ヘルペスの原因はなに?実は家庭内での感染が多い性感染症!?
性行為を介して感染する性感染症にはさまざまな種類があります。
感染すると治療法がないものから、治療薬で簡単に治療できるもの。一度感染すると完治が難しく再発リスクが高いものなんていうのもあります。
こちらのページではそうした性感染症の中から、一度感染すると完治が難しく再発リスクが比較的高いヘルペスについて紹介していきます。
どういった原因で感染するのか、どんな症状があらわれるのか、感染した後の治療法などについて詳しく紹介するので是非お役立てください。
ヘルペスの感染原因はなに?
一度感染すると再発するリスクが高い性器ヘルペスは、一体何が原因で感染するのでしょうか?
まずは、このヘルペスの原因から紹介していきます。
何が原因なのか、そしてどういった経路で感染するのかを適切に把握して対策するようにしましょう。
ヘルペスの感染原因は「単純ヘルペスウイルス」
口唇ヘルペスや性器ヘルペスの原因となっているのは「単純ヘルペスウイルス(HSV)」です。
この単純ヘルペスウイルスは1型と2型があり、1型は口唇ヘルペスの主な原因で、性器ヘルペスの原因は主に2型のウイルスとなります。
ですが、1型のウイルスが口腔内から性器へオーラルセックスで感染するという場合もあります。
そのため、ヘルペスウイルスに感染している方との性交渉を行う場合には、さまざまな事に注意する必要があります。
また、ヘルペスの感染経路は性行為だけでなく性器の表面や皮膚、ウイルスを含んだ体液が付着したタオルなどから感染する場合もあります。
実は家庭内での感染が多い
単純ヘルペスウイルスの感染経路は口から口、口から性器、性器から性器などの性交渉が主な経路となっています。
しかし、前述の通りヘルペスに感染している人が使用した食器やタオル、ウイルスを含んだ体液が付着したタオルなどを介して感染する場合があります。
そのため、性交渉を介さずに家庭内でヘルペスの感染が広がるというケースも珍しくありません。
特に、感染している方の半数が子供の頃からヘルペスウイルスに感染してしまっているとされているため、自身の両親や兄弟などにヘルペスに感染している方がいる場合は、事前に自分も感染していないかをチェックしておくといったことは感染を広げないためにも重要なポイントといえます。
参考元:口唇ヘルペス
ヘルペスになるとどんな症状があらわれる?
ヘルペスの原因や感染経路についてお伝えしてきましたが、単純ヘルペスウイルスに感染した場合には一体どのような症状があらわれるのでしょうか?
ここからは、ヘルペスに感染した場合にあらわれる症状について詳しく紹介していきたいと思います。
どのような症状があらわれるかを把握しておくことで、実際に症状があらわれた場合に速やかに対策をとることができるため、是非覚えておくようにしましょう。
口唇ヘルペス
単純ヘルペスウイルス1型に感染した場合に発症するのが口唇ヘルペスです。
この口唇ヘルペスの主な症状は唇やその周辺に小さな水膨れや赤み、痛みなどです。
上記のような症状があらわれる前の前兆症状として、口に回りや唇がピリピリしたりムズムズしたり、痛みがあらわれたり熱を持つように火照ったりします。
こうした症状には個人差があり、人によっては頭痛や発熱といった症状が出る場合もあります。
また、再発の場合は症状が軽くなるともいわれています。
参考元:口唇ヘルペスと症状
性器ヘルペス
2型の単純ヘルペスウイルスが感染して発症する性器ヘルペスの症状も基本的な部分は口唇ヘルペスと同じです。
性器や肛門周辺などに痒みや不快感があらわれ、赤く腫れます。
その後、水膨れとなってそれが潰れて潰瘍となって痛みが出たり、頭痛や38度を超える発熱があらわれたりするケースもあります。
また、排尿時に痛みを伴うことも珍しくありません。
この性器ヘルペスは、男性と比べて女性の方が、強い症状があらわれる傾向があるため、排尿が難しくなったりすることもあります。
参考元:性器ヘルペス
ヘルペスは治療しても一生治ることはない
ヘルペスの原因となる単純ヘルペスウイルスに感染した場合、完治させることはできません。
これは、現代医学ではヘルペスの症状があらわれた時に対症療法で改善することはできても、症状の原因となるウイルスを完全に排除するということができないためです。
そのため、ヘルペスに感染してしまった場合には、症状があらわれないように日頃から対策したり、症状を抑えた後は再発しないように備えるといったことが必要になります。
