尖圭コンジローマってどんな病気?尖圭コンジローマの症状や治療薬ランキングを紹介
尖圭コンジローマってどんな病気?尖圭コンジローマの症状や治療薬ランキングを紹介[/caption]性病にはいろいろな種類がありますが、目に見えて感染がハッキリとわかる種類のものとして代表的なものが「尖圭コンジローマ」です。
尖圭コンジローマは、男女ともに感染する性病のひとつで感染することで非常に特徴的な症状を発症します。
こちらのページでは、そんな尖圭コンジローマについて
- 何が原因となって発症するのか
- どのように感染するのか
- どんな症状があらわれるのか
- 治療方法について
といったことについて紹介していきます。
尖圭コンジローマについて、適切な知識を持った上で感染予防や、感染してしまった場合には対策を行うようにしましょう。
尖圭コンジローマとは
性病のひとつである尖圭コンジローマとは、ヒトパピローマウイルスが原因となって発症します。
このヒトパピローマウイルスには100種類以上の型があり、感染しても両性の疣を形成するだけの型もあれば、皮膚癌や子宮頸癌といった癌の原因となる型も存在します。
そして、性病である尖圭コンジローマの原因となるのは数ある型の中でも、6型や11型のウイルスとなっています。
原因となっているヒトパピローマウイルスの感染経路は性交渉が主となっていますが、性交渉以外でも感染する可能性はあります。
そして、ヒトパピローマウイルスに感染後、尖圭コンジローマが発症すると特徴的な疣の形成といった症状があらわれます。
尖圭コンジローマの感染経路
性病である尖圭コンジローマの基本的な感染経路となるのは当然、性交渉です。
通常性交の際、皮膚や粘膜の小さな傷からヒトパピローマウイルスは感染します。
ヒトパピローマウイルスは外陰部や肛門やその周りなどの湿った部分で繁殖しやすいため、肛門性交(アナルセックス)でも感染します。
また、ヒトパピローマウイルスは喉へも感染するため口腔性交(オーラルセックス)などでも感染します。
基本的にこの尖圭コンジローマは感染している人と性交渉を行ってしまうと8割ほどの確率で感染するとされています。
他の性病などと比べても、この感染率は非常に高くなっているため尖圭コンジローマに感染している人との性交渉というのは避け、性交渉を行う前に適切な治療を行うことが重要になります。
尖圭コンジローマは性行為以外でも感染するの?
尖圭コンジローマは性病のひとつであるため、上記で紹介した性交渉でのみ感染すると考える方は少なくありません。
ですが、実際には性交渉以外にも感染経路があります。
例えば、尖圭コンジローマの疣に触れた手で非感染者の粘膜に触れることでも感染します。
また、口内に尖圭コンジローマの疣がある場合には、キスするだけでも感染する場合があります。
他にも、尖圭コンジローマに母親が感染している場合、産道から赤ちゃんへと感染する母子感染の可能性もあります。
このように、尖圭コンジローマは性交渉以外であってもさまざまな感染経路があるため、性交渉をしないようにしていても感染したり、感染させてしまったりする可能性があるという点には注意が必要です。
参考元:神田西口クリニック
尖圭コンジローマの潜伏期間
尖圭コンジローマの原因であるヒトパピローマウイルスに感染したとしても、即座に症状が発症するというわけではありません。
ウイルスに感染後、数週間から3か月ほどの潜伏期間を経て、症状があらわれてきます。
そのため、尖圭コンジローマを治療した後も潜伏期間である3か月は、再発するかといった部分の経過を観察する必要があります。
