淋病は喉にも感染する病気!咽頭淋病は無症状で気づきにくい!?
性感染症にはさまざまな種類がありますが、その中でもメジャーなもののひとつに「淋病」があります。
この淋病に感染してしまうと男性の場合なら強い排尿痛を感じたり、クリーム色の膿が尿道から排出されたりと、ハッキリと感染が分かりやすいという特徴があります。
また、女性の場合は膿のようなおりものになったり、違和感があったりしますが、自覚症状が出ない場合もあります。
そんな淋病は喉にも感染することがあります。ここでは、淋病が喉に感染した咽頭淋病について詳しく紹介していきます!
目次
淋病は喉にも感染する!?
淋病は尿道炎などを引き起こす性病だと考える人は少なくありません。
ですが、この淋病は喉にも感染することがあります!
喉への感染はオーラルセックスやディープキスなどの経路で感染する可能性があるだけでなく、感染率についても予防しなかった場合は非常に高くなっています。
咽頭淋病(咽頭淋菌感染症)の感染経路
淋菌が喉へ感染することで発症する咽頭淋病は、一体どのような感染経路で感染するのでしょうか?
咽頭淋病の感染経路を把握して、経路を遮断することで感染を予防することにも繋がるので、適切に把握しておくことは自身の身を守ることにも繋がるので是非、覚えておきましょう!
淋菌の感染率
淋病は粘膜同士の接触で感染する性感染症です。
そして、その原因となる淋菌の感染率は非常に高くなっています。
一度の感染機会だけであっても、50%ほどの確率で感染してしまうのです。
この50%という数字自体はそこまで高くないようにも思えますが、ほかの性感染症と比べると倍以上の確率になっていたりします。
そのため、コンドームの使用などの対策をしなかった場合の感染リスクは非常に高いといえます。
参考元:性感染症とは
キス・ディープキス
咽頭淋病の感染経路のひとつとなっているのが、キスやディープキスです。
既に喉に淋菌が感染している人と粘膜接触の時間が長くなる、ディープキスで淋菌に感染することがあります。
そのため軽めのキスであれば感染のリスクは下がります。
ただし、軽めのキスであっても膣分泌液や精液が唇や口内に付着している場合は感染リスクが高くなってしまう点には注意が必要です。
オーラルセックス
淋病の感染経路のふたつ目がオーラルセックスです。
オーラルセックスで淋病に感染している人の性器から、感染していない人の喉へ淋菌が感染することで咽頭淋病を発症します。
逆に、咽頭淋病に感染している人の喉から、感染していない人の性器へと淋菌が感染することで淋病を発症する場合もあります。
このように、性器から喉、喉から性器へ淋菌は感染することがあるので、オーラルセックスであれば、淋病に感染しないということはありません。
母子感染する可能性はある!?
また、淋病は母から子へと感染することがあります!
妊娠されている方が淋病に感染して治療をしなかった場合、出産時に産道を介して赤ちゃんへと淋菌が感染してしまいます。
そのため、喉に淋菌が感染した咽頭淋病の場合は母子感染するケースは基本的にないと考えられます。
ただし、通常の淋病の場合、淋菌が赤ちゃんに感染してしまいますし、これによって淋菌性結膜炎などを引き起こし、最悪の場合は失明してしまうこともあるので注意が必要です。
咽頭淋病の感染を完全に予防する方法はない?
オーラルセックスのひとつであるフェラチオを行うような場合であれば、コンドームを着用することで感染を防げるといったように感染経路を把握することである程度は対策することが可能です。
ただし、クンニリングスの場合はコンドームにあたるようなものがないため、咽頭淋病の感染を防ぐことは難しくなります。
同様に、キスやディープキスで淋菌が感染するのを予防するのも容易ではないといえます。
これらのことから、性行為を行う上で淋菌はある程度の予防は可能であるものの、完全に予防することはできないといっても過言ではありません。
咽頭淋病(咽頭淋菌感染症)の症状
最初にもお伝えしたように、性器に淋病に感染した場合は強い排尿痛や尿道から膿の排出など、非常にわかりやすい症状があらわれたりします。
では、咽頭淋病に感染した場合には、どのような症状があらわれるのでしょうか?