当然、こうした対策などは生涯にわたって継続していく必要がありますし、感染をさらに広げないように気を付けたりといったことも必要にもなります。
そのため、ヘルペスに感染しないように日頃から対策を行うことが何よりも大切です。
参考元:ヘルペスについて
ヘルペスの治療方法
単純ヘルペスウイルスに感染してしまい、症状があらわれた時は適切な治療を行う必要があります。
ここからは、そんなヘルペスの症状があらわれた時の治療方法について紹介していきたいと思います。
現在、ヘルペスを治療する時の方法は塗り薬を使った治療法と錠剤を使った治療法のふたつが基本となっています。
それぞれの治療ごとの特徴を把握して、より適切な治療を行うようにしましょう。
外用薬を使用した治療方法
症状があらわれているヘルペスの治療方法として外用薬を使った方法がありますが、基本的に外用薬だけを使用することはありません。
内服薬を使用した上で、二次感染対策や患部の保護のために併用されます。
ですが、ヘルペスの再発時の治療や再発予防に外用薬のみを使用することがあります。
市販されているヘルペスの外用薬は全て再発治療薬となっているため、ヘルペスの再発時の治療や再発予防に使われます。
そのため、初めて症状があらわれたというような場合は、市販薬を使用して治療するのではなく、病院を受診して内服薬を処方してもらったり、通販サイトで内服薬を購入したりして治療する必要があります。
内服薬を使用した治療方法
ヘルペスが発症した場合の、もっとも基本となる治療法が内服薬を用いた治療になります。
用いる内服薬は抗ウイルス薬と呼ばれる種類のもので、服用することで体内のヘルペスウイルスの増殖を抑えてヘルペスの症状を改善へと導きます。
ヘルペス治療に用いられる内服薬は市販されておらず、処方箋が必要になるため病院で処方してもらったり、通販サイトで購入する必要があります。
特に、初めて症状があらわれたといったような場合の一番の治療法になりますし、内服薬を用いることで早期の治療も可能となるためヘルペスに感染してしまったというような場合には、まずはこちらの治療法を選択するようにしましょう。
ゾビラックス
ゾビラックスは有効成分としてアシクロビルを配合した抗ウイルス薬のひとつです。
こちらはGlaxoSmithKlineが製造・販売しており、日本でも同一の名称で承認・処方されています。
有効成分であるアシクロビルはヘルペスウイルスの複製を阻害することで、ウイルスの量を減らしてヘルペスの症状を改善へと導きます。
こちらは海外版のゾビラックスであるため、日本では未承認の800mgのものも取り扱いがあります。
気になる価格は200mgのものだと1箱15錠入りで3,260円(1錠あたり130円)と安価になっています。
バルシビル
バルシビルはインドの有名ジェネリックメーカーであるCiplaが製造・販売する抗ウイルス薬で、有効成分にバラシクロビルを配合しています。
同じバラシクロビルを配合した治療薬が日本でもバルトレックスとして承認・処方されているため、同様の効果に期待できます。
こちらは、1箱15錠入りが4,760円(1錠あたり317円)となっています。またこちらはまとめ買いに対応しており、まとめて購入することで1錠あたり262円で購入するといったことも可能です。
まとめ
こちらのページではヘルペスについてさまざまな情報を紹介してきました。
ヘルペスを把握する上で知っておくべきポイントはこちら
- ヘルペスの原因はヘルペスウイルス
- 性交渉だけでなく、タオルなどを介して感染することもある
- 症状は水膨れやそれが潰れてできる潰瘍と痛み
- ヘルペスウイルスに感染すると完治はしない
- 治療法は内服薬や外用薬を用いた投薬療法が基本
ヘルペスウイルスに感染してしまうと、現代医学では完全に体内から排除するということはできません。
そのため、ヘルペスを治療したとしても症状を抑え込んでいるだけで、ウイルス自体は体内に残り続けてしまいます。
その結果、何かの拍子でヘルペスが再発するということは珍しくないため、ヘルペスは再発率が高い病気のひとつとなっているわけです。
そのため、ヘルペスに関する適切な知識を持って感染しないように対策を行ったり、感染してしまった場合は適切な治療と感染を広げないような対策を行うことが大切です。

ヘルペスに感染してしまう原因を理解して適切な予防に努めましょう!ヘルペスは性行為以外からも感染してしまう可能性があるため、感染してしまったときのことを想定してヘルペスの治療薬を通販で購入しておきましょう!