基本的に、尖圭コンジローマは疣が形成されるという特徴的な症状があるため、自覚しやすい性病のひとつです。
しかし、子宮頸部や膣に発症した場合に扁平な病変を形成することが多いため、発症していても気づかないというケースもある点には注意が必要です。
参考元:国立感染症研究所
尖圭コンジローマの症状
尖圭コンジローマの原因となるヒトパピローマウイルスに感染した場合、潜伏期間を経て症状を発症します。
ここからはそんな尖圭コンジローマの症状を男性が発症した場合、女性が発症した場合に分けて紹介していきます。
特徴的な症状はあるものの、それ以外にも症状が出る場合があるので、どういった症状があらわれるのかを適切に把握した上で、感染をいち早く察知して治療に当たるようにしましょう。
尖圭コンジローマの症状:男性
男性が尖圭コンジローマに感染した場合にあらわれる症状は
- ごつごつとしたイボ
- かゆみ
- 痛み
- 不快感
といったものがあります。
基本的には、ごつごつとした、鶏のトサカのようなイボがあらわれるというものになりますが、それ以外にかゆみや痛みといった症状があらわれる場合があります。
イボがあらわれる場所は
- 亀頭部
- 冠状溝
- 陰嚢
- 包皮の内側や外側
また、肛門周辺や尿道部分にイボができる場合もあるため、イボができる部位によってはイボと下着がこすれてしまって痛みがあらわれたり、出血したりする場合があります。
こうした痛みや出血があらわれてしまうと、日常生活に大きな支障にはならなくとも不快な毎日が続いてしまうため適切に治療を行うということが重要になります。
尖圭コンジローマの症状:女性
尖圭コンジローマを男性が発症した場合の症状をお伝えしました。
では、尖圭コンジローマを女性が発症した場合には、どのような症状になるのでしょうか。
女性にあらわれる症状としては男性と同様に
- ごつごつとしたイボ
- おりものの増加
といったものになります。
イボがあらわれる場所は
- 大陰唇
- 小陰唇
- 膣前提
- 膣内
- 子宮頚部
といった場所になります。
また、男性と同様に尿道や肛門周辺にできる場合もあります。
あらわれるイボについても、基本的には男性と同様の鶏のトサカのようなイボがあらわれます。
しかし、膣内や子宮頚部といった部位の場合は、扁平のイボとなる場合があります。そのため、そうした部位だけに発症していると感染に気付かないという場合もありえます。
尖圭コンジローマと似た症状
尖圭コンジローマは男性、女性共に特徴的なイボがあらわれる性病ですが、この特徴的なイボに似たイボができる疾患もあります。
それが
- 真珠様小丘疹
- フォアダイス
- 伝染性軟属腫(水いぼ)
などがあります。
それぞれ小さなイボがあらわれるものとなっており、適切な知識がなければ尖圭コンジローマと混同してしまう可能性もあります。
そのため、適切にそれぞれ違うものだと把握しておく必要があります。
基本的に真珠様小丘疹とフォアダイスは、どちらも悪性のイボではなく治療する必要も基本的にはありません。
ですが、自身が安心安全だと分かっていても、パートナーなどに見た目的に尖圭コンジローマと勘違いされたり、何か病気じゃないのかと不安にさせてしまう可能性があるため、治療する人も中にはいます。
尖圭コンジローマの治療方法
男女ともに、特徴的なイボがあらわれる性病の尖圭コンジローマですが、実際にこのイボができてしまった時には、どのような治療方法があるのでしょうか?
