「ヒスタミンH1受容体拮抗薬」という部類に属する抗アレルギー薬です。
アレルゲン(花粉やハウスダストなど)が体内に侵入すると、ヒスタミンが放出されて体のいたるところにあるH1受容体と結びつき、過剰な反応(アレルギー反応)を引き起こします。
(例:ヒスタミンが鼻粘膜のH1受容体と結びついて鼻水・くしゃみを起こす)
 
そんなヒスタミンとH1受容体との結合を防ぐことでアレルギー症状をやわらげるのが、クラリチン・ジェネリックの基本的な効果なのです。

 

効果時間と持続性

クラリチン・ジェネリックの効果は、服用後0.5~1時間であらわれます。
アメリカで行われたクラリチンの臨床試験では、8~12時間でピークを迎え、24時間持続するという結果が出ています。
また、1日1回の投与を約1ヶ月続けても耐性(体が薬に慣れて効かなくなること)が認められませんでした。

ポイント

・飲み始めれば比較的すぐ効く
・1日1回の服用で効果を持続させることができる

 

参考元:抗アレルギー薬「クラリチン(ロラタジン)」

 

クラリチン・ジェネリックの効果の強さは?

女医 医者そもそも抗ヒスタミン薬には「第1世代」「第2世代」の2種類があり、第2世代のほうが比較的マイルドな効果を持つ傾向にあります。
クラリチン・ジェネリックは第2世代に属すため、第1世代の抗ヒスタミン薬に比べるとやや弱いといえます。
 
ただし、効果がマイルドであるかわりに副作用を起こしにくいのは大きなメリットで、「飲んでも眠気が起こらないor起きにくい」「抗アレルギー薬でありがちな便秘などの副作用が出にくい」という特徴があります。
また、クラリチン・ジェネリックを含む第2世代は、第1世代に比べると効果時間が長いのも特徴のひとつです。
 

参考元:【薬剤師監修】抗ヒスタミン薬とは?種類や特徴、副作用など徹底解説

 

効かない時の原因と対処法

ポイントクラリチン・ジェネリックが全く効かない時、理由としていくつかのことが考えられます。

  • ヒスタミンがH1受容体以外と結合してアレルギー症状を起こしている
  • アレルゲンが強すぎてクラリチン・ジェネリックでは追いつかない

クラリチン・ジェネリックは「ヒスタミンH1受容体拮抗薬」であり、別名「H1ブロッカー」と呼ばれていますが、そもそもヒスタミンが結合する受容体は「H1」以外にh2、H3、H4といった種類があります。
そんな中、H1以外の受容体がアレルギーの原因になっている場合、クラリチン・ジェネリックは効果を発揮しません。
 
また、たとえば花粉症の場合、花粉の飛散量が多かったりするとクラリチン・ジェネリックのみではカバーできないこともあります。
そのため、クラリチン・ジェネリックが効かない時は次のような対処をとるのがおすすめです。

  • ほかの抗ヒスタミン薬を使用する
  • ほかのアレルギー治療を組み合わせる

参考元:抗ヒスタミン薬が効かないかゆみ

 

アレルギー症状への効果

花粉クラリチン・ジェネリックは、特に次のアレルギー症状に対して効果的です。

  • 花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)による鼻水やくしゃみ、鼻づまり
  • ハウスダストやダニによる通年性アレルギー性鼻炎の慢性的な鼻症状
  • 蕁麻疹や皮膚炎に伴うかゆみ、皮膚の赤み

いずれも生命にかかわるような重大な結果につながることはないものの、症状によって生活に支障をきたし、QOL(Quality of Life=生活の質)を下げる原因となってしまいます。
そんな諸症状を効率的に副作用なしで穏やかにやわらげることができるため、クラリチン・ジェネリックは現在、多くの人に活用されているのです。

 

かゆみに対する効果

湿疹クラリチンといえば「鼻水や鼻づまりに効く」というイメージの方も多いでしょうが、皮膚科の分野でも主にアレルギー症状の「かゆみ」を抑えるために使用されています。
たとえば、アレルギー性の湿疹や蕁麻疹(※)に伴って起きるかゆみに有効です。
(※花粉やハウスダストといったアレルゲンに反応したヒスタミンが皮膚組織のH1受容体に結合すると湿疹・蕁麻疹によるかゆみが引き起こされます。これに対して、クラリチン・ジェネリックの抗ヒスタミン作用が有効に働きます)
また、アトピー性皮膚炎に伴うかゆみの緩和目的でクラリチン・ジェネリックが使用されることもあります。

 

アレルギー症状に対する効果を把握して活用しましょう

ここまで紹介してきたクラリチン・ジェネリックの効果についてのまとめはこちらです。

  • くしゃみや鼻水から肌のかゆみまで幅広いアレルギー症状を改善
  • 効果はマイルド
  • 0.5~1時間で効果があらわれ、効果時間が長く持続する

クラリチン・ジェネリックはアレルギー性鼻炎や皮膚のかゆみなど、アレルギー症状の緩和に有効な抗ヒスタミン薬です。
効果はマイルドで、抗ヒスタミン薬にありがちな副作用の眠気もなく、穏やかに効くという特徴があります。
また、効果が出るまでに要する時間は最短30分程度で、1日1回の服用で長時間持続し、日常生活に支障なく使えるのも特徴のひとつです。