レボフロックスと風邪薬の飲み合わせは大丈夫?インフルエンザの場合は?
クラミジアや腸チフスなどの治療のためにレボフロックスを飲んでいる時に風邪をひいてしまったり、インフルエンザに感染してしまったりした場合、市販の風邪薬やタミフルなどのインフルエンザ治療薬と併用することはできるのでしょうか?
この記事ではレボフロックスと風邪薬やインフルエンザ薬の飲み合わせについて解説します。
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レボフロックスと風邪薬は併用できる?
レボフロックスと風邪薬を併用することはできるのでしょうか?
答えは「YES」です。
ただし全ての風邪薬が併用できるというわけではなく、有効成分によっては併用に注意しなければなりません。
風邪薬の成分によってはレボフロックスと併用できない?
レボフロックスと風邪薬の併用は可能ですが、中には併用を避けるべき風邪薬もあります。
それが、有効成分にロキソプロフェンやイブプロフェンを配合した風邪薬です。
これらの風邪薬とレボフロックスを併用してしまうことで痙攣の副作用が発生してしまう可能性があります。
ロキソプロフェンやイブプロフェンが配合されている風邪薬はとても多く、市販薬としても販売されているので家に常備されている方も多いと思います。
安易に使用すると思わぬ副作用が出てしまうことになるので、家に常備している風邪薬があるのなら確認しておきましょう。
カロナールはレボフロックスと一緒に使える?
レボフロックスと併用ができるのはアセトアミノフェンが配合されている解熱鎮痛剤です。
アセトアミノフェンが配合されている風邪薬として代表的なものは「カロナール」です。
市販薬としては2024年には第一三共ヘルスケアから「カロナールA」という商品が販売されています。
ロキソプロフェンとアセトアミノフェンは何が違う?
ロキソニン(ロキソプロフェン)やイブプロフェンは非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)に分類される医薬品で、炎症を伴う痛みに対して有効とされています。
カロナールなどに代表されるアセトアミノフェンは、非ピリン系解熱鎮痛薬に分類される医薬品で、ロキソニンほどの抗炎症作用がありません。
また、アセトアミノフェンは胃腸にも優しいという特徴があり、小児や高齢者、妊婦の風邪の治療にも用いられています。
タミフルとレボフロックスは併用可能?
通常の風邪の場合はレボフロックスとアセトアミノフェンが併用できますが、インフルエンザの場合はどうでしょうか。
インフルエンザの治療薬としてよく使用されているのが「タミフル」です。
タミフル(オセルタミビルリン酸塩)とレボフロックスは併用できるのでしょうか?
実はタミフルとレボフロックスは併用できます。
タミフルなどのインフルエンザ治療薬は抗ウイルス薬と呼ばれる種類の薬であり、ウイルスに対してのみ作用します。
レボフロックスが作用するのは細菌に対してのみなので、タミフルと作用が被らないため併用することが可能です。
これで安心!レボフロックスと風邪薬・インフルエンザ薬の併用ガイド
レボフロックスと風邪薬やインフルエンザ治療薬の併用に関しての情報を最後にまとめましょう。
- レボフロックスとロキソニンやイブプロフェンは併用できない
- レボフロックスを服用中の場合はアセトアミノフェンが有効
- インフルエンザ治療薬のタミフルなどと併用することができる
レボフロックスの服用中に風邪をひいてしまった場合、有効成分がアセトアミノフェンのものであれば併用できます。
ロキソプロフェンやイブプロフェンなどの風邪薬はレボフロックスとの併用に注意が必要なので避けるようにしましょう。
また、インフルエンザ治療薬のタミフルとレボフロックスの併用に関しては問題ありません。
同じ風邪薬でも有効成分によって併用できるものとできないものがあります。
家に常備している風邪薬の有効成分がなんなのか、今一度確認してみましょう!