ここからは、尖圭コンジローマの治療方法について病院で治療を受ける場合と個人輸入代行で治療薬を購入する場合に分けて、それぞれ治療法を紹介していきたいと思います。
そろぞれの場合によって、治療法にどのような違いがあるのかというのを適切に把握した上で、適切な治療を受けるようにしましょう。
病院で治療を受ける
尖圭コンジローマの治療を病院で受ける場合、婦人科や泌尿器科で治療を受けられます。
そこで、うけられる治療には薬物療法と外科療法があります。
具体的には
- 外用薬や注射を用いた投薬療法
- 液体窒素を用いた凍結
- レーザーや電気メスを用いた焼却
などとなっており、薬物療法の場合は体への負担は小さく治療を進めることが可能です。
治療にかかる期間は、イボの数や大きさなどによって違っており早ければ1~2ヵ月、長いと1年程かかる場合があります。
また、単独の治療法では再発する可能性が2~3割とされているため、治療の経過を見ながら複数の治療法が選択される場合も少なくありません。
これらの治療にかかる費用は外用薬のみの場合は2,000円ほど、手術などを行う場合は、4,000~6,000円となっています。
また、上記の費用以外に、診察費用なども必要になるため注意が必要です。
個人輸入代行で治療薬を購入する
尖圭コンジローマは病院で治療を受けるという方法以外に、個人輸入代行を利用して治療薬を購入し治療するといったことも可能です。
ただし、注意すべきポイントもあります。個人輸入代行を利用して治療する場合、基本的には治療薬を用いた方法のみとなります。
そのため、病院で受けることができた外科治療を受けるといったことはできないので、手術が必要な状態になっている場合にはこちらの治療法は適していません。
受けられる治療が投薬療法のみですが、こちらの治療法はスマートフォンを用いて治療薬の輸入代行を依頼することができるため、病院での診察を受けずに治療を開始して完了させるといったことが可能です。
性病感染は誰にもバレたくない悩みだったりもするので、そうした場合にはとても役立つ治療法といえます。
また、10,800円で購入できるというのもメリットのひとつになっています。
人気の尖圭コンジローマの治療薬
尖圭コンジローマの治療法は、治療薬を用いた投薬療法と外科治療の二通りあるとご紹介しました。
外科治療は病院で治療を受ける必要があるため、選択の余地などはありませんが、尖圭コンジローマの治療薬を用いた治療については個人輸入代行を利用すれば、自分で薬を選択して治療することが可能です。
そこで、ここからは尖圭コンジローマの治療に用いられるふたつの治療薬について紹介します。
イミキモドクリーム
尖圭コンジローマの治療に使われる治療薬のひとつめは「イミキモドクリーム」です。
こちらは、有効成分として「イミキモド」を配合しています。イミキモドはインターフェロンの産生を促します。
インターフェロンはウイルスの増殖を抑制する酵素を作る作用があるため、インターフェロンが増えることで結果的にヒトパピローマウイルスの増殖が抑えられ、尖圭コンジローマを改善へと導きます。
こちらはインドのムンバイに本社があるGlenmark Pharmaceuticalsが製造・販売しており、価格は1箱あたり2,660円(1袋あたり886円)となっています。
アルダラクリーム
次に紹介する尖圭コンジローマの治療薬は「アルダラクリーム」です。
こちらもイミキモドクリームと同じ有効成分である「イミキモド」を配合しています。そのため、尖圭コンジローマへの治療アプローチについては、同じになります。
インターフェロンの産生を増やすことで、ウイルスの増殖を抑えて尖圭コンジローマを改善へと導きます。
イミキモドクリームとの違いは薬の内容量となっており、こちらは1箱あたり12袋となっています。
価格は1箱あたり11,800円(1袋当たり983円)となっていますが、まとめ買いをした場合には1袋あたり810円となるためイミキモドクリームよりも安価でご購入していただけます。
まとめ
こちらのページでは、尖圭コンジローマについて
- どういった性病でどこから感染するのか
- あらわれる症状にはどんなものがあるのか
- 治療法について
といったことについて紹介してきました。
尖圭コンジローマは感染して発症すると、非常に特徴的なイボがあらわらえるようになるため、一目で性病だと発覚してしまいます。
そのため、自覚症状があらわれたような場合には、速やかに治療を行うようにしましょう。
当然、パートナーがいる場合には、パートナーへ感染させてしまっている場合もあれば、パートナーから感染している場合も考えられるので、一緒になって治療を受けるということが必要になります。
また、尖圭コンジローマに似たイボがあらわれる疾患もあるため、コンジローマであるかどうかの確認のためにも速やかに検査を受けるということが何よりも重要です。
治療しても再発するリスクもあるため、適切な知識を身に着けて予防や治療を行うようにしましょう。