ここからは、咽頭淋病の症状や感染からどのぐらいの期間で症状があらわれるのかといったことについて紹介します。
感染してから症状があらわれるまでの期間
咽頭淋病に感染しても、感染直後から症状があらわれるといったようなことはありません。
咽頭淋病の潜伏期間は2~7日となっているため、この潜伏期間を経てさまざまな症状があらわれると考えて問題ありません。
参考元:咽頭淋病(淋菌)
男女ともにあらわれる症状
咽頭淋病であらわれる症状の一例は下記の通り。
- のどの痛み、腫れ
- 咳
- 発熱
症状の一例からもわかるように風邪と同様の症状があらわれます。
そのため、風邪と勘違いしいて咽頭淋病に気づかないというケースも珍しくありません。
ですが、咽頭淋病と気づかずに症状が進行してしまうと咽頭炎、扁桃腺炎を発症してしまい治療により長い時間がかかるようになってしまいます。
無症状であることも
咽頭淋病は上記で説明したように症状が出たとしても、風邪と勘違いしてしまうケースが少なくありません。
そのうえ、咽頭淋病は発症しても症状が全くでない無症状であることも珍しくありません。
これらのことから感染に全く気づけずに、治療が遅れてしまったり、自身が感染を広げたりしてしまうことがあるのです。
参考元:咽頭淋病
咽頭淋病かも?と思ったらまず検査!
淋病の人と性交渉してしまったり、性交渉から数日して喉に違和感があったりする場合、咽頭淋病に感染している可能性が考えられます。
そうした時は、迷わず速やかに検査を受けるようにしましょう。
現在では泌尿器科や婦人科で簡単に淋病の検査を受けることができるようになっており、咽頭淋病の感染の確認も容易です。
淋病は治療できる!?通販サイトでも購入できる治療薬
咽頭淋病や淋病に感染した場合は、治療薬を用いて治療します。
ここからは、通販で購入できる淋病の治療薬をいくつか紹介していきたいと思います。
治療薬を把握しておけば、淋病に感染したとしてもスムーズに治療を開始することができるため、辛い症状に悩む期間を短縮することができるので是非お役立てください。
アジー
アジーは淋病やさまざまな細菌感染症の治療薬として知名度が高いジスロマックのジェネリック医薬品です。
インドのジェネリックメーカーでるCiplaが製造・販売しており、有効成分にはアジスロマイシンを配合しています。
価格は10錠で2,160円(1錠あたり216円)となっています。
アジーは250mg、500mg、1000mgの3種類が販売しており、高容量のものを分割して服用することで更にお得に購入ができるといった特徴があります。
アジスロマイシン錠
アジスロマイシン錠はアジーと同じインドのジェネリックメーカーのCiplaが製造・販売するジスロマックのジェネリック医薬品です。
有効成分であるアジスロマイシンは細菌のリボソームと呼ばれる期間に作用することで、タンパク質合成を阻害して増殖したりするのを防ぐことによって、死滅させます。
アジーと同じ成分を配合しているため、さまざまな細菌感染症に対して効果を発揮します。価格は6錠で2,260円(1錠あたり377円)となっています。
アジードライシロップ
最後に紹介するのはアジードライシロップです。
こちらはアジーと同じアジスロマイシンを有効成分として配合した細菌感染症のジェネリック医薬品になります。
上記の2商品とは違って、錠剤ではなくシロップタイプの内服薬となっているため錠剤が苦手な方であっても無理なく服用できるという特徴があります。
価格は2本で1,060円(1本あたりい530円)となっており、錠剤タイプのものと比べると割高になっています。
まとめ
こちらのページでは性感染症のひとつであり、喉へと感染する淋病について紹介してきました。
咽頭淋病について知っておくべきポイントはこちら!
- 淋病はキスやオーラルセックスで感染する
- 感染を完全に防ぐのは難しい
- 咽頭淋病は無症状のケースも少なくない
- 治療薬を使えば1週間ほどで完治する
淋病に感染したかもしれないと病院で診察を受けるのが恥ずかしいという方も少なくありません。
ですが、そのまま放置しても感染を広げてしまうだけでなく、感染によって関係に亀裂が入る原因となってしまうこともあります。
そのため、咽頭淋病に感染したかもしれないという場合には、適切に検査を受けて治療にあたるようにしましょう!